Twitterが、急上昇中のライバルである「Threads」のリンクを含む投稿の表示を、ひそかに制限しているという報告が登場しています。
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Threadsへのリンク付きツイートが検索結果に表示されないとの報告
今回の問題は、一部のTwitterユーザーが「Threadsにリンクしているツイートの検索をブロックしている」とThreadsにて共有したことから発覚しました。
Twitterは、ThreadsのURLの投稿を(今のところ)許可しているにもかかわらず、Threadsにリンクしているツイートの検索を選択的にブロックしている。
— 出典:Threads
この現象は米大手テックメディア「The Verge」も確認しており、Twitterで特定のURLへのリンクを検索するために使用する「url:」を使うと検索結果がゼロになると指摘しています。
Twitterでスレッドのリンクを検索しようとすると、奇妙なことが起こる。
この問題は、通常、特定のURLへのリンクを検索するために使用される「url:」検索演算子を使用したときに最初に気づいた。たとえば、Twitterで「url:theverge.com」と検索すると、URLが短縮されているかどうかにかかわらず、The Vergeのあらゆるページにリンクしているツイートがすべて表示される。しかし、「url:threads.net」を検索すると、そのドメインにリンクしているツイートがたくさんあるにもかかわらず、検索結果はゼロになる。
— 出典:The Verge
実際に「url:threads.net」とTwitterで調べると、検索結果には何も表示されません。
とはいえ、この制限を回避する方法は簡単です。「The Verge」も指摘するように、「threads」と「.net」の間にスペースを入れると、検索結果が大量に出てきました。ただし、これですべてのリンク付きツイートが表示されているのかは分かりません。
これが意図的なものかは不明ですが、Twitterがプラットフォーム上で他のサービスを制限したのはこれが初めてではありません。以前には、ブログサービス「Substack」がTwitterに似た機能をリリースした際には、ユーザーはSubstackのURLを含むツイートに「いいね!」を押したり、返信したり、リツイートしたりすることができなくなり、TwitterはSubstackのリンクを「安全でないもの」としてマークするなどの妨害を行いました。
また、Twitter代替SNS「マストドン」については、同サービスのTwitterアカウントをバンし、マストドンへのリンクを投稿禁止にしたこともあります。
Twitterはこの件について声明を出しておらず、このブロックがいつから始まっていたのかは不明です。とはいえこれが意図的なものだとすれば、少なくともTwiiterがThreadsをかなり警戒していることは間違いないでしょう。