Appleが廉価版「MacBook」を計画しているという噂について、Appleに詳しいアナリストのミンチー・クオ氏が言及しています。
*Category:
Appleが廉価版「MacBook」を開発中との噂
先月台湾メディア「Digitimes」は、Appleが「低価格MacBook」を検討しているという関係筋からの情報を共有しました。これはGoogleの「Chromebook」に対抗するもので、外観は金属のような筐体ながら「異なる素材」で作られ、機械部品のコストはより低くなるとされています。
「MacBook」シリーズは、Apple Mシリーズチップの登場により一時期は大きな人気となりましたが、その後はパンデミックの収束に伴い、売上が右肩下がりとなっています。
Apple’s 3nm demand for 2024 would be below expectations. In 2023, Apple’s MacBook and iPad shipments declined significantly by approximately 30% and 22% to 17 million and 48 million units, respectively. The sharp decline is attributed to the end of work-from-home (WFH) demand and diminishing user appeal for the new specifications (Apple Silicon and Mini-LED). Looking ahead to 2024, Apple’s 3nm demand is negatively impacted by the lack of growth drivers for MacBook and iPad.
— 引用:@mingchikuo
訳:2024年のAppleの3nm需要は予想を下回るだろう。2023年、AppleのMacBookとiPadの出荷台数は、それぞれ約30%減の1,700万台、約22%減の4,800万台と大幅に減少した。この急減は、在宅勤務(WFH)需要の終焉と、新仕様(AppleシリコンとミニLED)によるユーザーアピールの低下に起因する。2024年を展望すると、Appleの3nm需要は、MacBookとiPadの成長推進要因の欠如によって悪影響を受ける。
ミンチー・クオ氏は新たなXの投稿で、この廉価版「MacBook」について触れています。同氏はまず、AppleがMacの不振をM2のパワーにあると考えていることに触れ、生産台数が少ない段階でもM3搭載「MacBook Pro」を投入するのではないかと予測しました。
その上で、M3でもMacBookの出荷台数を押し上げることができないのであれば「より手頃な価格のMacBookモデルの投入も検討するかもしれない」と述べています。
However, if even the M3 can’t boost MacBook shipments, I think the likelihood of introducing the all-new design MacBook Pro in 2025 may increase. Furthermore, Apple may also consider (but hasn’t decided yet) introducing a more affordable MacBook model to boost shipments, with a target of 8-10+ million units per year.
— 引用:@mingchikuo
訳:しかし、M3でもMacBookの出荷台数を押し上げることができないのであれば、2025年に全く新しいデザインのMacBook Proを投入する可能性が高まるのではないだろうか。さらに、アップルは出荷台数を増やすために、より手頃な価格のMacBookモデルの投入も検討するかもしれない(まだ決定していないが)。
Appleは昨日、10月31日に新製品発表イベント「Scary Fast」を開催する予定。このイベントでは、24インチ「iMac」や複数の新型MacBookが発表される見込みです。