未発見「クレオパトラの墓」の手がかり、超巨大トンネルに残された痕跡

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2022年、クレオパトラの墓を探していた考古学者が、広大なトンネルを発見しました。このトンネルを専門家は「幾何学的な奇跡」と呼んでいます。そしてこのトンネルは、クレオパトラの墓に繋がっているかもしれないのです。

*Category:サイエンス Science *Source:sciencealert,wikipedia

目次

地下トンネルの先にあるものは


ドミニカ共和国のサント・ドミンゴ大学のキャサリン・マルティネス氏らは、エジプト沿岸の古代遺跡都市タップ・オシリス・マグナ神殿の地下で発掘調査をしていました。すると地下13メートルに1,305メートルのトンネルを発見したのです。

エジプト観光・考古省の2022年11月の発表によると、そのデザインは、ギリシャのサモス島にある紀元前6世紀の水道橋「エウパリノスのトンネル」(1,036m)と驚くほど似ているようです。工学の驚異と呼ばれるこの水道橋は、当時としては前代未聞の設計と建設でした。その工学的な素晴らしさは群を抜いています。


タップ・オシリス・マグナトンネルの一部は水没しています。そして、このトンネルの目的は今のところ不明ですが、マルティネス氏は、このトンネルがクレオパトラの墓への有力な手がかりになると考えています。これまでの発掘調査で、クレオパトラとプトレマイオス朝を指し示すと思われる手がかりが得られているのです。

タップ・オシリス・マグナ神殿は、アレキサンダー大王の名将の息子でクレオパトラの先祖の一人であるプトレマイオス2世によって前280年頃に創設されました。この神殿は、オシリス神とその妃であるイシス女神に捧げられたもので、クレオパトラはこの神と強い結びつきをもっていたと研究チームは考えています。クレオパトラとアレキサンダー大王の名前と姿が描かれたコインや、イシスの像などが発見されています。


神殿内からは、グレコローマン時代の被葬者が眠る土坑も発見されています。クレオパトラと夫のマルクス・アントニウスも同じような墓に埋葬されていた可能性があります。研究者たちは、このトンネルが彼らの墓につながるかどうかまでは分かりませんが、今後の調査によって、より詳しい情報が得られるかもしれない、と述べています。

今後は、近くの地中海を探索するようです。西暦320年から1303年にかけて、この海岸では地震が相次ぎ、神殿の一部が崩壊して波に飲まれています。また、以前行われた発掘調査では、マリオット湖から地中海に伸びるトンネル網が発見されています。


墓が見つかるかどうかは別として、この遺跡を徹底的に発掘すれば、謎に包まれた古代都市についてもっと詳しく知ることができるでしょう。トンネルからはすでに、陶器の破片や長方形の石灰岩の塊など、いくつかの宝物も発見されているのです。

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