普通の日本人、帰国子女トリリンガル*、アメリカ育ち帰国子女の3人組YouTuber「Kevin’s English Room」が今月1日に新しい動画【帰国子女が日本の学校でつまずいてしまうことあるある】を公開しました。
今回の動画では、アメリカ育ちのKevinが日本の高校に入学した際に感じた苦悩を紹介します!
帰国子女の見えない苦労とは!?
皆さんは帰国子女と聞くとどんなイメージを抱くでしょうか。外国語と日本語を話せて格好良かったり、身にまとう雰囲気が特別で素敵に見えますよね。帰国子女になってみたいと憧れたことがある方もいるのではないでしょうか。
そんな帰国子女ですが、彼らは見えないところで大変な苦労をしているとアメリカ育ちKevinは語ります。一体どんな大変な思いをしてきたというのでしょうか。
日本の”部活”は危険!!
動画の中で「授業中にガムが噛めない事がつらい」「テスト勉強で日本人が言う『ヤマを張る』という感覚が全く理解できない」など日本の学校生活で味わった苦労ポイントを紹介していくKevin。
中でもとくに熱を込めて語っていたのは日本の部活動が持つ”厳しさ”の話です。当時を思い出しながらしみじみとした表情で「本当に大変だった」と体験談を紹介してくれました。
日本の運動部だけは絶対に入るな!?
まず伝えておきたいこととして「アメリカの部活動は気が乗らなければ不参加当たり前、お腹が空いたら帰ってよしなんだよ!」とアメリカの部活スタイルを紹介するKevin。そんな”ゆるい”アメリカの部活動に慣れきっていたKevinはアメリカに住んでいた頃からある恐ろしい”ウワサ”を耳にしていたと言います。それは、日本の運動部は「まるで軍隊の様に厳しい」らしいということ。そのため「運動部には絶対に入らない」と心に決めて日本へやって来たんだと語ります。
そして、晴れて日本の高校生となったKevinはアメリカ的な”ゆるさ”を求めて右も左も分からないまま文化部に狙いを定め、演劇部に入部。しかし、その選択は後に彼を苦しめることに。
文化部を選んだKevin「騙された!!」
Kevinが選んだ演劇部、入部前の見学では先輩たちは”ゆるく”自由に演劇を楽しんでいる様に見え、理想の部活を見つけたと感じすぐに入部を決めたそうです。
しかし、いざ入部すると膨大な台詞を覚えさせられたり、練習合宿があったりと思い描いていた”ゆるい”はずの演劇部は存在しませんでした。日本語に慣れていないKevinにはさぞかし大変な苦労だったことでしょう。さらに、舞台本番が近づくと部員達の間に流れる空気は運動部に匹敵するほどの厳しさだったそうです。
当時の部活動を思い出しながら「結構ビビったね」「あれは騙された」と当時の苦労を噛みしめる様に話すKevinでした。
想像以上に苦労している帰国子女の人々
今回の動画を通して帰国子女の知られざる苦労話を知った視聴者からは「そんなに大変とは知らなかった」「壮絶な苦労をしながらも高校、大学を無事に卒業出来たKevinは本当にすごい!」と驚きや関心の声が溢れていました。
もし身近に帰国子女が居て、友達になりたいと思っている方は、彼らの見えない苦労話を聞いてみてはいかがでしょうか。一気に仲良くなれるかもしれませんね!
*トリリンガル…3言語を使うことが出来る人のこと