Appleは、来週のWWDC 2023で、いくつかの新製品を発表すると噂されています。中でも目玉となる予定の製品の1つが、新しい「MacBook Air」です。このモデルのリークや予想価格について、Apple専門の米メディア「9to5Mac」がまとめています。
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15インチの新型「MacBook Air」スペックやデザイン・価格のリーク・予測まとめ
新型「MacBook Air」は、前年に引き続きM2チップを搭載するとのこと。M3チップの登場はまだ先になるようです。
Apple内部ではM3チップを採用する計画もあったが、サプライチェーンの課題により、これは廃止されたと伝えられている。現在、Appleは今年後半に最初のM3 Macをリリースする見込みです。
— 出典:9to5Mac
経済紙記者のマーク・ガーマン氏によると、新型「MacBook Air」に搭載されるM2チップは、現行の13インチ「MacBook Air」と同程度の性能を発揮するとのこと。当初、Appleは新型「MacBook Air」にオプションでM2 Proチップの構成を提供する予定だと噂されていましたが、これも白紙に戻されました。
「9to5Mac」は、新型「MacBook Air」は、13インチモデルと比較して大型のデザインであるため、Appleはバッテリーの寿命などを改善できる可能性があると指摘しています。
フォームファクターが大きくなればなるほど、Appleは内部にバッテリーのためのスペースを確保できるようになります。現在のところ、13インチMacBook Airのバッテリー駆動時間は、ビデオ鑑賞で最大18時間、ウェブブラウジングで最大15時間となっています。
その他のスペックとしては、ストレージとメモリが挙げられています。メモリは標準で8GB、最大24GBまでの構成オプションが用意されると予測されており、ストレージは256GBからスタートし、最大2TBまでアップグレードが可能になるとのことです。
新型「MacBook Air」は15インチディスプレイ搭載
新型「MacBook Air」の目玉となるのは、もちろん新しい15インチディスプレイです。ガーマン氏は、このモデルには14インチ「MacBook Pro」と同じ解像度のディスプレイ(3024×1964)が搭載されると伝えています。
「9to5Mac」は、15インチ「MacBook Air」は同じ解像度で動作するものの、ディスプレイが大きくなった分、解像度が若干落ちると指摘。1インチあたり240ピクセル程度のピクセル密度になると予測しています。
新型「MacBook Air」のデザイン
Appleは昨年、「MacBook Air」のデザインを一新したばかりで、 15インチの新モデルも、同じデザインを採用すると予測されています。また、カラーバリエーションはシルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイトの4色になると予想されています。
また「9to5Mac」によれば、Appleが13インチモデルからポート数を増やすという兆候はないとのこと。Appleはポートの数を「MacBook Pro」との差別化要因にしたいようです。
新型「MacBook Air」の価格・発売日
6月5日のWWDC 2023での発表に続き、15インチの新型「MacBook Air」は比較的早く注文できるようになると予想されています。サプライチェーンの報告によると、Appleのパートナーはすでにかなりの量の在庫を蓄えており、出荷を開始する準備が整っているようです。
価格については、具体的なリークは出ていません。「9to5Mac」は、「MacBook Pro」シリーズの画面サイズによる価格差から、13インチの現行モデルよりも500ドル程度高くなるのではないかと予測しています。
もしAppleが「MacBook Air」にこれを適用するのであれば、15インチモデルは1,699ドル(約23万円)からになると考えられます。とはいえ、13インチモデルの価格やスペックがほぼ同じであることを考えると、もう少し安くなる可能性もありそうです。
15インチの新型「MacBook Air」はAppleの開発者向けイベント、WWDC23でお披露目される予定。WWDC23の基調講演は、6月5日(日本時間6日午後2時)から開催されます。