Xiaomiから発売されている、2.2万円の格安タブレット「Redmi Pad SE」。今回はメーカーから実機を借りることが出来たので、実際にどのような用途で使えるのかをレビューしました。
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2万円台の格安タブレット「Redmi Pad SE」レビュー
「Redmi Pad SE」の本体はこんな感じ。筐体はアルミ製で、iPadのようなユニボディデザインになっています。
外観は高級感があり、安っぽさはありません。今回レビューしたカラーはグラファイトですが、指紋はとくに目立ちませんでした。
重さは、成人男性の筆者であれば軽く持てる程度です。公称値での重さは478g。
ボタンはiPadと同じく、上部に電源ボタン、右サイドにボリュームボタンの配置です。底面にはUSB-Cポートのほか、3.5mmジャックも登載されています。
箱には説明書のほか、USB充電器とUSB-Cケーブルが付属していました。
ディスプレイは液晶で、サイズは11インチ。メーカー公式サイトによれば、フルHD+で90Hzリフレッシュレートとのこと。
画面はやや暗めに感じますが、2万円台のタブレットとしては十分に鮮やかで綺麗です。起動直後はやや操作がカクつくシーンもありましたが、その後は特に大きなモタつきは発生しませんでした
スピーカーはステレオで、横向きで使うと、しっかり左右に音が分離していることが感じられました。Dolby Atmosにも対応しています。
音質は十分高音質ですが、フラッグシップ級のスマートフォンやiPadに比べると、やや低音が物足りない印象です。
リアカメラの画質は8MPで、スマートフォンのカメラに比べるとかなり粗め。
撮影用として使うには物足りないものの、メモ用途などでの使用には十分です。
フロントカメラは5MPで、右側面の中央に登載されています。
画質はそこまで良くありませんが、横向きでの使用時には便利で、ビデオ通話などで使いやすい配置です。
また、顔認証が縦・横のどちらでも使えるのことも地味に便利でした。
重量級ゲーム「原神」をプレイしてみた
前置きしておくと、「原神」はモバイルゲームの中でも重量級な部類で、基本的には10万円クラスのスマートフォンでプレイすることを前提としたアプリです。「Redmi Pad SE」が登載しているチップは中級の「Snapdragon 680」で、満足にプレイするにはやや心細い性能となっています。
その前提でみると、「原神」は「Redmi Pad SE」でも意外と遊べるという印象でした。設定はデフォルトで「低」となっており、リフレッシュレートは30Hzに制限されています。
解像度は荒く、お世辞にも綺麗とはいえませんが、ゲームを遊ぶ上ではほとんど支障はありませんでした。
一方、「最高」にすると、デバイス負荷は「非常に高い」となり、明らかに動作がモタつくシーンが出てきます。
なお、「原神」では見られませんでしたが、ゲームによってはタッチが上手く反応しなくなることもありました。アプリとの相性もあるとは思いますが、少なくとも3Dゲームを遊ぶ用途で「Redmi Pad SE」を購入することはオススメできません。
「Redmi Pad SE」総評
「Redmi Pad SE」2万円台のタブレットとしてはかなり完成度が高く、メディア視聴用としては十分なクオリティでした。一方、ゲーム用としては性能不足の感が否めません。軽量ゲームであれば十分遊べると思いますが、3D表現のあるゲームなどを遊ぶにはやや物足りない印象です。
「Redmi Pad SE」の価格は21,800円(税込み)から。
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Amazonでは、専用スタイラスペンが1,295円のほか、専用ガラスフィルムが1,073円、専用フリップケースが2,710円で発売されています。(いずれも税込み)
ゲームも遊びたい場合は、上位モデルの「Xiaomi Pad 6」がオススメ。こちらはゲームにも十分な性能をもったSnapdragon 870チップを登載しており、価格は49,800円(税込み)です。