Ankerが米国にて、KVMスイッチ(PC切替器)の機能を搭載したドッキングステーションを発表しました。
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Ankerがキーボードやディスプレイを複数PCに接続できるKVMスイッチを発表
KVMスイッチとは、一台のキーボードやマウス、ディスプレイを複数のPCに接続するためのデバイスで、CPU切替器、PC切替器、コンソールスイッチなどと呼ばれることもあります。最近ではあまり新モデルを見ないKVMスイッチですが、Ankerは今回新たに「KVM Switch Docking Station」を発表しました。
今回登場したAnkerのKVMスイッチは、USB-C端子でデバイスに接続するタイプのもので、MacとWindowsの両方に対応しています。ノートPC2台用のモデルは、2台のPCに同時に65Wの給電(1台の場合は100W)が可能な入力用USB-Cポートを2つ搭載しています。
2つのPC間で共有できるポートは、HDMI出力とDisplayPort出力(いずれも4K/60Hz対応)、20W PD充電が可能な5GbpsのUSB-Aポート2つとUSB-Cポート、USB-A 2.0ポート、3.5mmジャックの7つです。
デスクトップPCとノートPCを接続するモデルは入力用に、ノートPCに100W出力が可能なUSB-Cポートと、HDMIポート、DisplayPortポート、5GbpsのUSB-Cポートを搭載しています。
ドッキングステーションからはコードが伸びており、先端には両方のホスト接続を切り替えられるボタンが搭載されています。ボタンの裏側はマグネットになっており、手の届くところに貼り付けることが可能です。
なお、このドッキングステーションに接続するデバイスは「Power Delivery、Display Port Alt Mode、USB 3.2」をサポートしている必要があるとのこと。若干ややこしいですが、基本的にはThunderbolt 3ポートを搭載したPCであれば対応していると考えていいでしょう。詳細はメーカーのスペックシートなどを確認してください。
Anker「KVM Switch Docking Station」は現在、米Amazonにて販売されており、価格はノートPC2台向けモデルが249.99ドル(約3.5万円)、デスクトップPC+ノートPC向けモデルが269.99ドル(約3.7万円)から。
日本向け発売は今のところ告知されていませんが、なかなか存在しないニッチな製品だけに、ぜひとも販売してほしいところです。