ソフトバンクのリバン・モイネロ投手は6月6日、DeNA戦に9回から登板しました。先頭の代打・大和選手から三球三振を奪うと、続く佐野選手、関根選手も三球三振。三者連続の三球三振を記録しました。モイネロ選手は2018年にも記録しており今回自身2度目。複数回記録したのは、梶本隆夫(阪急)以来、史上2人目となりました。この勢いに乗ったソフトバンクはサヨナラ勝ち。モイネロ選手の投球が勝利を呼び込みました。
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目次
モイネロ選手が史上2人目の大記録達成!
ソフトバンクのリバン・モイネロ選手は6月6日、DeNA戦(ペイペイドーム)に9回から登板しました。1対1の同点という1点も許されない状況。そんな緊迫した場面でしたが、モイネロ選手は付け入る隙を与えませんでした。
先頭打者の代打・大和選手を変化球を織り交ぜ三球三振。続く1番・佐野選手には最速156kmのストレートとキレのあるスライダーでこちらも三球三振。そして2番・関根選手に対してもストレートとスライダーで三球三振を奪いました。
なんとこの1イニングで三者連続三球三振を記録。この記録は2018年5月16日の楽天戦でモイネロ選手自身が記録して以来、5年ぶり20度目。そして複数回記録したのは1954、57年の梶本隆夫(阪急)以来、史上2人目となりました。
モイネロ選手は「カラダが強いからね コントロールだけいい」と笑顔。この日最速の156kmをマークしたことに関しては「スピードはいつも通りよ」と冷静に語ったうえで、「変化球よかったね」と振り返りました。
今回のモイネロ選手の圧巻のピッチングは、パ・リーグ Special【RakutenTV公式】」のツイッターにも公開。ファンからは、「恐ろしすぎる」「エグいな」「自分以来で草」など驚きの声が集まりました。
【試合速報📣】
H-De 9回表#福岡ソフトバンク「#モイネロ 選手」
三者連続3球三振に抑える完璧なピッチング🔥#プロ野球#sbhawks👇LIVE配信はコチラ⚡ ⚾https://t.co/H2HxgVVGL0#楽天TV #RakutenTV pic.twitter.com/G0nKvBBA9P
— パ・リーグ Special【RakutenTV公式】 (@Rakuten_Pacific) June 6, 2023
ソフトバンク、モイネロ選手の流れに乗りサヨナラ勝ち!
9回表、1-1の同点の場面でモイネロ選手が圧巻の三者連続三球三振。この完璧な投球がその裏のソフトバンク打線に火をつけました。
先頭打者の1番・中村選手は2球目のストレートを引っ掛け遊ゴロに倒れるも、2番・今宮選手がピッチャー強襲のあたりで出塁。続く近藤選手が四球を選び走者一、二塁とチャンスを広げました。
そして5番・牧原選手の打席。DeNA・伊勢投手の全球ストレートという強気のピッチングに2ストライク2ボールまで追い込まれましたが、6球目のストレートを左中間に弾き返しこれがサヨナラタイムリーに。まさにモイネロ選手の完璧な投球が勝利を呼び込む形となりました。
ソフトバンクの守護神・モイネロ選手 その経歴は?
今回、自身2度目の三者連続三球三振で大記録を達成したモイネロ選手。その気になる経歴を解説していきます。
モイネロ選手は”野球大国”キューバ出身。球種は、最速158km/hのストレート、変化球はキレのあるスライダー、大きく曲がるカーブ、チェンジアップを武器としています。
16歳からキューバのU-23国内リーグでプレー。2015年には19歳の若さでプレミア12のキューバ代表に選出されました。
そして2017年、ソフトバンクに育成選手として入団。同年6月には1軍のマウンドに上がり、その年のWBCでキューバ代表に選出されています。モイネロ選手は2019年のプレミア12、2023年のWBCでも代表に選出。日本のみならず、世界を相手に戦う投手と言えます。
2017年からソフトバンクの一員となったモイネロ選手。チームメイトのアルフレド・デスパイネ選手の支えも大きいようです。デスパイネ選手はモイネロ選手にとってキューバの大先輩。食事に連れて行ったり、自宅に招いて料理を振る舞ったりと面倒を見てもらっています。
モイネロ選手は「デスパイネのおかげもあって、楽しめているよ 日本で4年目と経験もあって、なんでも教えてくれる 打者目線でも色々と教えてくれる存在。」と語っています。
モイネロ選手、その活躍ぶりは?
モイネロ選手は入団当初から中継ぎとしてチームの日本一奪還に貢献しました。翌2018年は防御率4.53と低下するも5勝1敗13ホールドを記録。
2020年には48イニングで驚異の77奪三振で「最優秀中継ぎ」のタイトルを獲得しました。
2021年は東京オリンピックにキューバ代表として出場し20試合6ホールド5セーブ、防御率0.45という成績。オフシーズンに3年契約で残留が発表されました。
昨シーズンはシーズン序盤からクローザーを務め、53試合に登板。防御率1.03と安定感のある投球を続け、自己最多の24セーブを記録しました。
入団当初からソフトバンクの勝利に貢献し続けているモイネロ選手。今シーズンもチームの王座奪還にむけ、相手を寄せ付けない圧巻のピッチングを見せてほしいですね!
2020年パシフィックリーグ最優秀中継ぎ投手賞
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— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) November 9, 2020