エンゼルス・大谷選手は7月27日(日本時間28日)、対タイガースとのダブルヘッダーに出場。1試合目は投手と打者の二刀流で、2試合目は2番指名打者としての出場となりました。大谷選手は1試合目を完封勝利、2試合目では2本塁打の活躍。1日で完封・2HRという驚異の記録を達成しました。そんな偉業達成に沸く中、大谷選手の記録を上回る”伝説の投手”がいると話題に。その投手は誰なのか、その驚くべき記録とともに解説します。
【MLB】大谷選手が完封・2HR!! それを上回る“伝説の投手”がいると話題に
目次
- 1. 1試合目は初完投で初完封 ノーヒットノーランまであと一歩
- 2. 2試合目は2打席連続アーチ 1試合で完封&2HRの偉業
- 3. ダブルヘッダーとは?
- 4. 1試合で完封&3打席連続本塁打!?
- 5. ”伝説の投手”堀内恒夫氏とは?
1試合目は初完投で初完封 ノーヒットノーランまであと一歩
エンゼルス・大谷翔平選手は7月27日(日本時間28日)、タイガースとのダブルヘッダーに出場。1試合目は2番・投手の二刀流での出場でした。大谷選手は初回から快調に投げ、4回までノーヒット。5回にタイガースの先頭打者ケリー・カーペンター選手に中安を打たれますが、その後は冷静なピッチングで進塁すら許しません。
終わってみれば9回全てを投げきり、1点も与えない完封勝利。大谷選手にとって初完投、初完封となりました。投球内容もを見ても、1安打3四球8奪三振と文句なしの完璧なピッチング。ノーヒットノーランもあと一歩でした。
しかし大谷選手は試合後、不満そうな表情で首を横にふる仕草も。この様子にファンはファンは「どこまでも自分に厳しい」「モチベーション高!」と驚きの声が上がりました。
2試合目は2打席連続アーチ 1試合で完封&2HRの偉業
自身初となる完投・完封を成し遂げたのも束の間、この日はタイガースとのダブルヘッダーで2試合目は2番指名打者として登場しました。第一打席はカウント0-2から見逃し三振に倒れるも、第二打席から本領発揮。二死走者1塁の場面で回ってきた打席で7球目を捉えツーランホームランを放ちました。
現地の実況も「ダブルヘッダーの初戦で完封勝利を収めた大谷が今度は”ロケット”を放ちました」と興奮。一方大谷選手は冷静な表情でベンチに戻りました。
4回二死走者なしで迎えた第三打席、なんとここでも5球目を完璧に捉え右中間へソロホームラン。38号目をマークしました。7回に筋肉の痙攣のため途中交代となりましたが、結果的に1日で完封&2HRの偉業を達成。
Twitter(現・X)では「大谷バケモン」というワードがトレンド入り。「完投完封してダブルヘッダー2試合目にホームランてなに…」「大谷さんまじえぐいなぁ〜」「凄すぎてもはや理解できない…」と驚きのコメントで溢れました。
MLB公認の記録専門会社エライアスによると、ダブルヘッダーで完封勝利と本塁打を記録したのは史上初。同じ日に完封勝利と野手での先発出場を果たした選手は1900年以降ではベーブ・ルース以来となりました。
大谷翔平38号ホームラン🔥
2打席連続ホームラン!
ダブルヘッダー1試合目で完封して、2試合目で本塁打を打ったのは史上初
①見逃し三振
②本塁打
③本塁打#大谷翔平 #エンゼルス
🎥 @MLB— 【SS】大谷速報&スポーツ速報 (@30R9gmaMUy3guDJ) July 27, 2023
ダブルヘッダーとは?
今回大谷選手がダブルヘッダーで出場し、偉業を達成したことが話題となりましたが、「ダブルヘッダー」とはどのような意味なのでしょうか。ダブルヘッダーとは、特定のチームがホーム球場において1日のうちに2試合を開催すること。また、相手方も同一のチームである場合は「ダブルヘッダー」と呼び、相手方チームが入れ替わる場合は「変則ダブルヘッダー」と呼ばれます。
今回はエンゼルス対タイガースの2連戦だったため、通常の「ダブルヘッダー」。26日(日本時間27日)の試合が雨天順延となったため今回の措置がとられました。
1試合で完封&3打席連続本塁打!?
1日で完封&2HRという偉業を成し遂げファンが沸く中、その記録を上回る”伝説の投手”がいると話題になりました。
その選手はなんと日本人。元読売ジャイアンツのエースで野球解説者の堀内恒夫氏です。堀内氏は1967年10月10日の対広島カープ戦でノーヒットノーランを達成。さらに投手ながら3打席連続本塁打という偉業。さらには「4打席目にホームランが打てなかった」と落胆していたという逸話があります。
大谷選手がこの記録を超える日が来るのか。今後の活躍に注目です。
”伝説の投手”堀内恒夫氏とは?
大谷選手を上回る、1試合で完封勝利&3打席連続本塁打の記録を持つ元読売ジャイアンツで野球解説者の堀内恒夫氏。現役時代はどのような選手だったのでしょうか。
堀内氏は1965年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。V9時代のエースとして活躍しました。その活躍ぶりは凄まじく、シーズン勝率のセ・リーグ記録を持ち、セ・リーグ最多タイ記録となる最高勝率を3回獲得。さらにセ・リーグ初の投手部門のダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を受賞しています。
入団初年度から16勝をあげ、その後13年連続で2桁勝利。最近では巨人・戸郷翔征投手が高卒5年目で40勝をあげ話題となりましたが、その記録に対し堀内氏が「そうかい 俺は5年目のシーズンが終わったら、77勝まで行ってたけどね 『上には上がある』 そう思って、今後も精進しなさい 今やあんたが巨人のエースなんだから」とコメントしたことが話題となりました。
歴史をたどれば多くの驚異的な記録が。今後も大谷選手はさまざまな記録を塗り替えていくのでしょうか。さらなる活躍に期待!
堀内恒夫さんが高卒5年目で40勝到達の巨人・ #戸郷翔征 に「俺は5年で77勝したけどね」 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ https://t.co/9raWBWHFXP pic.twitter.com/nhO6lgfA62
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) July 27, 2023