大手キャリアのスマホから格安SIMに乗り換えを検討しているのだけれど5Gって格安SIMでも使えるの?
大手キャリアでしか5Gが使えないと思っている人も多くおり、今格安SIMに移行するべきではないと思っている人も相当おられます。
実際には大手キャリアの解約金が発生しない段階で大手キャリアを解約し、格安SIMに移行する方が断然お得になります。
格安SIMは大手キャリアのスマホに比べて月額料金が3分の1になるところも多く、格安SIMで5Gが使えるのであれば早々に乗り換えを検討したいところです。
今回は5Gで格安SIMが使えるのか、乗り換えるとしたらどの格安SIMがいいのか等を解説していきます。
- 今後格安SIMが5Gに対応する可能性は十分にある!
- すでに5G提供を公開している格安SIMもある!
- 5Gのエリアは徐々に広がっていく!
- 大手キャリアから格安SIMに乗り換えるなら早い方がいい!
- イオンモバイルが一番コスパが良くおすすめ!
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格安SIMで5Gは2020年の段階で使えるのか?
2020年の段階では、格安SIMの5Gはまだ一般的に普及しないでしょう。あくまで予想ですが、格安SIMでの5Gが全国的に普及するのはおそらく2023年あたりからです。
格安スマホ(MVNO)は大手通信キャリアの回線を借りてサービスを提供しているので、まずは大手キャリアで5Gが浸透してから展開していくことになるでしょう。
大手キャリアの5Gの浸透速度にもよりますが、大手キャリアは2022年中には全国的に5Gの設備を設置することを目標としているようなので、近いうちに格安SIMでも5Gが使えるようになることが期待できます。
格安SIMは大手キャリアの通信設備を使って運用されている
格安SIMでも5Gが実装される可能性は大いにあります。なぜなら、格安SIMは大手キャリアの回線の一部を利用してサービスを提供しているからです。
言ってみれば同じ回線を使っているので、同じことができるようになるのは時間の問題だと思われます。
大手キャリアは2020年の3月25日ドコモ・26日にau・27日にソフトバンクが、立て続けに5Gの運用を発表しました。現状は使えるエリアが限られていますが、各社の通信設備の設置が進めばおのずとエリアも広がっていきます。
そして、発表と同時に5G対応のスマホも発売されたので、5Gへの世間の期待感がより一層高まりました。
大手キャリアの5Gへの移行がスムーズに進むほど格安SIMへの情報提供も早くなります。浸透する速さによりますが、格安SIMでも5Gが使える日はそう遠くはないでしょう。
楽天モバイルはすでに5Gに対応している
格安SIMのなかで楽天モバイルは、5Gに向けて一歩先に躍り出ています。楽天モバイルは2019年に自社回線でのサービス提供に着手し、2020年4月8日から格安SIMではなく「通信キャリア」として正式にスタート。
それにより、今までとは違い楽天モバイルの回線しか対応できなくなるデメリットもあります。自社回線のデメリットは覚えておいたほうがいいでしょう。
楽天モバイルはすでにNECと5Gの設備設置に動いていて、5G対応のスマホがあれば一部の地域ですが5Gが使える状況まできています。
正式には6月に5G対応の発表も予定。
楽天モバイルは大手通信キャリアに参戦して、auや他社も楽天モバイルとの価格競争を意識しているので、通信・スマホ業界でも注目の存在になっています。
楽天モバイルの今後の動きによって、大手キャリアも料金プラン変動などの対策を打っていくかもしれません。
他の格安SIMで5Gのプランが実装されるのはいつから?
格安SIMの現状は5Gに着手できていない状態です。これを受け、総務省が令和元年12月18日にドコモ・au・ソフトバンクへ、MVNO(格安SIMの会社)へ5Gの情報を早めに提供するよう促しています。
大手キャリアもこれから5Gを浸透させていくところなので、早期に提供するのは実際むずかしいところだと思われます。
しかし、政府からの要求もあるのでなるべく早く格安SIMに情報を提供せざるを得ないでしょう。
現段階で、2022年までには大手キャリアも5Gの設備を普及していきたいという意思があるので、格安SIMの5Gプランが出てくるのはそのあたりからではないかと予想されてます。
5Gの設備が設置されるスピードによりますが、大手キャリアがすでにプランを発表していることにより、5G対応に着手し始めれば格安SIM各社の動きは早いでしょう。
【格安SIMに乗り換えたい】5Gが実装されることを高額な大手キャリアを契約して待つ必要はない
5Gの話題が広まってきていますが、現状で格安SIMに乗り換えたいけれど、もう少し我慢すべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今乗り換えてしまうと契約年数のしばりもあるし、乗り換えようと思ったときに高額な違約金を払わなければならないのではないかと、不安になる気持ちもわかります。
結論としては、今格安SIMに乗り換えても問題ないです。むしろ今乗り換えたほうがいいでしょう。
理由は料金が圧倒的に安くなるだけではなく、他にもありますので詳しく解説していきます。
都心以外にお住まいの場合は焦る必要はない
5Gが広がっていくとして、人が密集している都心部から展開されていく可能性が高いです。
大手キャリアの5Gがある程度広まっていくのも、2022年あたりと予想されているので、2年しばりであれば今(2020年時点)乗り換えておくほうがタイミングが良いと思います。
現状、格安スマホは通信速度も大手キャリアとそん色ありませんし、月額料金に関しては圧倒的に安いです。5Gを意識してまだ乗り換えないというのは、もったいないタイミングです。
とくに都心部以外にお住いの方は、焦らず5Gが浸透するのを待つ時間がありますので、この機会に格安スマホに乗り換えておきましょう。
全国的に5Gが使えるのは3年後から
先に挙げましたが、5Gが本格的に全国展開されるのは2023年あたりからだと予想されています。
それまでは現在の4G LTEと共有されていくというのが有力なので、急に「全国で5Gに切り替わったので4G LTEはもう使えません」ということはないです。
少なくとも2020年3月時点で、格安SIMは5Gに関して着手できていないようなので、妥当な予想だと思われます。
auが2022年の3月末までに全国に5G設備を展開させたいという目標を発表しているので、格安SIM各社はそのあたりから動きを見せられるのではないでしょうか。
いずれ格安SIMも5Gに対応する
格安SIMはまだ先と解説してきましたが、とはいえいずれ格安SIMも5Gに対応はします。
ただ、5Gの対応は回線の問題だけではなく、スマホなどの通信機器や電波を発信する側も5Gの速度に対応することが必要です。
そう考えると、5Gに移行するメリットが浸透するのも時間がかかりそうだと思いませんか?実際、5Gに対応するには使う側も理解して移行していく必要があります。
現段階で高額な通信費の大手キャリアを契約したまま、5Gへの移行を待つことはありません。むしろ5Gに対応したスマホプランなどが、今よりも安くなるという発表は今のところないので、今のうちから格安SIMで通信費を節約しておくほうが賢明でしょう。
それに、5Gへの移行はスマホを新しく購入するのが必須になりますので、格安SIMに乗り換えてスマホの購入代を浮かせるというのもおすすめです。
格安SIMを5Gで使おうと考えている際の注意点
現段階で、格安SIMを5Gで使おうと考えている人もいるのではないでしょうか。
まだ格安SIMの5Gに対する動きは明確ではないため、想定以上の期待をしすぎないよう注意が必要です。
5Gに移行するとしたら、スマホや料金プランも大きく変わる可能性があります。とくに、スマホは5G対応の端末を購入する必要もあります。
ということで、格安SIMを5Gで使おうとする際に注意すべきポイントをピックアップしました。
5G対応の端末に変更する必要がある
5Gを利用するには5G対応の端末が必要です。格安SIMにも5G対応端末が発売されたのち、端末を購入しなければ5Gは使えません。
ここで、5G対応の端末のメーカーや価格などの目安が気になるのではないでしょうか。
では、2020年3月25,26,27日に、大手キャリアから発売が発表された5G対応の機種をご紹介しておきます。
メーカー | 価格 | スペック |
ドコモ Galaxy S20 5G SC-51A | 10万2,960円 | 約6.2インチ・約163g |
ドコモ AQUOS R5G SH-51A | 11万1,672円 | 約6.5インチ・約189g |
ドコモ LG V60 ThinQ 5G L-51A | 11万8,008円 | 約6.8インチ・約218g |
ドコモ Xperia 1 II SO-51A | 12万3,552円 | 約6.5インチ・約181g |
ドコモ Galaxy S20+ 5G SC-52A | 11万4,840円 | 約6.7インチ・重量未定 |
ドコモ Galaxy S20+5G Olympic Games Edition SC-52A | 未定 | 約6.7インチ・重量未定 |
ドコモ arrows 5G F-51A | 未定 | 約6.7インチ・重量未定 |
au Galaxy S20 5G SCG01 | 11万7,480円 | 約6.2インチ・約163g |
au AQUOS R5G SHG01 | 12万9,145円 | 約6.5インチ・約189g |
au Xpera 1 II SOG01 | 13万3,600円 | 約6.5インチ・約181g |
au Galaxy S20+ 5G SCG02 | 13万3,280円 | 約6.7インチ・約186g |
au OPPO Find X2 Pro OPG01 | 未定 | 約6.7インチ・約200g,約217g |
au ZTE a1 ZTG01 | 未定 | 約6.5インチ・約185g |
au Xiaomi Mi 10 Lite 5G XIG01 | 未定 | 未定 |
ソフトバンク AQUOS R5G | 12万9,600円 | 約6.5インチ・約189g |
ソフトバンク ZTE Axon 10 Pro 5G | 8万9,280円 | 約6.4インチ・約176g |
ソフトバンク LG V60 ThinQ 5G | 未定 | 約6.8インチ・約218g |
ソフトバンク OPPO Reno3 5G | 未定 | 約6.55インチ・約171g |
※価格またはスペックに「未定」がある機種は未発売
参考:ドコモ公式サイト
参考:au公式サイト
参考:ソフトバンク公式サイト
おそらく大手キャリアで発売されているスマホから、格安SIMのスマホも発売される可能性が高いです。
5G対応端末は高画質で快適な動画視聴のメリットを活かすためか、液晶サイズは小さくても6.2インチ以上が主流になると思われます。
現状発売されている端末の価格は、安いという印象は持ちにくいです。しかし、シャオミなどの中国メーカーが安価で5G対応のスマホを製造しているという情報もあるので、低価格な5G端末が発売される期待はできます。
当然注目される「iPhoneの5G対応」ですが、現行のiPhone11の3モデルを含め5Gは対応していません。そして、アップル側はコロナなどの影響もありiPhoneの5G対応を若干遅らせる見込みとのこと。
アップルとしては初の5G対応を失敗することはできないので、少し慎重になっているのかもしれません。ただ、アップルは「若干の遅れはいつも通り」というスタンスが伺えるので、タイミングを見てiPhone12(仮)なる商品を発表して驚かせてくれるのではないでしょうか。
そこまで格安にならない可能性がある
5G対応で不安視されるのは「格安料金で提供できない可能性」もあることです。
先に挙げた、5G対応端末の購入や大手キャリアの5Gプランなどを見ると、5Gを利用するのにどうしてもプラスで費用がかかるのが現状。
- au 5Gの”データMAX 5G”プランでは月額8,650円
- ドコモ 5Gのギガホは月額7,650円(税抜)で100GBまで
- 契約中の対象料金プランの月額に加え「5G基本料」(月額税別1000円)に加入で5Gが利用可能
大手キャリアは、そこまでの大幅な値上げプランはだしていないので、格安SIMも極端に料金が上がるという可能性は低いと思われます。
順当にいけば、格安SIMも5G対応の端末を購入して5GのSIMフリープランでの契約か、5G端末込みの料金プランにはなるでしょう。
そこでどこまで格安SIMが料金を落とせるかは現段階では不明なので、5Gが格安で使えるという保証はありません。
少なくとも、格安の5G対応端末を格安SIM各社が発売できないと、端末料金で差が出てしまいます。
一方、中国メーカーの端末は5G化が進んでいて、格安の5Gスマホが新品がすでに中古で売られています。
中国のメーカーから仕入れられれば、5G端末が誰でも購入できるようになる日も近いです。
おそらく今後は「端末だけ別で安く購入してSIMフリーの契約」が主流になっていくのではないでしょうか。
どの格安SIMから5G対応になるかわからない
2020年3月の時点では、格安SIM各社が5Gへの以降に関して着手できていないので、どの格安SIMが先立って5Gに対応していくかはわかりません。
一方、格安SIMを提供している楽天モバイルは、2020年4月8日から自社回線でサービスを提供する通信キャリアになり、6月からの5G対応を予定しています。
さて、楽天モバイルに続く格安SIMはどの企業になるのかというところです。
おそらく、5Gに着手できるようになるのは各社とも同時期なので、各社はどこも同じような時期に対応していくのではないかと思われます。
どうしても他社の動きを見ながら提供していくようになり、プランの価格帯などもあまり差をつけるようなことはしないでしょう。
とはいえ、5Gへの動きは大手キャリアからの情報が提供されしだい、各社が一斉に動き出すことは間違いないです。
格安SIM各社の今後の発表を、首を長くして待ちましょう。
5Gでもそこまで値段が上がらないと予想されるおすすめの格安SIM
5Gでは大手キャリアや格安SIMに限らず、通信費が値上がりすることが予想されます。
その中でも、値上がりがしにくいと予想される格安SIMをまとめました。
都会の方で使うか地方で使うかによっても変わってくるので、自分が使う場所に応じて選んでみてください。
イオンモバイル:今の段階でも一番コスパが良い
格安SIM業界では1GB当たりのデータ容量が一番安いこのイオンモバイル。
通信速度も他の格安SIMと比べても速いため、コスパ最強の格安SIMとも言われています。
回線はdocomoとauの回線を利用しており、いずれかの回線が5Gに対応することでイオンモバイルでも5Gが使えるようになるのではと予想されています。
データ専用SIMと音声通話SIMの最低利用期間が設定されておらず、満足できない場合にはいつ解約しても解約金が発生しないところもメリットになっています。
イオンモバイルの料金プラン
イオンモバイルは料金プランがとても充実しており、10種類以上のプランがあります。
他の格安SIMの場合にはそこまで多くのプランを用意しているところも少ないです。
データ専用SIMプラン | |
データ1GBプラン | 480円 |
データ2GBプラン | 780円 |
データ4GBプラン | 980円 |
データ6GBプラン | 1480円 |
データ8GBプラン | 1980円 |
データ12GBプラン | 2680円 |
データ20GBプラン | 3980円 |
データ30GBプラン | 4980円 |
データ40GBプラン | 6480円 |
データ50GBプラン | 8480円 |
音声通話SIMプラン | |
音声500MBプラン | 1130円 |
音声1GBプラン | 1280円 |
音声2GBプラン | 1380円 |
音声4GBプラン | 1580円 |
音声6GBプラン | 1980円 |
音声8GBプラン | 2680円 |
音声12GBプラン | 3280円 |
音声20GBプラン | 4680円 |
音声30GBプラン | 5680円 |
音声40GBプラン | 6980円 |
音声50GBプラン | 8980円 |
イオンモバイル
SoftBankの今のスマホより速い— miifuu (@fuutaroukunsuki) June 11, 2019
今日会った友達が、イオンモバイルが安くて、料金プランが豊富だと教えてくれた。なので乗り換えを検討しようと思う。4GBで50円安い。今利用してるのは3GBのプランなのでお得感はある。通話も半額なので、支払いを一本化出来るし良いかも。
— ten (@ten_suzuki) August 14, 2018
2周年おめでとうございます?
イオンモバイルさんは料金も安くて豊富なプランで選びやすいです✨
au回線の格安SIMもサービス開始されるんですね❗️わーい?
まだ父親がスマホを持っていないので当選したらプレゼントしたいです?— Sakura?? (@momo_sacura) February 21, 2018
回線は別ですが、Softbank回線よりも速いとの口コミもあり、地域にもよると思いますがかなり速い回線速度をほこっているように感じます。
au、docomo回線で悩んでいる場合はイオンモバイルを選ぶとよいでしょう。
楽天モバイル:すでに5G導入を発表していて都心から対応
楽天モバイルは格安SIMの中でも5Gを導入する発表をしています。
ただ、楽天モバイルの場合は格安SIMではなく、大手キャリアとしてau、Softbank、docomoに並ぶサービスを提供するとのことです。
楽天モバイルの特徴として、通信設備も自社のものを扱うとのことですので、通信設備が整っているエリアから使いやすくなっていきます。
楽天モバイルの回線ならばいくらデータ容量を使っても定額で無制限でインターネットが楽しめます。
エリアは東京、大阪、名古屋等の人口密集地から始まり、エリア外は毎月2GBまで無料でインターネットが使えます。
人口密集地でよくスマホを使う方にとってはとても魅力的な内容になっています。
細かいエリアや料金については以下を確認してみてください。
【2020年】格安SIMは5Gで導入されるのか?現状をまとめて公開まとめ
今回は格安SIM5Gに関する解説になりました。
今の段階では格安SIMが5Gに対応するのかは発表されていませんが、総務省も動いているので割と時間の問題かもしれません。
今回の記事も格安SIMの動向について更新を加えていきますので、楽しみにしていてください。
5Gが導入されたとしても人口密集地以外は基地局が建設されるまでに時間を要することが予想されますので、地方にお住まいの方は焦らず、現行の格安SIMを契約することをおすすめします。
\5Gでも安い!/