YouTubeは最近、動画広告をブロックする「広告ブロッカー」の排除に力を入れています。この「広告ブロッカー排除」の動きの現状について、Google専門メディア「9to5Google」が報告しています。
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YouTubeが「広告ブロッカー」の規制をさらに強化
今年5月から、広告ブロッカーを有効にしているYouTubeユーザーに、広告ブロッカーをオフにするよう促し、「オフにしなければ動画再生をブロックする」という警告を表示するテストを行っています。6月もテストは続き、YouTubeは「広告ブロッカーはYouTubeの利用規約に違反する」というスタンスも示しました。
「9to5Google」によれば、ここ数週間YouTubeは広告ブロッカーを使っている視聴者に対し、広告を許可するようさらに強く働きかけているとのこと。
海外掲示板「Reddit」に投稿されたユーザーの報告では、YouTubeが行っている「ブロック」がかなり強力であることが分かります。
It started happening to me yesterday on desktop. I use Firefox and uBlock Origin, although I suspect this doesn’t matter. YT is rolling this out person-by-person or in some similar fashion. It’s a hard block, no way around it. Refreshing doesn’t matter, logging out doesn’t matter, using Chrome or Edge doesn’t matter. I straight up cannot watch anything on YT without disabling my ad-blocker now. Even obscure videos with 46 views. This isn’t about big channels or anything. It’ll be coming for you soon enough.
— 引用:Reddit訳:昨日からデスクトップで起こり始めた。私はFirefoxとuBlock Originを使っている。YTはこれを個人ごとに、あるいは同様の方法で展開している。これはハードブロックであり、回避する方法はない。リフレッシュしてもダメ、ログアウトしてもダメ、ChromeやEdgeを使ってもダメ。私は今、広告ブロッカーを無効にしないとYTで何も見ることができない。再生回数46回の無名の動画でさえも。これは大きなチャンネルとかそういう問題ではない。それはすぐにやってくる。
掲示板に投稿されたその他の報告によると、警告には「YouTubeの広告を許可する」またはYouTube Premiumに加入するよう促すプロンプトが表示され、3本の動画が再生すると動画再生をブロックすると表示されます。このプロンプトは、動画自体の代わりに表示されたり、フルスクリーン表示時にポップアップとして表示されたりするとのことです。
「9to5Google」はこの警告について、「広告ブロッカーが検出された状態で、アカウントが一定量の動画を視聴した後にこの現象が発生するパターンがあるようだ」と指摘しています。なお今のところ、YouTubeはこのブロッキングを、主にPC版YouTubeで推進しているようです。