株式会社ヤマップは10月3日、同日の「登山の日」にあわせて山岳遭難の取り組みに関するデータを公表しました。
目次
▼集計結果トピックス
①ヤマップの遭難対応件数がこの9月最高値に
YAMAPアプリを利用しているユーザーが山岳遭難した際、ヤマップは遭難者の位置情報を特定し警察・救助機関に提供。遭難者の早期発見に貢献しています。
警察及び救助機関からの情報照会依頼への累計対応件数は916件、2024年9月単月で過去最多の54件にのぼったとのことです。
②山岳遭難者発見への貢献数は累計54件に
YAMAPアプリの位置情報をもとに山岳遭難者の捜索を行った結果、遭難者の居場所の特定および人命救助に貢献するケースも増えています。
提供した情報で実際に発見された事例は累計54件(※)にのぼります。
※2024年9月末時点
※警察・救助機関からの報告で確認できた数のみをカウント。死亡での発見も含まれます。
③登山計画の提出数 2022年から56%増
登山届協定を締結した自治体・警察が増えていることもあり、2022年比で56%の増加が予測されました。
協定を締結すると、YAMAPアプリで登山計画を作成したものが正式な登山届として受理されるので、登山者は登山計画書を記入・郵送・投函したりするなどの手間が省けて利便性が上がります。
一方、警察・自治体は提出された登山届をデータで即座に確認できるので、万が一の遭難の場合でも救助に有用な登山計画情報をいち早く把握でき、迅速に救助活動を行うことに繋がるとのことです。