オールスターゲーム2023に選ばれ、2度目の出場を決めたオリックス・杉本裕太郎外野手(32)。
ナイターで行われたオリックス対ロッテ戦の7回に11号3ランをランニングホームランで記録。杉本選手は104キロの巨体という事もあり、このランニングホームランが大きな話題となりました。
この記事では、杉本選手のランニングホームランの内容を振り返るとともに、プロ野球の驚くべき記録・珍しい記録を紹介します!
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目次
- 1. 杉本選手のランニングホームランを振り返る
- 2. プロ野球の驚くべき記録・珍しい記録6選
- 2.1. 1、1試合に9ポジション
- 2.2. 2、最短時間試合は55分
- 2.3. 3、無安打で勝利
- 2.4. 4、ファウルの新記録
- 2.5. 5、1試合最多四死球記録(26個)
- 2.6. 6、1イニング3打席
- 3. プロ野球で起こる珍しいシーンにも注目!
杉本選手のランニングホームランを振り返る
オリックス・杉本選手の11号ホームランはいつものゆっくり走るホームランではありません。
無我夢中に104キロの巨体を揺らしてむしゃらに走っての本塁打で11号3ラン。一塁ベンチ前で右手を高く突きあげました。2点リードの7回、ノーアウト一塁、三塁。ロッテ・小島投手のチェンジアップを左手1本で捉え、レフトフェンスを直撃。ボールが大きく弾む間に激走して「少年野球以来です」というランニングホームランを記録し、今季最多タイとなるチーム10得点を導きました。
このランニングホームランについて杉本選手は、「自分のこと、足速いつもりでいるのでホームまで行くつもりで走りました。まさかランニングホームランで〝昇天ポーズ〟をするとは思いませんでした」とコメントを残しています。
本当に素晴らしいランニングホームランでした。
プロ野球の驚くべき記録・珍しい記録6選
杉本選手のランニングホームランは凄い記録ですが、プロ野球では過去に様々な驚くべき記録、珍記録が生まれていますので、その中で印象に残ったものを6つ選んで紹介します。
1、1試合に9ポジション
野球の守備位置は9つあります。これを全てこなした選手が、日本ハムの高橋選手です。
高橋選手の本職は捕手ですが、昭和49年9月29日に行われた大阪球場での南海対日本ハム戦での高橋選手は何と9つのポジションをこなします。
1回、一塁手からスタートして、2回に捕手、3回に3塁手、4回に遊撃手、5回に2塁手、6回に左翼手、7回に中堅手、8回に右翼手、最後9回は投手と毎回違うポジションをこなすという凄い記録を残しています。ちなみに、試合は0対7で日本ハムが負けでした。
2、最短時間試合は55分
昭和21年7月26日に行われた西宮球場での阪神対パシフィック戦の試合時間は何と55分。
阪神の渡辺誠太郎投手は88球、パシフィックの湯浅芳彰投手は93球、1対0阪神の勝ちで終了した試合でした。
3、無安打で勝利
昭和14年5月6日に行われた、甲子園での阪急対南海戦、何とノーヒットで阪急が2対1で勝利しました。
南海の宮口投手に抑えられ、0-1で迎えた6回、四球の西村を2塁に進めるためバンドを投手のエラーで1、2塁に。この後、バントと死球で1死満塁。続く打者がレフトフライで同点に。
そして7回、阪急の先頭打者四球、続く打者のバント処理を南海の名手3塁鶴岡が1塁へ大暴投し、1塁ランナーがホームイン。その後も無安打でしたが、そのまま逃げ切って2対1で阪急の勝ち。
無安打で勝利という珍しい記録を残しました。
4、ファウルの新記録
ファウルはいくら打っても捕られない限りアウトにはなリません。
1打席に最もファウルで粘った記録は、昭和22年11月11日に後楽園で行われた、金星(スターズ)対太陽(ロビンス)戦で生まれました。太陽の8番打者、松井遊撃手が4回の第2打席で相手の下手投げ、重松投手から19球粘って、四球で歩いた記録がファウルの新記録となっています。
5、1試合最多四死球記録(26個)
2017年4月1日「阪神対広島」に最多四死球の記録は生まれました。
9回までに両チーム13個ずつの四球。計26個の四球を与えます。広島は先発投手が4回までで7四球。救援した4投手が計6四球と大荒れでした。
一方の阪神も先発投手が5四球。救援した3投手が8四球と両チーム投手陣が四球を量産して生まれた記録です。
6、1イニング3打席
試合展開によっては、1試合に3打席しか回ってこないこともある中で、1イニングで3打席回ってくるという記録が生まれています。
プロ野球史上1人しかいない、1イニングで3打席入った選手は、大松尚逸選手(元千葉ロッテマリーンズ)です。この記録が生まれたのは、2009年6月11日の交流戦ロッテ対広島でした。
6回の裏に打者20人の攻撃で15得点を挙げるというプロ野球新記録となる猛攻があります。大松選手は、その回の先頭打者として打席に立ち、その後打者一巡して1イニング2打席目に。それでも攻撃は終わらずなんと打者2巡目に入り1イニングで3打席目に。この回の最終打者となったため、唯一1イニング3打席に立った打者となりました。
プロ野球で起こる珍しいシーンにも注目!
プロ野球では、毎年数多くの珍しいシーンや記録が生まれます。
野球観戦の際には、ぜひこういったシーンにも注目して見てみると面白いですよ!