パリ五輪開幕まで後1年に迫り、卓球女子シングルスの代表争いが、激しさを増しています。数々の選考会が行われている中で、現在早田ひな選手が一歩リードしているとのこと。そんな早田ひな選手に迫る勢いを見せている選手もおり、最後の最後まで目が離せない展開です。そこで今回は、パリ五輪の卓球女子シングルスの代表の座を誰が勝ち取るのか、現状の有力候補選手を解説していきます。
【卓球】パリ五輪女子日本代表争い激化中!! 現在は早田選手が一歩リード
目次
- 1. パリ五輪代表選考会の全農カップ東京大会で早田ひな選手が優勝!
- 2. パリ五輪代表争いは、激化!
- 3. パリ五輪代表枠は2つのみ!
- 3.1. 最有力候補は、早田ひな選手!
- 3.2. そのあとを追うのは、伊藤美誠選手と平野美宇選手!
- 4. まとめ
パリ五輪代表選考会の全農カップ東京大会で早田ひな選手が優勝!
パリ五輪の女子シングルスの代表選考会を兼ねた全農カップ東京大会が開催され、早田ひな選手が優勝を飾りました。初戦から相手を引き寄せない強さで圧倒し、決勝も相手も1ゲームを与えずに、勝利。
今後も、アジア選手権・第6回選考会・全日本選手権など、対象大会は、まだまだ続きます。早田ひな選手が、このリードを維持し続けるのか、注目していきましょう。
パリ五輪代表争いは、激化!
今回の全農カップ東京大会で、優勝した早田ひな選手が100ポイント・準優勝の伊藤美誠選手が90ポイント・3位の平野美宇選手が80ポイントが加算されました。現時点で、パリ五輪代表権に向けての、ポイント獲得順位のトップ3の選手が大きくポイントを獲得し、下位を突き放す勢いを見せていますね。
中国のメディアでは、早田ひな選手・伊藤美誠選手・平野美宇選手の3人が最も代表選手に近いと言われています。今回の大会で優勝した早田ひな選手が、選考ポイントを一歩リード。今後、誰が代表権を獲得し、パリ五輪の舞台でプレーするのか、楽しみですね。
パリ五輪代表枠は2つのみ!
卓球女子シングルスのパリ五輪代表権は2つと、かなり枠が限られています。その枠をかけて、日本トップクラスの選手たちが争いを見せていますね。現在、早田ひな選手が世界ランク8位・伊藤美誠選手が世界ランク7位・平野美宇選手が世界ランク17位とトップ20にランクインしている選手が多いため、熾烈な争いを繰り広げています。
現在、1位の早田ひな選手が597.5ポイント、2位の平野美宇選手が392ポイント・3位の伊藤美誠選手が365.5ポイント。そして、4位の木原美悠選手が248ポイントと上位3人と大きな差が開いてしまっていますね。ですが、上位の選手に打ち勝ち、優勝することができれば、まだまだチャンスはあります。今後、どんな戦いで誰がパリ五輪の女子シングルス代表枠2つを勝ち取るのか、注目です。
最有力候補は、早田ひな選手!
パリ五輪の女子シングルス代表の最有力候補は、早田ひな選手と言われています。高身長からから出せられるショットは、日本の他の選手と異なるタイプ。攻守のバランが取れており、高い技術力で世界の強豪と渡り合っています。5月の世界選手権では、世界ランク4位のワン・イーディ選手に勝利。
7月のWTTスターコンテンダーリュブリャナでは、世界ランク1位のソン・エイサに善戦する活躍。今最も日本で驚異的な力を持っている選手と言われており、今回の大会でもその強さを見せつけましたね。世界の強豪選手と戦っていく中で、大きな成長を見せている早田ひな選手。現在、ポイントランクで2位と200ポイント以上の差をつけ、首位を独走中。この勢いのまま、パリ五輪の代表権を獲得できるよう、頑張って欲しいですね。
そのあとを追うのは、伊藤美誠選手と平野美宇選手!
現在、パリ五輪代表権の2番手をかけて平野美宇選手と伊藤美誠選手が、争いを繰り広げています。伊藤美誠選手は、国際大会やオリンピックなどで勝負強さを発揮するメンタルの強さを持っているものの、東京オリンピック以降、勢いが停滞。若手選手で勢いをつけている、張本美和選手や横井咲桜選手に負けるなど、本調子ではありませんが、今大会で準優勝と徐々に活躍を見せています。今後の活躍が楽しみな選手です。
そして、現在、パリ五輪のポイントランキングで2位につけている平野美宇選手は、復活を遂げています。3月のシンガポールスマッシュでは、世界ランク4位のワン・イーディ選手に勝利。そして、7月のWTTコンテンダーザグレブでは、世界ランク1位のソン・エイサに勝利する大躍進。世界中からマークされている平野美宇選手ですが、それに動じず、自分のプレーで勝利を掴みとる平野美宇選手。果たして、パリ五輪の代表権を獲得できるのか、注目していきましょう。
まとめ
今回は、卓球のパリ五輪女子シングルスの代表権を争っている主要メンバー3選手について、解説しました。パリ五輪代表選考会を兼ねた全農カップ東京大会で優勝した早田ひな選手は、代表争いで一歩リードしています。
そして、伊藤美誠選手と平野美宇選手が、2番手争いを繰り広げており、代表争いは熾烈な戦いです。まだまだ、ポイント対象の大会は多くあり、引き続き目が離せない大会が続きます。一体、誰がパリ五輪の代表権を勝ち取るのか、注目です。