X(旧Twitter)を就職活動で使う日が来るかも知れません。同社がテスト中だった求人検索機能を、X公式の雇用関連アカウント@XHiringが正式発表しています。
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Xに求人検索機能が追加される
Xの求人検索機能(x.com/jobs)は、Web版がXのすべてのユーザーに公開されており、iOSとAndroidは「まもなく」利用可能になる予定とされています。
訳:求人検索ツールのご紹介。ウェブサイトx.com/jobsで求人情報を検索しよう。
XのCEOであるイーロン・マスクは以前、Xが大手求人検索サイトである「LinkedIn」の競合になることを示唆していました。同氏はツイートで、LinkedInのリンクが送られることに「ゾッとして」いると述べ、Xを「ライバルとしてクールにする」と宣言しています。
People send me LinkedIn links sometimes, but the cringe level is so high that I just can’t bring myself to use it, so I ask for the resume or bio to be emailed.We will make sure that the X competitor to LinkedIn is cool.
— 引用:@elonmusk
訳:たまにLinkedInのリンクを送ってくる人がいますが、ゾッとさせられる度合いが高すぎて、どうしても使う気になれないので、履歴書や経歴書をメールで送ってもらうようにしています。XがLinkedInのライバルとしてクールであるようにします。
マスク同社はこの機能をテストした後、早くもWeb版を公開することにしたようです。現時点では基本的な機能のみが登載されており、ユーザーは求人情報や説明を閲覧することはできるものの、応募を完了するにはサードパーティーのサイトに移動する必要があります。
この求人検索機能には現在、イーロン・マスクが経営する企業を含む、数多くのテック企業の募集がすでに掲載されています。実際に検索したところ、SpaceXやテスラ、ニューラリンク、そして最新ベンチャーである「xAI」の求人も掲載されていました。
これについてテックメディア「Engadget」は、イーロン・マスクが「スーパーアプリ」でキャリア志向の機能をもっと野心的に計画している兆候があると述べています。同社は最近、プライバシーポリシーを更新し「求人への応募や推薦」のためにユーザーの職歴に関するデータを収集する可能性があることを明記したのこと。これは、Xのリクルート機能や、より高度な就職支援機能の登場を示唆しているのかもしれないと指摘しました。