メジャー6年目のシーズンも、投打二刀流で戦うロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。最近の試合では好調の打者・大谷選手との勝負を避けるために申告敬遠も多く見られ、敬遠数がリーグトップの13となりました。そんな大谷選手の活躍を、エンゼルスのコンサルタントに就任したボビー・バレンタイン氏が解説しています。ここからはバレンタイン氏とはどういった人物なのか、そして気になる大谷選手の評価について詳しく見ていきましょう。
【MLB】大谷選手は打ちやすい!? 元ロッテ監督が持論解説
目次
- 1. 気になる試合結果は?
- 2. バレンタイン氏はどんな人?
- 3. 大谷選手の現在の成績
- 3.1. 投手としては9勝!
- 3.2. メジャートップの本塁打!
- 4. バレンタイン氏の見立ては
- 5. タイトル獲得、プレーオフ進出に期待!
気になる試合結果は?
7/26デトロイト・タイガースとの3連戦初日、大谷選手は2番・DHで先発出場しました。タイガースが9回裏にジェーク・ロジャーズ選手のタイムリーヒットを皮切りに4点リードを追いつき、試合は延長タイブレークに。大谷選手にヒットは出なかったものの、10回表にミッキー・モニアク選手がタイムリーツーベースを打ち7-6と勝ち越します!その裏を守り切ったエンゼルスが勝利。大谷選手はこの試合、3打数無安打、2四球という結果でした。
バレンタイン氏はどんな人?
ボビー・バレンタイン氏は1995年に来日し、千葉ロッテマリーンズの監督に就任しました。チームは2位と結果を残したものの、1年で解任となります。その後、9年ぶりに千葉ロッテの監督に復帰すると、2005年にはプレーオフで1位のソフトバンク・ホークスに勝利し、日本シリーズの切符を手にしました。阪神タイガースとの日本シリーズで4連勝、チームは31年ぶりの日本一に!アメリカ人監督による日本一はプロ野球史上初の快挙です!その後5年間、監督として千葉ロッテの指揮をとりました。2022年12月、大谷選手の所属するエンゼルスのコンサルタント(相談役)に就任します。
大谷選手の現在の成績
大谷選手は投打ともに好調をキープしてシーズン後半戦を戦っています。7/29ブルージェイズ戦では両足のけいれんで途中交代と心配なニュースもありましたが、その翌日には先発出場しヒットを放ちました!大谷選手の今シーズンの成績について、投打合わせて詳しく見ていきましょう。
投手としては9勝!
大谷選手は今シーズン投手として20試合に先発登板し、9勝5敗と勝利部門では6位につけています。防御率部門では3.43で10位、奪三振部門は156個奪三振で3位という成績です。これまでの20試合を中5日のペースで登板している大谷選手。5/9アストロズ戦ではメジャー通算502奪三振として「野球の神様」ベーブ・ルースの持つ通算奪三振数の記録を塗り替えました!
メジャートップの本塁打!
打者としての大谷選手は絶好調!本塁打部門では39本、2位ルイス・ロベルト選手に10本差と大差をつけてメジャートップです。打点部門ではリーグ2位の81打点で、1位のアドリス・ガルシア選手を追う展開に。打率に関しては.305で4位、WBCで日本代表として共に戦った吉田正尚選手も5位につけています。日本人選手の打率部門での争いも気になりますね!
バレンタイン氏の見立ては
エンゼルス戦を中継しているBSウエストで解説を務めるバレンタイン氏は、試合前後の番組に出演しています。プロ野球で監督経験を持つバレンタイン氏の解説や日本人選手との交流を楽しみにしているファンも多いようです。
投手・大谷の評価は
大谷選手の投手としてのバレンタイン氏の評価は今シーズンはあまりよくありません。今シーズンはストレートを使う頻度が減り、球速が下がっているとバレンタイン氏は指摘します。また、スプリットをあまり使わなくなったことに危機感を強めているようです。スイーパーやツーシームの多用により打者からすると打ちやすい投手になっているのだと話しました。
大谷選手の投球の割合はスイーパーが最も多く、次にストレート、カットボール、シンカーです。バレンタイン氏の言うように、スプリットは今シーズンあまり投げていません。スイーパーとはスライダーの一種で、右打者の外角へ鋭く大きく曲がる変化球です。
打者の才能を絶賛!
バレンタイン氏は打者としての大谷選手を絶賛しています。ホームランを打った瞬間の体の姿勢について、ベーブ・ルースそっくりだと話し、スイングは全て完璧と太鼓判!大谷選手は7/8に3シーズン連続となる100安打を達成しました。ホームランの平均飛距離に関しても、今シーズン前半で129.4mと前年の124.3mを上回る数字を出しています。投打二刀流でのホームラン王獲得に期待大ですね!
タイトル獲得、プレーオフ進出に期待!
ここまで、バレンタイン氏が語る大谷選手の打者・投手としての評価について詳しく見てきました。この夏のトレードはなく、今シーズンのエンゼルス残留が決まった大谷選手。今年はプレーオフ進出にも望みがあります。ここからさらに連戦が続きますが、プレーオフ進出をかけてチーム一丸となって戦うエンゼルス、そして大谷選手のさらなる活躍に期待を込めて応援していきましょう!