エンゼルス・大谷選手は6月9日(日本時間10日)、対マリナーズ戦に2番・投手で先発出場。投手としては3失点を浴び、6勝目を挙げることはできませんでしたが、打撃では第2打席にツーランホームランを放つなどチームの5連勝に貢献しました。大谷選手の活躍に、通算230本塁打の記録を持つマリナーズのスアレス選手はある英単語を使って大谷選手を表現。その活躍ぶりを大絶賛しました。
31日間無料トライアル実施中!<U-NEXT>3000作品以上のエンタメ・スポーツ作品配信中!
目次
17号2ランでチーム5連勝に貢献
エンゼルス・大谷翔平選手は6月9日(日本時間10日)、エンゼルスタジアムで行われた対マリナーズ戦に2番・投手で先発出場しました。
大谷選手は投手として6勝目をかけマウンドに上がりましたが、初回から被弾。マリナーズ4番・ケリニック選手から2ランホームランを浴びました。しかしその後は5回まで1失点に抑え降板。最終的に被安打3、四死球6、3失点と満足のいく投球ができず6勝目とはなりませんでした。
投手としては不調だった大谷選手ですが打撃は好調。初回の第1打席、得点にはつながりませんでしたがサードへの内野安打で出塁。そして3回の第2打席では初球を打って17号目となる2ランホームランを放ちました。勢い止まらず、第3打席は初球をレフトへ打ち返し2ベースヒット。結果的に4打数3安打2打点でチームの5連勝に大きく貢献しました。
大谷選手は試合後のインタビューで、「バッティングの方は良かったかなと チームが勝ったので、それが何よりかなと思います」と冷静なコメント。また、投手としては「今日はもう調子自体がよくなかったという、そこに尽きるかなと。今日に関しては投げ方というか、体が少し動きづらかったという印象かなと思いますね」と分析。
一方で「初回から、今シーズンの中でも一番悪いんじゃないかなというくらいの出来だったので、逆に言えばそこで5回くらい投げられて、3失点でなんとかチームが勝てたというのは、少しはいいところかなと思います」と3失点で抑えた部分に関しては評価しました。
投打でチームに貢献し続ける大谷選手。勢いそのままにチームのリーグ優勝へ向け、今後もその活躍に目が離せません!
マリナーズ・スアレス選手「大谷から打ったぜ!って自慢してるよ」
メジャー通算230本塁打の記録を持つマリナーズのユジニオ・スアレス選手。この日のインタビューで大谷選手について「オオタニサンから何本かヒットを打ったから彼も覚えているはず 大谷から打ったぜ!ってみんなに自慢してるよ 大谷との対戦するのが好きだし、大谷のような選手と戦いたい」と語りました。
また、「大谷に対してはよくNasty(えげつない)っていう言葉を使うんだ ピッチング、ヒッティング、全部やってのける そして見た目もかっこいい」と大谷選手を表現。そして、「オハヨウゴザイマス、ゲンキデスカ、オハヨ」と笑顔で日本語のあいさつを披露する場面もありました。
チームメイトのトラウト選手も「エグい…」
大谷選手を端的に表す英単語として、”Nasty(えげつない)”が使われていますが、実は過去には大谷選手のチームメイトであるマイク・トラウト選手もこの言葉を使っていました。
昨年9月29日(日本時間30日)の試合。地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の企画で選手の胸にマイクをつけており、その音声が中継中に紹介されていました。2回、大谷選手は4番ブラウン選手に対してカウント2-2から縦のスライダーを投球。スライダーは落差が大きく、ワンバウンドしたボール球にブラウン選手はスイングし三振。その際、守備の体勢を取っていたセンター・トラウト選手は「It was nasty(エグい)」と感嘆しました。
野球ファンは元より、MLB選手らも驚愕するほどの活躍を見せる大谷選手。今後も思わず唸ってしまうような活躍を続けてほしいですね!
スラングの多いMLB
今回「エグい」活躍を表現する”Nasty”という言葉を紹介しましたが、Nastyは基本的に「不快な、汚い」など良くない状態を表す形容詞。しかしアメリカのファンはとてもユニークで、今回のように褒め言葉として使われることも。
MLBではNasty以外にも“Dirty(ダーティ)”や“Filthy(フィルスィ)”などのスラングがあり、いずれもNastyと同じように「汚い、いやらしい」といった意味があります。しかし、野球で褒め言葉として使う際はそれぞれ異なる意味があり、
・“Dirty”は打つのが難しいボール。
・“Nasty”は打者が予測できないような動きのあるボール。
・“Filthy”はバッターが逃げ出したくなるようなボール。
と表現されるようです。プレーを楽しむことはもちろん。このようなユニークな言葉や場面を見られるのもメジャーリーグの面白いところですね!