日本時間5月19日(現地時間5月18日)、オリオールズ戦に3番DHで先発出場したエンゼルスの大谷翔平選手。初回に先制の10号ソロホームランを放つと、8回には試合を決めるタイムリーヒット! 5打数2安打2打点の活躍でチームを勝利に導きました! そんな大谷選手ですが、実は直近2試合ノーヒットと苦しんでいたのです。なぜ大谷選手は復活できたのでしょうか? この記事ではオリオールズ戦の活躍を振り返りつつ、復活の理由について解説してきます!
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目次
- 1. ゴジラ松井に並ぶ3年連続2桁ホームラン!
- 2. 全力疾走で決勝点をもぎ取る!
- 3. トラウタニホームラン?
- 4. 大谷選手復活の理由は一本足打法にアリ?
- 5. 一本足打法を確立して世界のホームラン王へ!
- 6. 一本足打法は王貞治選手だけではない?
- 7. 一本足打法で打撃修正?
- 8. 大谷選手の挑戦はまだまだ終わりません!
ゴジラ松井に並ぶ3年連続2桁ホームラン!
初回2アウトランナーなしで大谷選手に打席が回ります。対するオリオールズの先発は身長203センチの長身右腕タイラー・ウェルズ投手。初球内角高めの速球を空振りすると、2球目見送ればボールかという外角高めのチェンジアップを振り抜きます! 打球はあっという間に右翼席の最前列へ! チームに貴重な先制点をもたらしました!
また大谷選手はこのホームランで3年連続5度目の2桁ホームランを達成! 日本人選手では「ゴジラ」こと松井秀喜氏以来2人目の快挙となりました!
全力疾走で決勝点をもぎ取る!
第2打席レフトフライ、第3打席サードフライ、第4打席センターフライと凡退が続いた大谷選手。このまま終わるかと思いきや5対5で迎えた8回2アウト満塁のビックチャンスで打席が回ってきます! 持っていますね!
対するはオリオールズの6番手、サウスポーのコロンビー投手。初球のスイーパーを一二塁間にはじき返し全力疾走! 持ち前の快足を飛ばしタイムリー内野安打とします! これが決勝点となり、エンゼルスは勝利を収めました!
トラウタニホームラン?
MVPを3回獲得している大谷選手の同僚マイク・トラウト選手も、3回に10号2ランホームランを放ちました。トラウト選手は試合後報道陣の「大谷が満塁で内野安打を打つと予想していたか?」という質問に対して、「大谷はセーフになって打点を挙げた。望むのはそれだけ。左対左で難しい対決だったし。」とコメント。大谷選手とアベックホームランになったことに対しては「トラウタニホームランね。」と返し取材陣の笑いを誘いました。
大谷選手復活の理由は一本足打法にアリ?
直近2試合の不振から脱した大谷選手。その秘訣は「一本足打法」にあったのです! 解説していきます。
一歩足打法はピッチャー側の足を上げ、軸足だけで立って打つバッティングフォームです。別名はフラミンゴ打法。
ピッチャーとのタイミングが取りやすくなったり、長打が打ちやすくなったりするメリットがある一方、バランスがとりにくく、軸がぶれやすいというデメリットもあります。簡単には修得できません。一本足でもぶれない、強靭な下半身が必要になるからです。
一本足打法を確立して世界のホームラン王へ!
一本足打法を使用した選手にはどんな選手がいるのでしょうか? まず思い浮かぶのは「世界のホームラン王」こと王貞治選手ですよね!
王貞治選手といえば世界記録となる通算868本塁打を記録し、「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄選手とともに巨人のV9時代を支えた名選手。一本足打法に否定的な周囲の意見をものともせず、過酷な練習の末に一本足打法を確立。球史に名を刻むレジェンドとなりました。
一本足打法は王貞治選手だけではない?
実は一本足打法といわれるのは王貞治選手だけではありません。
「中年の星」といわれた門田博光選手、荒木雅博選手と共に「アライバ」の愛称で親しまれた井端 弘和選手、平成雄一の三冠王松中信彦選手、「ミスタードラゴンズ」こと立浪和義選手、高い打撃技術で「天才」といわれた高橋由伸選手など。往年の名選手がずらりと並びます。
現役では、日本プロ野球シーズン最多安打記録保持者秋山翔吾選手、「ミスタートリプルスリー」こと山田哲人選手、現役最多の安打数を誇る坂本勇人選手など。日本を代表する選手が多数。メジャーでは大谷選手の同僚でオールスターゲームに10回選出されたトラウト選手も一本足打法です。
一本足打法で打撃修正?
16日、17日と2日連続でノーヒットに終わり、不振に苦しんでいた大谷選手。18日試合前の練習で打撃修正に取りかかります。軸足を使う意識を高めるため、右足を上げて左足に体重が乗るような「一本足打法」に近い動きを繰り返しました。
試合開始後、初回のネクストバッターズサークルでも足を上げる動作を繰り返して最終確認。打撃修正が功を奏し、ホームランが生まれました!
大谷選手の挑戦はまだまだ終わりません!
「打撃は日々、毎打席修正している。」と語る大谷選手。二刀流でメジャーを席巻し、数々の記録を打ち立てていますが、更なる高みを目指しているようですね! プロ意識の高さを感じずにはいられません! 原状に満足せず、進化を続ける大谷選手から目が離せません!