BTSデビュー10周年!スーパースターへの道のりを振り返る

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2023年6月13日。BTSがデビュー10周年を迎え、ファンたちのお祝いコメントが続いています。小さな事務所からデビューした7人は、資金の少なさや楽曲のコンセプト変更に苦しみました。しかし、7人は懸命な努力を続け、2年をかけて1位を獲得します。決して順風満面ではなかったこの10年を、改めて振り返ってみましょう。

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幼い7人の少年が一歩を踏み出した日

2013年6月13日。当時はまだ無名だったBig Hit Entertainmentから、『防弾少年団(방탄소년단)』がデビューしました。当時に明るく笑っていた少年たちは、自分たちが世界の『BTS』になることを予想もしていなかったでしょう。

大手事務所ではないための苦労、当初のコンセプトからの路線変更、いつ脱落するか解らない練習生時代。BTSが乗り越えてきたものを、10年後の6月13日に振り返ってみました。



Big Hit Entertainmentは無名の小さな事務所だった

Big Hit Entertainmentは、2005年2月1日にパン・シヒョクにより設立された事務所です。パン・シヒョクはもともとJYPエンターテイメントに所属しており、社長のパク・ジニョンとは旧知の仲。JYPを辞めて立ち上げた事務所が、Big Hit Entertainmentです。

BTSのメンバーが練習生になった頃、Big Hit Entertainmentはまだ小さい無名の事務所でした。資金も少なく、十分なレッスン環境があったとは言えません。また、1つの部屋に10人が寝る共同生活など、練習生は厳しい生活を余儀なくされました。そのBig Hit Entertainmentが10年後、世界に名をはせるHYBEになると誰が想像したでしょう?

2011年にデビューするはずだった防弾少年団

実は、『防弾少年団』は2011年にデビューするはずのグループでした。当時にデビューが取りやめになったのは、グループのコンセプト変更があったためです。

当初の防弾少年団は、メンバーが今とは異なり、本格派HipHopグループを目指していました。しかし、アイドル音楽が強い韓国芸能界で、HipHopを追求するのは厳しかったのかもしれません。幾度かの試みの末にコンセプトを変更し、アイドルHipHopを目指すことになったのです。

コンセプト変更を受け入れられず、辞めていく練習生もいました。その中で、RM、SUGA、J-HOPEが残り、紆余曲折を経てジン、ジョングク、V、ジミンが合流。現在の防弾少年団の形になりました。

つまり、もともとはダンスを踊るグループでは無かったのです。そう考えると、今の様に踊れるようになったメンバーたちの苦労が偲ばれますね。



大衆路線『I NEED U』でようやく初1位

2013年にデビューした防弾少年団でしたが、なかなかヒットに恵まれず、音楽番組で1位をとることができません。

韓国では1位をとることが重視されますし、何よりヒットしなければグループの継続が難しくなります。そんな時にBTSがリリースしたのが、アルバム『花様年華 pt.1』でした。リード曲となった『I NEED U』は、それまでのHipHop路線とは異なり、メロディアスな切なさが込められた曲。この路線変更が成功し、『I NEED U』は見事に初1位を獲得します。デビューから約2年が経過した2015年5月のことでした。



2018年に迎えた解散危機

とても仲の良いBTSですが、2018年には解散の危機を迎えたことも。香港で開催されたMAMA2018で大賞を受賞したとき、ジンはスピーチの中で「今年の初め、僕たちは精神的にとても大変でした」「メンバー同士で話し合いながら、解散しようかどうしようか悩んだりもしました」。

この年のBTSについて、ジンは『슈취타(シュチタ)』でこう語っています。

「『FAKE LOVE』の活動をしながら、僕たちは休みが1ヶ月に1日か1日半しか無かった」
「僕は『1日半』というのにとても怒った(半日休みは休みでは無いという意味でしょう)」
「会社は『そうやってこそ成功できる』と言った。僕たちもそうだと思って仕事をしたけれど」
「精神的にも肉体的的にも限界で、これを全部終わらせたいと思ったんです」

この時期をジンは「挫折」と言う言葉で表現し、おそらくメンバーとの話し合いの上で、再び走ることを決めたと語っています。きっと他にも、外からは想像もつかない苦労があったでしょう。それでも活動を続けてきたメンバーに、リスペクトと感謝を伝えたいですね。

『슈취타(シュチタ)』はメンバーのSUGAがMCを務めるトーク番組。ぜひこちらも視聴してみてくださいね。途中からJ-HOPEも加わり、3人の深いトークを聞くことができます。

BTSメンバー7人の夢はまだまだ続きます

名も無い少年だった7人は、10年の間に世界に飛び出し、美しい楽曲で人々を魅了しました。今は彼らに憧れる後輩が後を絶たないほど。多くの夢を叶え、大人になった7人の青年たちは、どんな景色を見ているでしょうか。

奇しくも10年の節目に、メンバーは兵役のために入隊し、音楽活動を少しだけ離れます。2025年に再結集を目指す彼らが、今度はどんな夢を描くのかを楽しみに待ちましょう。きっと彼らは見せてくれます。10年前とは少し違う、でもとても美しい夢を。

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この記事を書いた人

はねせがわ

筋金入りのエンタメライター「はねせがわ」です。主に「ちいかわ」「K-POP」「動物」「スポーツ」など、趣味を通した経験をもとに、幅広く執筆していきます!「まだまだ若手だけど、先輩方に負けないぞ!」という気持ちでライティング♪読者様の「新たな発見」「新たな気づき」になれるような"オリジナリティ溢れる記事"を発信します。


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