今年登場する見込みのGoogle「Pixel 8」シリーズの詳細なカメラスペックについて、 Android専門メディア「Android Authority」がリークしています。
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Google「Pixel 8 Pro」はメイン・超広角カメラともに大幅強化
「Pixel 7」と「7 Pro」はメインカメラは同じで、超広角カメラと光学5倍ズーム付きの望遠レンズが差別化のポイントとなっています。「Pixel 8」と「8 Pro」でも、Proモデルにハード面で優位性を与えるという傾向は続くと見られています。
「Android Authority」によれば、「Pixel 8」シリーズに搭載されるカメラセンサーは「Pixel 7」シリーズで使用されたものよりもさらに大きなセンサーになるとのこと。より多くの光を取り込むことが可能となり、低照度下での撮影性能の向上が予想されています。
エクスクルーシブです:これがGoogle Pixel 8シリーズのリークされたカメラのスペックだ
今年のカメラハードウェアの主なアップグレードは、Pixel 8の両モデルに搭載されるもので、Samsung ISOCELL GN1センサーがISOCELL GN2へと変更されます。まず、センサーが大きくなり、前モデルよりも約35%多く光を取り込むことで、より明るい低照度画像と、より速いシャッタースピードによるブレの軽減が期待できます。
— 出典:Android Authority
さらに注目すべきは超広角カメラの進化です。「Pixel 8 Pro」の超広角カメラは、ソニーの6400万画素IMX787センサーにアップグレードされているとのこと。これは「Pixel 7a」のメインカメラと同じもので、より精細な写真撮影を可能になることが期待できます。
「Pixel 8」の進化は控えめですが、Googleは超広角レンズの視野角を0.67倍から0.55倍に広げ、「Pixel 7 Pro」と同等まで引きあげているとのこと。なお、「Pixel 8 Pro」の望遠カメラは引き続き光学5倍ズームが可能な4800万画素のサムスン製システムになるようです。
Google Pixel 8 Proは、ウルトラワイドカメラにも待望のアップグレードが施されています。12MPのSony IMX386は、Pixel 7aに搭載されたプライマリーカメラと同じ64MPのSony IMX787に置き換えられています。このセンサーは、Pixel 7aに搭載されているプライマリーカメラと同じもので、サイズはほぼ2倍で、ウルトラワイドカメラの画質を大幅に向上させるはずです。また、Googleはレンズの幅も若干広くしています。正確な視野角(FoV)はわかりませんが、ズーム比0.56倍から0.49倍にアップしています。
— 出典:Android Authority
「Android Authority」はその他、以前リークされたStaggered HDRのサポートを改めて強調しています。
このカメラ進化は、ソフトウェア面で勝負していたGoogle PixelシリーズがついにiPhoneのカメラスペックをハード面でも追い抜きつつあることを示唆するものです。同価格帯の無印iPhoneに対しては完全にカメラスペックで勝っており、ProモデルのGN2+IMX787+5倍望遠という構成は、次世代iPhoneの最上位モデルにも劣らないものとなるはずです。
またテックメディア「The Verge」は、Googleの強みはソフトウェア面であることを再度強調しています。「消しゴムマジック」などのAIベースの編集機能はPixelシリーズを代表する機能となっており、Googleは今年もこれらの機能を強化してくるでしょう。