メジャーリーグのサンディエゴ・パドレスにアジア人内野手が活躍できないという歴史を塗り替える選手が現れました。この選手は、今シーズン途中から覚醒し、総合的な貢献度で驚異的な成績を残しています。今シーズンは、特にバッティング面での活躍が目立っています。そこで今回は、アジア人内野手の歴史を塗り替える選手について解説していきます。
【MLB】アジア内野手の壁を越える!! 韓国人メジャーリーガーが大活躍中
目次
- 1. アジア人内野手の歴史を塗り替える力を持った選手現る!
- 2. キム・ハソン選手について
- 3. アジア人内野手は活躍ができないと言われている?
- 4. 驚異的な成績を残しているキム・ハソン選手!
- 5. まとめ
アジア人内野手の歴史を塗り替える力を持った選手現る!
サンディエゴ・パドレスに所属しているキム・ハソン選手が、アジア人内野手の歴史を塗り替える成績を残しています。現在までに、101試合に出場・打率.279・14本塁打・39打点の成績をマーク。
そして、キム・ハソン選手は、バッティングだけではなく、守備の名手としても活躍しており、今までの、アジア人内野手には、なかなかいないタイプとのこと。今シーズンも後半に入り、どこまで成績を伸ばし続ける事が出来るか、注目して見ていきましょう。
キム・ハソン選手について
キム・ハソン選手は、韓国出身のメジャーリーガーです。身長175cm・体重76kg。2014年の新人ドラフトの2次ドラフトにてネクセン・ヒーローズに入団。
その後、2020年にサンディエゴ・パドレスに4年契約にて入団。2017年・2023年のWBC韓国代表に選出されるなど、韓国を代表する内野手へと成長。今後の活躍が期待できる選手の1人として、注目を集めています。
メジャーリーグで現在の地位を築くまでの実績!
キム・ハソン選手は、韓国のプロ野球チームのネクセン・ヒーローズに入団。2014年は、60試合の出場に留まるものの翌年には、レギュラーを獲得し140試合に出場。2016年には、全試合の出場と20本塁打20盗塁の快挙を達成。そして2017年には、WBC韓国代表に選出され、本大会に出場を果たしました。翌2018年から2020年には、ショート部門でゴールデングラブ賞を獲得。
2020年のシーズンオフにメジャーリーグのサンディエゴ・パドレスに移籍しました。2021年は、ショートとしての出場は、少なかったものの、サードやセカンドとして年間117試合に出場。翌2022年には、ショートのレギュラーを掴み取り、150試合に出場。打率.251・11本塁打・59打点とバッティングでは、目立った成績を残せなかったものの、守備の名手として、輝きを放っていました。
アジア人内野手は活躍ができないと言われている?
メジャーリーグの中では、アジア人の内野手は活躍できないと言われているとのこと。今までに、シカゴ・ホワイトソックスなどで活躍した井口資仁氏・ニューヨーク・メッツなどで活躍した松井稼頭央氏・タンパベイ・レイズなどで活躍した岩村明憲氏などがプレー。
メジャーリーグで好成績を収めたものの、偉大な記録を達成する活躍や、驚異的な活躍をしたアジア人内野手はおらず、アジア人の内野手は、メジャーリーグでは活躍できないと言われていました。ですが、キム・ハソン選手は、このジンクスを打ち破る活躍を見せており、今後の活躍に注目が集まっています。
驚異的な成績を残しているキム・ハソン選手!
キム・ハソン選手は、今シーズン驚異的な成績を残しているとのこと。現在までの成績を、162試合出場に換算すると、打率.270・22本塁打・28盗塁・OPS.810の成績を残せると言われています。また、キム・ハソン選手は、WAR(総合的な貢献度)という記録で、驚異的な記録を残しているとのこと。一時期は、大谷翔平選手など数々の名プレイヤーを抑え込み、1位にランクインする名手ぶりを披露。
現在は、大谷翔平選手、アクーニャJr.選手に次ぐ、3位。特に守備の能力が高く、現在2位タイの成績をマークしています。韓国リーグで6年連続2桁本塁打を放ち、強打の内野手と知られていたものの、メジャーリーグでは、バッティングがなかなか順応できず苦戦していましたが、今年に入りバッティングの才能が開花。今シーズン、メジャーリーグで、自己最多のホームラン数を記録しており、どこまで記録を伸ばせるか、楽しみですね。そして、今後キム・ハソン選手が、メジャーリーグの記録に残る活躍を見せてくれるか、注目していきましょう。
まとめ
アジア人内野手は、活躍できないという壁を乗り越える活躍を見せているキム・ハソン選手。現在までの成績は、メジャーリーグ自己最多の打率やホームラン数を記録。直近の試合では、1番打者として出場し、サンディエゴ・パドレスの中心選手へと成長しています。
昨シーズンまで、守備の名手と呼ばれていたキム・ハソン選手が、バッティングの才能を開花。今後の活躍次第では、キム・ハソン選手が歴代のアジア人内野手の中で、1番と呼ばれる活躍を見せていますね。これから、キム・ハソン選手がどんな活躍で、メジャーリーグ屈指の成績をマークするのか、楽しみです。