笑われるんじゃねぇぞ、笑わせるんだ
ビートたけし(世界のきたの)の師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描いた自伝原作を、NETFLIXが映像化。今のビートたけしを作りあげた師匠との秘話。涙なしでは見られない、感動の実話を紹介します。
目次
- 1. あらすじ
- 2. キャスト
- 2.1. ①伝説の師匠「深見千三郎」
- 2.2. ②ツービートの誕生
- 3. 感動の見どころ
- 3.1. ビートたけしのメイク
- 3.2. お笑いの世界とタップダンス
- 4. Netflix限定で配信中
あらすじ
ビートたけしが自身の師匠である芸人・深見千三郎と過ごした青春をつづった自伝「浅草キッド」を映画化。劇団ひとりが監督・脚本を手がけ、多くの人気芸人を育てながらも自身はテレビにほとんど出演しなかったことから「幻の浅草芸人」と呼ばれた師匠・深見や仲間たちとの日々と、芸人・ビートたけしが誕生するまでを描き出す。昭和40年代の浅草。
大学を中退し、「お笑いの殿堂」と呼ばれるフランス座のエレベーターボーイをしていたタケシは、深見のコントにほれ込んで弟子入りを志願。ぶっきらぼうだが独自の世界を持つ深見から、“芸ごと”の真髄を叩き込まれていく。歌手を目指す踊り子・千春や深見の妻・麻里に見守られながら成長していくタケシだったが、テレビの普及とともにフランス座の客足は減り、経営は悪化していく。やがてタケシはフランス座の元先輩キヨシに誘われ、漫才コンビ「ツービート」を結成。深見の猛反対を押し切ってフランス座を飛び出し、人気を獲得していくが…。深見を大泉洋、タケシを柳楽優弥が演じていて往年のビートたけしメイクも見どころです。
(引用元:映画comサイト)
キャスト
監督
劇団ひとり
脚本
劇団ひとり
原作
ビートたけし
製作
Netflix
出演
大泉洋
柳楽優弥
門脇麦
土屋伸之
中島歩
鈴木保奈美
他
劇団ひとり監督がいかにビートたけしをリスペクトしているかがわかる作品。仕草、間合い、表情のどの部分をとっても柳楽優弥がビートたけしになっていてとんでもなく作品に引き込まれる演出が多いです。
①伝説の師匠「深見千三郎」
テレビなどの放送番組に出演することがほぼなかったため、浅草界隈以外の地域でその存在がほとんど知られていない「幻の浅草芸人」と言われている、そんな師匠を大泉洋の軽快な口調とノリで表現。
「おそらくこんな人物だったんだろな〜」と思わせる演技力と言葉の言い回しは、この人があってビートたけしがいるんだと思わせてくれます。
②ツービートの誕生
兼子二郎(ビートきよし)は浅草ロック座で劇場進行の修行をしていて、北野武(ビートたけし)は浅草フランス座(現在の浅草フランス座演芸場東洋館)で深見千三郎門下のコメディアンとしてコントの下積み修行をしていました。結成までの背景としては、コントの深見師匠のもとで修行をしていたたけしとしては、漫才に挑戦することは破門レベルのタブー。
そんな中でも漫才への憧れからツービートを結成し、師匠とは徐々に距離が生まれていき….
感動の見どころ
「芸人だよ、バカヤロー!」
ビートたけしの口癖「バカヤロウ」「コノヤロウ」は師匠からの口癖。そんな師匠との自伝を映画化だけど本作はきっと師匠の事を知ってもらいたい気持ちもあるのだと思います。この映画を自分が落ち込んだり、何か頑張らないといけない時に見るようにしていて、皆んな何かを頑張っていてその方法や距離は人それぞれ。
自分自身が輝く場所なんて色んな方法があるので転けても前に進み続けようなんて思える作品です。
是非、無骨で不器用だけども、人を認める事のできる深見師匠とビートたけし誕生の感動の秘話を確認しましょう。
ビートたけしのメイク
本作では我々が知っている、現代のビートたけしが登場するシーンで特殊メイクをした柳楽優弥が登場します。
実際の付き人の方とかも本人と見間違うほどのクオリティだったとかでかなり忠実に再現。加えて柳楽優弥に演技指導したのは松村邦洋が行い、ものまねのスペシャリストが、リスペクトを踏まえた演技指導をすることでもはや本人なのでは?と思わせる作品になったんですね。
お笑いの世界とタップダンス
映画監督でもあり、日本のBIG3と言われるお笑い芸人でもあるビートたけしだが、実はタップダンスがとっても上手いんです。それが本作「浅草キッド」の中でもお笑いと同じくらい登場するタップダンス。
その師匠も深見師匠ということなので、この芸能界で表現していることは全て深見師匠からもらったことなんですね。
もちろん映画内ではキャスト陣が練習をしてタップダンスを覚えて行ったようで柳楽優弥はその後もハマってしまい他の現場でもタップダンスをする事で体が温まり落ち着いていたようです。
Netflix限定で配信中
本作はNetflix限定で配信されています。いわばビートたけしのオリジン映画という形で捉えがちですが、本作は師匠である深見とタケシの2人が主役。なので視点がお笑いの才能で成り上がっていくタケシ目線。
弟子がコントから漫才に移行した姿を語る深見師匠。二人の視点での感情表現がわかりやすいです。
加えて映画冒頭での鯨屋のシーンのモノボケと売れてからの同じ場面の同じシーンの差がしっかりとわかる形になっていて非常にグッとくるものがありますね。ただただ、お笑いではなく感動する映画になっているので是非鑑賞をお勧めします。
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