【野球】阪神タイガース、交流戦で失速…原因は?

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交流戦に入る前からセ・リーグ首位を走ってきた阪神タイガース。その勢いのままいざ交流戦も狙うこととなりましたがまさかの失速。交流戦の順位はまさかの10位で終わってしまいました。そんな阪神とは逆に調子のよい2位のDeNAが迫ってきています。タイガースはなぜ交流戦で失速をしてしまったのか?その原因とはいったい何なのだろうか?書いていこうと思います!

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まずは阪神タイガースの交流戦の成績をみていこう!

現在セ・リーグ首位の阪神タイガース。交流戦の成績はというと7勝10敗1分けの全体で10位という成績で、負け越しで交流戦を終了。さらに交流戦で今季初の4カード連続負け越しという記録も出してしまいました。

そして、ホームとビジターでの成績は7勝のうち、ホームでは5分の戦いができていました(4-4)が、ビジターでは3つの負け越し(3-6)を記録。この成績からビジターでなかなか勝つことができなかったのが、この成績につながってしまったかもしれません。

交流戦の試合を含めた全体の成績はどうなったか

では交流戦を終えた段階での成績はというと38勝24敗2分け、貯金は14で首位に変わりはありません。ですが、3つ負け越したせいで貯金を減らしてしまっています。交流戦前までは2位・DeNAとのゲーム差は6.5の差をつけて突入しましたが、現在は2.5ゲーム差と縮められてしまいました。

それでも貯金は14もあるため、まだまだ大丈夫かもしれません。しかし、如何せん5月が好調だったために失速ムードがでてきてしまいました。

なぜ阪神タイガースは交流戦で失速してしまったのか?

ではどうしてタイガースは交流戦に入ってから失速してしまったのでしょうか?一つ目の理由は勝てていた試合を落とすことが多かったのです。WBCから帰ってきてからイマイチの守護神・湯浅投手の不調が大きいように感じます。

またイニング別にみると7回以降の失点が多くあり、12試合と多いのです。これは勝利の方程式が計算通りに働かなかったのが誤算となってしまったのでしょう。

ただ、その中でも防御率0.00を記録し、2勝をあげた才木投手、3.44であるが2勝をあげた西勇気投手もいるため、先発陣は安定していたと感じられます。

またチーム打率、失策も12球団でワーストを記録してしまった

そしてもう一つの理由が主力打者が同じタイミングで調子を落としてしまったことがあげられます。近本選手が打率.225、中野選手が.222、大山選手が.246、ノイジー選手にいたっては.140ととにかく打てなくなってしまったのが大きな要因でしょう。そして交流戦打率トップ30にも阪神の選手は一人もランクインできませんでした。

また交流戦のチーム本塁打が5本とこちらもワースト、失策も17個とワーストを記録。打てない・守れない、これが失速の原因になってしまったのではないでしょうか。

逆に交流戦を初優勝した横浜との違いは?

反対に4チームとの優勝争いを制し、交流戦初優勝を飾ったベイスターズの好調の要因は何だったのか?ベイスターズは相手エースと対戦機会が多い中(楽天・則本、ロッテ・佐々木等)で白星を重ねていったのです。

そのなかで難敵を攻略してきた要因を、横浜・三浦監督はあえて「投手力」を挙げました。実際、横浜の交流戦前のチーム防御率は3.59でしたが、それが2.93と良化したのです。後ろの伊勢、山崎投手が打たれてもエスコバー、森原投手がカバーした試合もありました。さらに調子をあげてきたバウアー投手が3戦3勝をあげるなど良い傾向が。

この投手陣の踏ん張りが打撃陣の奮起を促したのではないでしょうか。

阪神はどのように立て直してリーグ戦に挑むか

交流戦が終わり、岡田監督は「借金3でよういったと思ってる」と話されています。また「5月はできすぎ。その反動が交流戦ででてしまった」とも。全体的にあまり調子のよくない中、DeNAとの3連戦からリーグ戦が再開されますが、どのように立て直していくのか。

まず、貯金は14もあるため、夏場までこの貯金を維持できるかがカギとなりそうです。そのためには、まず中継ぎの不安定さを取り除くことが重要ではないでしょうか。ここは守護神・湯浅投手の復調、それと交流戦前まで大暴れしていた大竹耕太郎投手の復調もカギとなりそうです。あとは得点力をあげるために軒並み調子を落としてしまった打撃陣の奮起を期待することも大切でしょう。

まずはDeNAから始まる9戦を負け越さないことが大事になってきそうです。

下位の巨人・広島の調子が上がってきている

ただ、あまりうかうかしていられないのも事実。それは交流戦で調子が良くなってきた巨人・広島が上位進出を狙えるところまできているから。どちらのチームも打撃陣がよくなってきており、この2チームよりも得点力では劣っている阪神は現状の投手力で乗り切ることが大事でしょう。

阪神は山場となる8月・9月までにいかに戦力を戻せるか。また貯金をしっかり残せる戦いをすることができるか。この辺がこれからの重要なカギとなるでしょう。

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