Googleの「Pixel Watch 2」に配信されているWear OS 4には、初めて純正のインターネットブラウザが内蔵されています。しかしながら、このブラウザアプリは通常のブラウザとは異なるもののようです。
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Wear OS 4で追加されたブラウザ機能
Wear OS 4には、新しいPixel端末に移行する機能の搭載や、いくつかの修正・改善が行われましたが、大きな新機能は追加されていません。一方、Pixel Watchの設定項目では、システムのデフォルトのインターネットブラウザが設定できるようになりました。
これまで、Wear OSにはブラウザーアプリが存在しませんでした。Playストアではサムスンのインターネットブラウザなどをインストールすることは出来ますが、Google Chromeなどは提供されていません。
一方、Wear OS 4では、「Wear OS」がデフォルトのシステムブラウザとして表示されます。しかし、このブラウザはアプリ一覧には表示されません。
アプリの説明には「インターネットにアクセスするためのアプリです。タップしたリンクは、このアプリで開きます。」と書かれています。しかし、Wear OSでは基本的にリンクが表示されることはなく、通知でURLが送られても白いテキストで表示されます。
今のところ、このアプリの用途は不明です。テックメディア「9to5Google」は、このブラウザは「ペアリングしたスマートフォンに、リンクをリダイレクトするために使われているのではないか」と推測していませんが、実際のところは不明です。
なお、「Pixel Watch 2」では、前述のサムスン製インターネットブラウザをインストールすれば、ブラウジングは可能です。デフォルトブラウザに設定することも可能でしたが、特に変わることはありませんでした。
このアプリでYouTubeを再生したところ、音声は端末のスピーカーからしっかり再生されました。ただし丸い画面ではあまり使い勝手は良くないため、あくまでオマケ機能程度にとらえておいた方がよいでしょう。