今シーズンオフにメジャーリーグ挑戦を目指している日本ハムファイターズの上沢直之投手。今シーズン勝ち星に恵まれていないものの、エースの名に恥じない投球を見せており、メジャーリーグのスカウト陣からの評価が上がっているとのこと。そこで今回は、上沢直之投手のこれまでの実績や今シーズンの成績をもとに、メジャーリーグからの評価を上げている要因について解説していきます。
【プロ野球】メジャー市場で予想外の人気がある日本ハムの投手とは?
目次
- 1. 上沢直之投手のこれまでの実績
- 2. 今シーズンの活躍ぶり
- 3. メジャーリーグの移籍市場で評価を上げている理由とは?
- 4. 他の目玉選手との大きな違いがある?
- 5. 上沢直之投手は、交渉次第で大型契約も視野に入ってくる?
- 6. まとめ
上沢直之投手のこれまでの実績
上沢直之投手は、専大松戸高校に進学し、甲子園出場は果たせなかったものの、2011年のドラフト会議で日本ハムファイターズから6位で指名を受け、入団。プロ1・2年目は、2軍で経験を積み、成長を遂げると、3年目には、開幕ローテーション入りを果たし、8勝8敗の成績をマーク。4年目は、シーズンを通して3度2軍落ちを経験するも、5勝6敗。5年目は、膝の手術を行なった為、1軍での登板機会は0。6年目に入り、1軍での登板機会を得るも、味方の援護に恵まれず4勝9敗と大きく負け越してしまいました。
7年目に入り、自身初のオールスター選出や、完封勝利を収める活躍を見せ、11勝6敗と初の2桁勝利を達成。8年目には、開幕投手に抜擢されるも、シーズン途中で怪我をしてしまい、5勝止まり。9年目は、コロナウイルスの影響で開幕が遅れた為、リハビリが間に合い、8勝をマーク。10年目には、開幕投手を務め、12勝をマークするなど好調な成績を記録。11年目には、月間MVPや完投勝利を収めるなど好調な成績をマークするも、8勝9敗と負け越し。2年連続規定投球回数に達するなど、安定な投球を見せ、契約更改では年俸アップしました。
今シーズンの活躍ぶり
上沢直之選手は、今シーズン開幕ローテーション入りを果たし、これまでに19試合に先発し、7勝6敗・防御率2.70・QS14を達成し、QS率73.7%の高確率を維持。今シーズン、上沢直之投手は、かなりの安定した投球を見せています。
また、5月の試合では、完封勝利を挙げるなどの活躍を見せ、自身3度目のオールスターに選出。来シーズンには、メジャーリーグ挑戦を明言している上沢直之投手。これから、どんな活躍を見せてくれるのか、楽しみですね。
メジャーリーグの移籍市場で評価を上げている理由とは?
上沢直之投手が、メジャーリーグ移籍市場で評価を上げている理由は、ここ2年で、20勝をマークし、投球回数150回以上と安定した投球を披露している事です。他の球界を代表する山本由伸投手や高橋光成投手と比べると、圧倒的な成績を残せていません。
ですが、安定感のあるピッチングというのは、簡単にできるものではありません。この安定感こそ、メジャーリーグの先発ローテーションを守る為には、必要になってくる要素です。果たして、シーズンオフに、どこのメジャーリーグ球団が名乗りを上げていくのか、注目していきましょう。
他の目玉選手との大きな違いがある?
上沢直之投手が、メジャーリーグ移籍市場から注目を集めている理由には、安定感以外にも、資金面で有利な選手と言われています。球界のエースである山本由伸選手を獲得するとなると、現年俸が6億5000万円になる為、5年総額100億円が最低ラインと言われているとのこと。この金額を払えるのは、資金力に余裕の球団のみに絞られてきます。
ですが、上沢直之投手の現在の年俸は、1億7000万円と、メジャーリーグの水準で行くと、格安の部類に入るとのこと。その為、安定感のある投手を獲得しやすい資金で獲得できると言われており、多くのメジャーリーグ球団が調査に来ているそうです。
上沢直之投手は、交渉次第で大型契約も視野に入ってくる?
上沢直之投手は、今シーズンの活躍次第では、大型契約を勝ち取れるのではないかと言われています。また、代理人の交渉能力や獲得競争が熾烈になると、大型契約の可能性は高まるとのこと。昨シーズンのオフにメジャーリーグ挑戦した藤浪晋太郎投手は、中継ぎ投手として評価を上げたことで、年俸4900万円から4億円に跳ね上がったそうです。
今シーズン、上沢直之投手が、10勝以上マークした場合、他の目玉選手以上に、熾烈な獲得争いになるのでは?と言われています。今シーズンオフにメジャーリーグ挑戦を明言している上沢直之投手。果たして、来シーズンは、どこのメジャーリーグ球団のユニフォームを着てプレーするのか、注目していきましょう。
まとめ
今回は、驚異的な活躍とまではいかないものの、安定した投球でメジャーリーグスカウト陣の評価を上げている上沢直之投手について解説しました。プロ12年で積み重ねてきた勝ち星は68と多くはないものの、数字以上の安定した投球が持ち味の選手です。
このような安定した投球ができる投手は、メジャーリーグでも欲しがる球団は多いと思います。今シーズンオフに、上沢直之投手は、どこの球団のオファーを承諾するのか、注目していきましょう。