2023年現在、2位と6ゲーム差を付けて独走態勢に入っている阪神タイガース。首位阪神タイガースのエースと言えば青柳選手ではないでしょうか。青柳選手は2021年と2022年シーズンに最多勝と最優秀勝率を獲得。2023年シーズンも活躍が期待されていました。しかし、今シーズンの青柳投手は大スランプに陥り2軍落ちをしてしまったことはご存じでしょうか。今回は、阪神タイガース青柳選手の通算成績や昨年までとの違いを解説していきます。
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目次
- 1. 阪神タイガース・青柳選手ってどんな選手?2年連続タイトルも今年は不調?
- 2. 2022年と2023年の青柳選手はなにが違う?データ比較&評論家のコメントは?
- 3. 【野球】2年連続最多勝が何故 阪神・青柳選手が今季苦しむ要因とは まとめ
阪神タイガース・青柳選手ってどんな選手?2年連続タイトルも今年は不調?
まず、阪神青柳選手の基本プロフィールを整理しましょう。2016年に帝京大学からドラフト5位で阪神タイガースに入団した青柳選手。2021年には13勝を上げ、自身初の最多勝及び最高勝率のタイトルを獲得しました。
続く2022年も青柳選手の勢いは止まらず2年連続の最多勝及び最高勝率に加えて、防御率2.05で最優秀防御率のタイトルを獲得。また2022年の奪三振132はシーズン5位を記録するなど、2023年もこの右腕に期待が寄せられていました。
5月19日18:00より阪神甲子園球場にて広島東洋カープ戦!予告先発はタイガースが青柳晃洋投手!カープは玉村昇悟投手です。先週は投打で活躍を見せ待望の2勝目!エースが抑えて打線が応える盤石の試合運びで、チーム8連勝を狙います!
▼当日券情報▼https://t.co/ulJWmrI85e#阪神タイガース #ARE pic.twitter.com/3La46uVe85
— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) May 18, 2023
青柳選手の投球スタイルはどんな印象?少し左バッターに苦手意識あり⁉
では、阪神青柳選手の投球スタイルはどのようなものなのでしょうか?青柳選手は、140キロ台の直球とシンカー・スライダー・ツーシームの変化球をコースに投げ分け打者を打ち取るタイプの投手です。
また青柳選手は、対右打者.163に対して左打者.241左打者をやや苦手にしている傾向があります。このように、左打者をやや苦手にしているものの直球と変化球を巧みに使う技巧派投手の1人ではないでしょうか。
5月19日広島戦で5回7失点と大乱調の青柳選手⁉2軍降格が決定?
しかし5月19日の広島戦の青柳選手は、7失点の大乱調で2軍降格を言い渡されてしまいました。いったい何があったのでしょうか?5月19日の青柳選手の成績は、5回81球8被安打4奪三振7失点5四死球と過去2年で最大の失点を記録しています。
また、1回に3四球5失点と最悪の立ち上がりでした。対する広島は、投手を含めての全員左打者と青柳選手の弱点をついた打線を構築。そして、青柳選手の攻略に至ったわけです。
2022年と2023年の青柳選手はなにが違う?データ比較&評論家のコメントは?
このように2021年と2022年では非常に安定したピッチングで素晴らしい成績をおさめた青柳選手。しかし、2023年シーズンは開幕3戦目以降ふがいない成績が続いています。
では2022年と2023年の青柳選手は何が違うのでしょうか?ここでは、今シーズンと2022シーズンのデータや評論家のコメントを紹介していきます。
阪神 7 – 10 広島
[負]及川1勝1敗0S
[ホームラン] ノイジー ソロ3号、佐藤輝ソロ8号、大山スリーラン4号https://t.co/aeeEgcQYAI#阪神タイガース #ARE pic.twitter.com/fOr4G0LqPM— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) May 19, 2023
2022年の青柳選手は各イニングでほとんどランナーを許してない?
2022年の青柳選手の通算成績は以下です。
防御率:2.05
勝数:13
勝率:.765
奪三振:132
被打率:.215
K/BB(奪三振と四死球の比率):4.13
WHIP(投球回あたりの与四球・被安打数合計):0.97
このようにK/BBとWHIPから各投球回でほとんど打者を出塁させていなことや奪三振の比率が高いことが特徴的ですね。ちなみに、2022年最多奪三振タイトルを獲得した巨人戸郷選手のK/BBは2.79と青柳選手の奪三振比率の高さがわかります。
2023年の青柳選手はファーボールが多い?左バッターの被打率が3割超え⁉
対する2023年の青柳選手の通算成績はどうなのでしょうか?
防御率:5.63
被打率:.276
K/BB:1.88
WHIP:1.51
このように2023年の青柳選手は、四死球が多く各投球回で毎回出塁を許していることがわかりますね。また青柳選手の被打率は右打者.217・左打者.302と2022年シーズンに比べてもよく打たれており、特に左打者にかなり打ち込まれています。さらに5月9日広島戦の投球では、直球も含めた140キロ台前半の球が真ん中付近に多く投げられている印象です。
今シーズンの青柳選手は投球フォームをくずして球のキレが悪化⁉
このように、今シーズンはデータから見ても明らかに不調なことがわかりましたね。では、評論家は今シーズンの青柳選手をどう見ているのでしょうか?
阪神OBの中田良弘氏によると、今シーズンの青柳選手は球の切れが悪いため甘い球を力で抑え込めないそうです。また中田氏は昨年と違い投球後の体が三塁側へ倒れる傾向にあり、投球フォームのバラツキが制球難の要因と分析。そして、体の中心に軸がある投球を取り戻す必要があるとしています。
さらに中田氏は青柳選手に対して、体のキレを取り戻すためにはまず心身ともに休ませる必要があると指摘。そして、走り込みや遠投のような基礎トレーニングに集中することで復活の糸口になるのではとしています。
また現在の青柳選手は心も体も小さくなっているので、しっかりと調整をして体を大きく使うフォームを取り戻すようにとエールを送っていました。このように、何事も不調に陥った時こそ基本に立ち返ることが重要だとわかりますね。
【野球】2年連続最多勝が何故 阪神・青柳選手が今季苦しむ要因とは まとめ
今回は、阪神タイガースの青柳選手の今季苦しむ要因を解説していきました。今シーズンの青柳選手は投球フォームをくずして不調に陥ったことがわかりましたね。ただいま2軍で調整中の青柳選手。
今後、彼が心身ともにリフレッシュして阪神優勝の立役者となる活躍に期待ですね。
この度、COREFORCEは阪神タイガース所属の青柳晃洋選手(@tiger50yagi )と契約を締結しました。
2022年には、球団史上3人目となる「投手三冠」を達成するなど阪神タイガースの絶対的エースとして今シーズンも活躍が期待されている選手です。
青柳選手の更なる活躍をサポートします🌟 pic.twitter.com/pvsTbJg082
— COREFORCE / コアフォース【公式】 (@y_coreforce) January 25, 2023