ポケットWiFiの対応エリアは、各会社によって大きく異なるのが現状です。ポケットWiFi選びを間違えると、繋がりにくいまたは利用不可で手間・お金ともに無駄になってしまいます。
そこで今回の記事では、ポケットWiFiの対応エリアに関する情報をまとめました。人気のポケットWiFi会社の対応エリアもまとめているのでご覧ください。
- 対応エリアは現在・将来両方を確認すると安心
- 3大キャリアを採用していると、対応エリアが広い
- 各会社の対応エリアは今後拡充される可能性もある
なお、おすすめのポケットWiFiについては以下の記事で詳しく比較・紹介していますので、あわせてご覧ください。
【2022最新】ポケットWiFiおすすめランキング12選を紹介対応エリアを確認する前に注意すべきポイント
ポケットWiFiの対応エリア確認前に注意してほしいポイントは、以下の6つです。
- 対応エリアは各社表現が違う
- 対応エリアであっても4Gと5G対応で違いがある
- sub6とNRは5Gと考えて良い
- 住んでいる地区が対応エリアかを確認する
- モバイルWiFiはどこのキャリアを採用しているかが大事
- 引っ越しなどの可能性がある場合は、将来のエリア予測を確認する
各ポイントの詳細を解説します。
対応エリアは各社表現が違う
対応エリアを示す際、多くの会社は日本地図を使います。対応エリアをそれぞれ色で分けて、各地域別に表示する形です。
色分けがされていることで、パッと見ただけでも対応エリアが確認可能です。会社によっては住所検索ができる場合もあり、使いやすい仕様になっています。
ただ、対応エリアは各社で若干表現方法が異なるのが現状です。同じ色を使って表示されていないため、見間違えてしまう可能性があります。
また、会社によっては対応エリアをより細かく表示する(速度別等)場合もあるので注意してください。
対応エリアであっても4Gと5G対応で違いがある
4Gと5Gでは、同じ対応エリアでも若干の違いがありました。具体的には、速さ(通信速度)と容量に違いがあります。
5Gは、4Gの次に登場した第5世代移動通信システムです。そのため、4Gよりも早さ・容量ともにかなり進化しています。低遅延を実現していたり、複数機器を接続できたりすることも大きな特徴です。
ただ、日本で5Gサービスを利用できるエリアは未だ限定されています。2020年3月に登場したサービスなので、今後さらなるエリア拡大が期待されます。
sub6とNRは5Gと考えて良い
5Gでは、sub6・NR・ミリ波の大きく3つの周波数帯を利用しエリアが決められます。今回は、au公式サイトに記載があった各周波数の情報をまとめました。
ミリ波 28GHz帯の周波数。400MHzの帯域幅で高速・大容量通信が可能。
sub6 3.7/4GHz帯の周波数。それぞれ100MHzの帯域幅で高速・大容量通信が可能。
NR化 4G LTEの周波数。NR規格を適用して5Gに利用。既存の基地局設備を活用することで、より早く5Gエリア化が可能。
出典元:au
一見別々のものに見えますが、sub6とNRは5Gと考えて問題ありません。実際、対応エリアが書いてある地図をみると、5Gとしてまとめて記載されていることが多くありました。
住んでいる地区が対応エリアかを確認する
ポケットWiFiの対応エリアを確認する際には、自分が住んでいる地域が範囲内であることを必ずチェックしてください。
万が一、ポケットWiFiの対応エリア外だと使用できません。ポケットWiFi選びを間違えると、手間や時間・お金が無駄になります。
各ポケットWiFiの対応エリアは、使用回線によって異なります。対応エリアを確認する際は、各回線の公式HPをご覧ください。
モバイルWiFiはどこのキャリアを採用しているかが大事
ポケットWiFiでは、どこのキャリア(Softbank/docomo/au)を採用しているかが重要です。採用キャリアによって、対応エリアの広さや安定度・速度等が異なります。
ポケットWiFiで最もおすすめなのは、3大キャリア(Softbank/docomo/au)を採用している会社です。3大キャリアを採用していれば、日本全国の広範囲をカバーできます。
ポケットWiFiのキャリアは、各公式HPに必ず掲載されています。気になるポケットWiFiがある方は、申し込み以前にご確認ください。
引っ越しなどの可能性がある場合は、将来のエリア予測を確認する
プライベートや仕事で引っ越しをする可能性がある場合、事前に将来の対応エリア予測を確認してください。
引っ越し先が対応エリア外の場合は、自宅でポケットWiFiが使用できません。引っ越し先で手持ちのポケットWiFiが使えず、仕方なく解約する方は多いです。
ただ、いきなり解約手続きをすると違約金が発生する可能性が高いです。解約手続きをしながら新しいポケットWiFiを探すのと同時に、引っ越しの準備を進めるのは手間も時間もかかります。
このような事態に備えるためにも、事前に将来のエリア予測をみてポケットWiFiの使用の可否を確認しておくとスムーズです。
UQmobile(Wimax):都市部に5Gエリアが集中
出典元:UQ WiMAX
UQmoblie(WiMAX)のエリアマップをご紹介します。
地図をみると、5Gエリアは都市部に集中していることがわかります。特に東京都の新宿区や渋谷区、港区周辺に集まっているのが確認できました。
5Gエリアは、東京都以外の都市部にも確認できます。集中している場所は、埼玉県の大宮駅周辺や神奈川県の横浜・川崎駅等です。
一方、4Gエリアは山林地域を除いた場所でかなり普及していることがわかります。5Gと比べると、その差は圧倒的です。
5Gのエリアは今後さらに拡大するので、公式HPをこまめに確認しましょう。
Softbank(ワイモバイル):通信対応エリアは広い
出典元:Y!moblie
Softbank(ワイモバイル)のエリアマップをご紹介します。ワイモバイルは、通信対応エリアがとにかく広いです。
地図をみると、4Gエリアが日本全国に広がっているのがわかります。山間部は一部エリア外ですが、かなり広範囲に対応していました。
また、ワイモバイルは「海上・水上でおおよそ利用可能」とされるエリアも広範囲を確保しています。
5Gの対応エリアは、2021年8月末時点では一部都市のみです。東京都では東京駅や品川駅、新宿駅等のエリア周辺に広がっています。ワイモバイルでは2021年冬以降、5G対応エリアをさらに拡大する予定です。
docomoの通信対応エリア:5G対応エリアが広い
docomoの通信対応エリアに関する情報をまとめました。docomoでは、対応エリアを速度別に確認できます。
1枚目の地図(LTEを速度別)をみると、1.7Gbps~1Gbpsのエリアはかなり限定されています。今後エリアが広がる可能性は十分ありますが、現状限定された地域でのみ使用可能です。
2枚目の地図(5G)をみると、「5G利用可能スポット」が東京都に集中しているとわかります。
auの通信対応エリア:山林地域は対応していない
出典元:au
auの通信対応エリアに関する情報をまとめました。
5Gは、東京都の都市部を中心に対応エリアが広がっています。具体的には、東京都の6つの区(千代田・中央・港・渋谷・新宿・豊島)が対応エリア内に入っていました。
一方、4Gは5Gエリアよりもかなり広範囲をカバーしています。
ただ、地図全体をよくみると、山林地域は4G・5Gともに対応エリア外でした。山林地域では利用不可なので、住んでいる地区が近い方はご注意ください。
楽天の通信対応エリア:今後は拡充される予定
出典元:Rakuten Moblie
Rakuten Moblieの通信対応エリア情報をまとめました。
地図をみると、5G対応エリアがかなり広範囲に広がっているとわかります。特に、東京都や愛知県などの都市部エリアを中心に対応しているのが確認できました。
ただ、都市部エリアを離れるとピンク色に表示された場所はかなり少ないです。日本全国では、5Gの普及にかなりばらつきがあるのがわかります。
5Gサービスは、今後も拡大を続けていきます。5Gサービス拡大予定エリアは、Rakuten Moblie公式HPにて確認可能です。
人気のポケットWiFi会社の対応エリア
人気のポケットWiFi会社の対応エリアと特徴をまとめました。ご紹介するポケットWiFi会社は以下の通りです。
ポケットWi-Fi | 対応エリア |
---|---|
ギガWi-Fi | ドコモ・au・ソフトバンク |
Wi-Fiレンタルどっとこむ | au・ソフトバンク・UQ WiMAX ※端末ごとに分かれる |
クラウドWi-Fi | ドコモ・au・ソフトバンク |
ゼウスWi-Fi | ドコモ・au・ソフトバンク |
MugenWi-Fi | ドコモ・au・ソフトバンク |
縛りなしWi-Fi | ソフトバンク・WiMAX |
限界突破Wi-Fi | ドコモ・au・ソフトバンク |
それがだいじWi-Fi | ドコモ・au・ソフトバンク |
各会社の対応エリアと特徴を解説します。
ギガWiFi
- 業界最安値級の月額料金の安さ
- 世界134の国や地域で利用可能
- 会員限定で雑誌・漫画が読み放題
ギガWiFiは、株式会社メディアサービスが提供しているポケットWiFiサービスです。国内3大キャリア(docomo/au/Softbank)の回線に対応しています。
ギガWiFiの大きな特徴は、月額料金の安さです。ギガWiFiには、大きく3つのプランが存在します。
プラン名 | 月額料金(税込) |
---|---|
20GB/月 | 1,925円 |
50GB/月 | 2,948円 |
100GB/月 | 3,718円 |
20GB/月は、業界最安級の月額1,925円(税込)に設定されています。月額料金をできる限り安く抑えたい方には、とくにおすすめです。
また、ギガWiFiは世界134の国や地域で利用できます。電源を入れるだけで使えるので、わざわざ新しい端末をレンタルする必要もありません。
料金は、1day1GBタイプの1,200円/日(渡航先問わず)です。ギガWiFiを利用した日のみ請求されるため、一切無駄がありません。
ギガWiFiっておすすめ?評判や口コミから分かるメリット・デメリットを解説WiFiレンタルどっとこむ
- 1日単位でレンタル可能
- 最短で当日発送も可能(当日15時までの申込)
- 延長の際は別途申告不要
WiFiレンタルどっとこむは、株式会社ビジョンが提供するポケットWiFiサービスです。使用回線はSoftbank・au・UQ WiMAXで、端末別に分かれています。
WiFiレンタルどっとこむは、1日単位でのレンタルが可能です。レンタル期間を個々人の希望に合わせて自由に選択できるので、一切無駄なく使えます。
また、当日15時までに申し込めば最短即日で発送してくれます。すぐにポケットWiFiを使いたい方は、WiFiレンタルどっとこむをご利用ください。
WiFiレンタルどっとこむは、延長時の申告が不要です。自動的に延長されるシステムなので、面倒な手続きは一切必要ありません。
【評判悪い?】WiFiレンタルどっとこむの実態と口コミから分かる特徴と注意点を解説クラウドWiFi
- クラウドSIMを利用しているので使いやすい
- プランが1種類のみでわかりやすい
- 世界134ヵ国に対応可能
クラウドWiFiは、株式会社ニッチカンパニーが提供するポケットWiFiサービスです。国内3大キャリア(Softbank/au/docomo)に対応しています。
クラウドWiFiの特徴は、クラウドSIMを利用している点です。SIMカードを使っていないため、端末近くの回線のなかから最適なものを選び通信してくれます。
また、クラウドWiFiの料金プランは1種類のみでわかりやすいです。月額3,718円(税込)で、解約金は一切発生しません。
クラウドWiFiは世界134ヵ国に対応しており、電源を入れるだけで海外でもすぐに利用できます。海外利用時の料金は公式HPに記載されているので、渡航予定がある方はいくらかかるのか事前にご確認ください。
クラウドWiFiはおすすめ?評判・口コミを徹底調査して実態を解説ZEUS(ゼウス)WiFi
- 追加チャージが可能
- 世界106ヵ国で利用可能
- ディスプレイ付端末で使いやすい
ZEUS WiFiは、株式会社Human Investmentが提供するポケットWiFiサービスです。国内3大キャリア(docomo/Softbank/au)に対応しています。
ZEUS(ゼウス)WiFiでは、月のデータ容量を使い切っても追加購入が可能です。料金を支払えば、通信制限にならずに常に快適に利用できます。追加料金は下記の通りです。
追加GB数 | 料金(税込) |
---|---|
+2GB | 550円 |
+5GB | 1,100円 |
+10GB | 1,980円 |
ZEUS(ゼウス)WiFiは、世界106ヵ国で利用可能です。海外用の端末を別途レンタルする必要はなく、電源を入れるだけですぐに使えます。
端末は2.4inchのディスプレイ付で、画面上には使用状況が表示されます。最大10時間使えるので、出先で長時間使用する際にも便利です。
ZEUS(ゼウス)WiFiの口コミ・評判は悪い?メリット・デメリットをそれぞれ解説MugenWiFi
- 1日あたりの速度制限無し
- 30日間全額返金キャンペーン実施中
- 最短で翌日発送
MugenWiFiは、株式会社surfaveが提供するポケットWiFiサービスです。国内3大キャリア(docomo/Softbank/au)に対応しています。
MugenWiFiは1日あたりの速度制限がありません。そのため、速度制限のストレスを感じることなく使えます。
2021年9月現在、MugenWiFiは30日間お試し体験を実施しています。お試し体験中に使いにくさを感じても、全額返金してもらえるので申し込みやすいです。
また、MugenWiFiは午前12時まで(土日祝含む)に申し込めば、最短翌日から使えます。少しでも気になる方は、早速公式HPをご覧ください。
【徹底解説】Mugen WiFiの評判・口コミを調査!特徴や料金についてわかりやすく解説縛りなしWiFi
- プランの選択肢が豊富
- 縛りなしプランなら解約違約金0円
- オプションサービスが豊富
縛りなしWiFiは、フォン・ジャパン株式会社が提供するポケットWiFiサービスです。SoftbankとWiMAX回線に対応しています。
縛りなしWiFiは、プランの選択肢が豊富です。縛りなし・1年または3年縛っちゃうプランの大きく3種類で、各プラン内でもGB数別に分かれています。
月のGB数/プラン名 | 縛りなし | 1年縛っちゃう | 3年縛っちゃう |
---|---|---|---|
40GB | 3,366円 | 3,190円 | 2,926円 |
50GB | 3,575円 | 3,278円 | 3,025円 |
60GB | 3,630円 | 3,300円 | 3,080円 |
100GB | 4,730円 | 4,378円 | 3,960円 |
料金だけをみると「3年縛っちゃうプラン」が最もリーズナブルです。
公式HPには、自分に合うプランを見つけられる「シミュレーションシステム」が用意されていました。縛りなしWiFiが気になる方は、ぜひ利用してみてください。
なお、縛りなし以外のプランでは契約期間が決められています。更新月以外で解約すると別途料金を支払う必要があるので、ご注意ください。
【辛口レビュー】縛りなしWiFiはおすすめ?メリット・デメリット・口コミまで徹底解説限界突破WiFi
- プランが1種類のみ
- ネット使いたい放題
- 世界107ヵ国に対応
限界突破WiFiは、X-moblie(エックスモバイル)が提供するポケットWiFiサービスです。国内3大キャリア(docomo/Softbank/au)に対応しています。
限界突破WiFiはプランが1つしかなく、シンプルでわかりやすいです。月額料金3,850円(税込)で、最低利用期間24ヵ月以降も定額のまま使い続けられます。
また、限界突破WiFiではネットが使いたい放題です。5GBまでは高速データ(4G LTE)を利用でき、1日のうちに通信量を使い過ぎて低速化しても、毎日24:00にリセットされます。
限界突破WiFiは、アジア/ヨーロッパ/北・南アメリカ/オセアニア/アフリカ等107ヵ国に対応しています。海外でポケットWiFiを利用する予定がある方には、とくにおすすめです。
【本音】限界突破WiFiのメリット・デメリット・評判を徹底解説それがだいじWiFi
- 2021年9月から無制限使い放題プランが登場
- 最短翌日発送
- オプションで「ビューン@(電子書籍読み放題サービス)」が使用可能
それがだいじWi-Fiは、ソリューションネットワーク株式会社が提供するポケットWiFiサービスです。国内3大キャリア(docomo/Softbank/au)に対応しています。
それがだいじWiFiでは、50GB・100GB・MACAROON(無制限)の3つのプランが用意されています。月額4,730円(税込)で使い放題の無制限プランは、2021年9月に登場しました。
申し込み後最短翌日に発送されるなど、端末がすぐに自宅に届く点も魅力的です。送料は無料で、配送日時の指定ができる場合もあります。
またそれがだいじWiFiでは、オプションで電子書籍読み放題サービス「ビューン@」が使用可能です。雑誌14誌や漫画およそ10,000冊が無料で読めます。
【無制限】それがだいじWiFiの評判・口コミを徹底解説まとめ:対応エリアが広いのは3大キャリアを採択している会社
人気のポケットWiFi会社の多くは、国内3大キャリア(docomo/Softbank/au)を利用しています。いつでもどこでも使いやすいので、ポケットWiFiを利用する方にとってはかなり便利です。
ポケットWiFi会社を探す際に、料金プランやキャンペーンの有無・オプションサービス等に注目する方は多くいます。契約内容は、ポケットWiFi各社によって大きく異なるため事前確認は重要です。
ただ、自分に合ったポケットWiFiを見つけるには、対応エリアの確認も欠かせません。公式HP上では日本地図を使って色別に表示されているので、気になるサービスがあれば必ず確認してください。
【短期から長期まで】ポケットWiFiレンタルのおすすめを利用期間別で解説