NHKプラスは、放送同時配信や見逃し配信によって、NHKの地上波放送を視聴できるサービスです。
時間や場所に縛られずNHKの地上波放送を楽しめる便利なサービスですが、こんな疑問を持つことはありませんか?
- 「NHKプラスって無料で使える?」
- 「NHKオンデマンドもあるらしいけど、何が違うの?」
- 「受信料を支払わずに登録したら、バレる?」
本記事ではNHKプラスでできることや料金、登録方法などを解説しています。
NHKオンデマンドとの違いや受信料を支払わずに利用できるかどうかも解説するので、ぜひ最後までお読みください。
早速結論となりますが、NHKプラスは、リアルタイム視聴や番組放送後1週間限定で見逃し視聴ができる無料のサービスです。
また、NHKオンデマンドとの違いとしては、利用料が無料であることや見られる番組数が異なっていることです。
過去の名作や地上波放送・衛星放送を視聴したいならば、NHKオンデマンドの利用がおすすめとなります。
しかし、NHKの番組を見たいだけならば、NHKプラスで十分です。
NHKプラスならば、無料で外出先からも視聴できるうえ、見逃し配信も視聴できるので、ぜひ登録してください。
無料で見逃し配信を視聴可能!
NHKプラスはどんなサービス?
NHKは、NHKプラスとNHKオンデマンドという2つの動画配信サービスを展開しています。
そのため、2つの動画配信サービスの違いであったり、NHKプラスがどのようなサービスなのかわかりづらくなっています。
まずは、この2つの違いが気になる方に向けて、NHKプラスの内容とNHKオンデマンドとの違いを解説します。
サービス内容
NHKプラスのメインのサービスは「放送同時配信」と「見逃し番組配信」です。
「放送同時配信」は、NHK総合やEテレの番組を放送と同時に配信するサービスです。
パソコンやスマホ、タブレットから視聴できるので、テレビのない外出先でもNHKの番組を楽しめるだけでなく、「追いかけ再生機能」で、放送中の番組を巻き戻すこともできます。
「見逃し番組配信」は、NHK総合やEテレで放送済みの番組を1週間の期限付きで配信するサービスで、うっかり見逃したり、録画を忘れたりした番組でも1週間以内であれば都合の良い時に視聴できます。
地方で放送されたNHKの番組も「ご当地プラス」として配信しています。
NHKオンデマンドとの違い
「NHKオンデマンド」は、NHKが過去に放送した番組10,000本が月額990円で見放題になるサービスです。
NHKプラスとNHKオンデマンドの違いがわかりやすくなるよう、表にまとめました。
サービス名 | NHKプラス | NHKオンデマンド |
料金 | 無料(受信契約が必要) |
|
観られる番組 | 地上波放送(総合・Eテレ) | 地上波放送・衛星放送から10,000本 |
配信期間 | 放送から1週間(例外あり) | 番組ごとに定められた視聴期間内(単品商品は購入から72時間以内) |
同時視聴 | 5台まで可能 | 不可 |
放送同時配信 | 観られる | 観られない |
過去の名作配信 | なし | あり |
NHKプラスとNHKオンデマンドの大きな違いは、観られる番組と配信期間、料金です。
NHKプラスは無料で観られますが、対象は1週間以内の地上波放送のみとなっています。
NHKオンデマンドは有料ですが、衛星放送や過去の番組もカバーしており、選択肢が広いです。
NHKプラスは無料なので、観たい番組や用途によってサービスを使い分けると良いでしょう。
NHKプラスがおすすめな人
NHKオンデマンドがおすすめな人
利用料金
NHKプラスは、NHKの受信契約をしている世帯なら無料で利用できます。
その理由は、NHKプラスが「受信料を財源とする、 放送を補完するサービス」と位置付けられているからです。
NHKは「NHKプラスの利用で追加費用を請求することは一切ない」と明言しています。
訪問や電話などで料金を請求された場合は、NHKを装った詐欺と見て良いでしょう。
NHKプラスを利用するメリット
NHKプラスでできることは分かったものの、まだ利用を迷っている方もいるでしょう。
そんな方に向けて利用するメリットを解説します。
メリットがこちらです。
- NHKの受信契約があれば無料
- 1週間以内なら見逃し配信が観られる
- 外出先でもリアルタイムで視聴できる
それぞれの内容について書いていきます。
NHKと受信契約すれば無料で使える
NHKプラスは、利用条件であるNHKの受信契約さえあれば無料で利用でき、サービス内での追加料金もかかりません。
さらに、IDは受信契約と紐づいているので、単身赴任や学生でも、同一生計の方であればIDの共用が可能です。
サービス利用のうえで利用登録は必要ですが、こちらも無料で簡単にできます。
具体的な登録方法は後ほど解説します。
1週間以内なら見逃し配信が観られる
NHKプラスを利用すれば、見逃してしまった番組でも1週間以内であれば視聴が可能です。
見逃し配信は「ニュース」や「大自然」など、さまざまなテーマで「プレイリスト」としてまとめられています。
観たい番組が決まっていなければ、気分や用途に合わせて「プレイリスト」を選んでみてはいかがでしょうか。
プレイリストの例
- ニュース(「NHKニュース」など)
- かんたんレシピ(「きょうの料理」など)
- 大自然(「地球ドラマチック」「ダーウィンが来た!」など)
- 心のデトックス(「美の壺」「Eテレ0655」など)
- こどもとたのしむ(「いないいないばあっ!」「にほんごであそぼ」など)
※時期によってプレイリスト名や内容は変わる場合があります。
子ども向けの番組だけを集めた「こどもとたのしむ」なら、家事の合間にお子様に見せていても安心です。
外出先でもリアルタイムで視聴できる
スマホやタブレットにアプリをインストールすれば、テレビのない場所でもリアルタイムで番組を楽しめます。
少し出遅れてしまっても、「追いかけ再生」を使えば最初まで巻き戻せます。
同一生計の方であれば5台までの同時視聴が可能なので、家族が別々の場所で同時に観ることも可能です。
なお、テレビ用のアプリでは放送同時再生はできないので注意しましょう。
NHKプラスの登録方法
ここまでの内容を読んでいただいて、NHKプラスを利用したいと思っていただいているところだと思いますが、登録方法がわからなければ、利用を始めることはできません。
そこで、ここからは登録方法を解説します。
利用登録の手続きはネットで簡単にできるので、読みながら順番に進めていきましょう。
NHKプラス公式サイトで仮登録
まずはNHKプラスの公式サイトにアクセスして、仮登録の手続きを行いましょう。
「NHKプラスをはじめる」を選んでメールアドレスを入力すると、NHKからリンク付きのメールが届きます。
リンク先のページで、自分で決めたIDとパスワードを入力すれば、仮登録完了です。
画像でも紹介していきます。
- NHKプラスの公式サイトにアクセス
- 「はじめての方はこちら」をクリック
- 「NHKプラスをはじめる」を選ぶ
- メールアドレスを入力
- NHKからメールが届く
- メールのリンク先で任意のIDとパスワードを入力
- 仮登録完了
仮登録から1ヶ月以内に本登録を申し込む
仮登録は1ヶ月限定で画面にメッセージが表示されることもあるので、そのまま本登録を申し込むのがおすすめです。
本登録をするには、仮登録時に決めたIDとパスワードでログインし、マイページで「本登録申し込みをする」を選びましょう。
本登録にはNHKの受信契約が必須なので、契約者の氏名と住所を入力する必要があります。
本登録の手順がこちらです。
- IDとパスワードでマイページにログイン
- 「本登録申し込みをする」を選択
- NHK受信契約者の氏名と住所を入力
- NHKからハガキかメールで通知が届く
- 本登録完了
NHKが受信契約を確認したら利用開始
本登録の申し込みをすると、入力した情報をもとにNHKが契約情報を確認します。
無事に受信契約の確認が取れると、NHKからハガキまたはメールで本登録完了の通知が届きます。
通知が届いたら、ログインして利用を開始しましょう。
NHKプラス利用時の注意点
NHKプラスのメリットや登録方法は分かったものの、気を付けるべきことがあれば知りたいと思う方もいるでしょう。
そんな方のために、利用するうえで知っておきたい注意点を3つ解説します。
その注意点がこちらです。
- 視聴できない番組もある
- 海外では利用できない
- テレビの放送と若干のタイムラグがある
注意点を事前に知ったうえで利用して、想定外のことがないようにしましょう。
全ての番組が視聴できるわけではない
NHKプラスでは、NHKの番組全てが視聴できるわけではありません。
例えば以下の条件にあてはまる番組は、NHKプラスでは視聴できません。
- 衛星放送(BS1・BSプレミアム)
- 放送から1週間経過した番組
- 権利関係などの理由で配信できない番組
放送から1週間以内の地上波放送であっても権利問題などで配信期間が短縮されたり、配信できなかったりする番組もあります。
配信番組は登録前でも公式サイトから確認できるので、お目当ての番組がある場合は、視聴できるか確認しておきましょう。
なお、衛星放送や放送から1週間以上経過した番組は、NHKオンデマンドなら視聴できる場合があります。
国内でしか利用できない
NHKプラスは国内限定のサービスで、海外からは視聴できません。
海外で視聴しようとすると「お住まいの地域からはご利用いただけません」と表示されます。
なお日本国内から視聴しているにも関わらず上記のメッセージが出る場合は、通信状況の不具合の可能性が高いです。
その場合は契約している通信会社に問い合わせてみましょう。
タイムラグが発生する
NHKプラスによる配信は、テレビ放送と完全に同時ではなく、実際には若干のタイムラグが発生します。
スマホ・タブレット用アプリの説明にもインターネット配信を行う過程で遅延が生じると記載されています。
緊急地震速報や時報も例外ではないので、緊急性の強い内容はテレビの放送を観るようにしましょう。
NHKプラスについてのよくある質問
NHKプラスの内容や登録方法について解説しましたが、まだこのような疑問が残る方もいるのではないでしょうか。
- 受信料を払わずに利用するとNHKにバレる?
- 何台まで同時に視聴できる?
- ログインに必要なID・パスワードを忘れたらどうすればいい?
- 登録しないで視聴はできる?
- NHKのサービスでしかNHKの番組は観られない?
ここからは多くの方が疑問に感じているこれらの質問に回答していきます。
受信料が免除されている場合や未納が続いている場合にどうなるかも解説します。
不安や疑問を解消して安心して利用するため、ぜひ最後まで読んでみてください。
受信料を支払っていない場合はバレる?
NHKの受信契約がないと、NHKプラスは本登録自体ができません。
逆にNHKの受信契約さえしていれば、受信料が免除されている場合でも利用は可能です。
一方で受信料未納の場合は、本登録で契約情報の紐付けがなされるため、利用を制限される場合があります。
「受信契約を解約された場合や、受信料のお支払いが1年以上滞っている場合などは、放送同時配信の画面にメッセージが表示され、見逃し番組配信を利用できなくなります。」
引用:NHKプラス
NHKプラスの登録をきっかけに未納がバレるというよりは、NHKはすでに支払い状況を把握済みと考えたほうが良いでしょう。
同時視聴は何台まで可能?
同居している家族での利用なら、5台まで同時視聴が可能です。
また、対応している機種がこちらです。
- スマートフォン
- タブレット
- インターネット接続機能付きテレビ
- パソコン(WEBブラウザ)
家族で観たい番組が違うときや、勤務先など別々の場所で利用するときなどに便利です。
IDやパスワードを忘れた場合はどうすればいい?
IDやパスワードを忘れた場合は、いずれもログイン画面から以下の手続きを行います。
【IDを忘れた場合】
- ログイン画面の「IDを忘れた方」を選ぶ
- 登録しているメールアドレスを入力して「確認画面へ」
- メールアドレスが正しいことを確認して「送信する」
- IDをお知らせするメールが届く
【パスワードを忘れた場合】
- ログイン画面の「パスワードを忘れた方」を選ぶ
- 登録しているメールアドレスを入力
- メールアドレスをIDに設定しているかどうかを選ぶ
(別でIDを設定している場合)IDを入力 - 「確認画面へ」を選ぶ
- メールアドレス、IDが正しいことを確認して「送信する」
- パスワードの再設定手続きについてのメールが届く
- 「秘密の質問」に回答して再設定手続きをする
NHKプラスは登録なしでも利用できる?
NHKプラスは、登録なしでも「放送同時配信」に限り、視聴ができます。
ただしその場合、画面上にメッセージが大きく表示され、「追いかけ再生機能」も利用できません。
仮登録ならメールアドレスのみの登録で1ヶ月間利用できるので、まずは仮登録から試してみてはいかがでしょうか。
NHKプラス以外でNHKの番組を観る方法は?
NHKの番組は、NHKプラスやNHKオンデマンドのほか、以下のサービスでも視聴できます。
- TVer
- Amazon Prime Video(NHKオンデマンド)
- U-NEXT(NHKオンデマンド)
NHKプラスの見逃し配信の一部は、民放公式テレビ配信サービスのTVerでも配信されます。
家にテレビがないなどの理由で契約できない場合は、TVerを利用してください。
また、NHKオンデマンドの一部番組は、Amazon プライムビデオやU-NEXTでも追加料金を支払えば視聴可能です。
まとめ
今回は、NHKプラスについて書いてきました。
NHKプラスは、無料でリアルタイム放送を視聴できたり、放送から1週間以内の番組を見ることができるサービスでした。
外出先からでもNHKの番組を視聴できるということは、あなたが普段からNHKを見ているならば、必須のサービスなのではないでしょうか。
NHKオンデマンドとの違いとしては、料金や番組数、配信期間だったことから、より多くの番組の視聴を望むならばNHKオンデマンドを利用したほうがいいです。
しかし、NHKの番組だけならば、NHKプラスだけでも十分にカバーできることから無料でNHKプラスを利用してみてからNHKオンデマンドの利用を検討することをおすすめします。
現在も受信料を支払っていて、NHKの番組をよく楽しんでいるならば、ぜひNHKプラスに登録して見たい番組を見逃さないようにしましょう。
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