モバイルバッテリーなどを発売するAnkerが、ニューヨークで行われた製品発表イベントにて、バッテリーを内蔵した家庭用ソーラー発電システム「Solix」を発表しました。
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Ankerのモジュール式家庭用エネルギー貯蔵システム「Solix」
Ankerは「Solix」シリーズを以前から販売していますが、これはソーラパネル単体で、バッテリーにつないで充電するソーラーパネルでした。
今回発表された製品は、テスラの「Powerwall」のような家庭用エネルギー貯蔵システムです。発表によれば、「Solix」はモジュール式で、5kWhから最大180kWhまで搭載することが可能とのこと。総務省の家計調査では、1日あたりの平均電気使用量は6.1kWh(一人暮らしの場合)とされているため、単純計算で最大30日分程度の電気を補えることになります。
比較の参考までに、テスラの最新の「Powerwall2」は13.5kWhに固定されており、最大10台まで連携することが可能となっています。テックメディア「The Verge」によれば、かかる費用は1台設置するごとに11,500ドル(約160万円)前後だそうです。また「Powerwall2」を購入する場合は、ソーラーパネルも一緒に注文する必要があるとのこと。
「Solix」は電源の流れをコントロールする部分が上部にあり、LFP電池を搭載したモジュールをその下に縦に積み重ねる形で拡張できます。このバッテリーは既存のソーラーパネルやAnkerが新たに提供するソーラーパネルに対応し、スマートフォンのアプリでコントロール可能になるとのこと。
Ankerの「Solix」の価格は明らかになっておらず、発売時期も2024年とされています。日本展開が行われるかは今のところ不明で、今後の公式発表に期待したいところです。