今年登場する見込みの「iPhone 15」シリーズは、Lightningポートを廃止して、USB-Cポートに変更されるとリークされています。様々なリークや情報が錯綜しているこのUSB-C化について、現在までの最新情報をまとめました。
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「iPhone 15」は全モデルがUSB-Cポートを搭載予定
著名アナリストのミンチー・クオ氏は昨年、2023年に登場する全ての「iPhone 15」シリーズは、Lightningポートを廃止してUSB-Cポートを搭載するとリークしました。
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My latest survey indicates that 2H23 new iPhone will abandon Lightning port and switch to USB-C port. USB-C could improve iPhone's transfer and charging speed in hardware designs, but the final spec details still depend on iOS support.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 11, 2022
これについては経済紙記者のマーク・ガーマン氏も同様の意見で、最近のリークでもほぼ確定路線となっています。この変更は、EUが制定した、USB-C搭載義務化の新たな規制に対応するためのもの。猶予期間は2024年末までありますが、Appleは早めに対応するようです。
ただし「iPhone 15」のUSB-Cには制限あり
クオ氏によれば、「iPhone 15」シリーズで高速なデータ転送速度を提供するUSB 3.2またはThunderbolt 3をサポートするのはProモデルのみとなるとのこと。「iPhone 15」と「iPhone 15 Plus」については、Lightningと同様に最大480MbpsのUSB 2.0速度に制限されると予想しています。
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My latest survey indicates all 2H23 new iPhones will abandon Lightning and change to USB-C, but only two high-end models (15 Pro & 15 Pro Max) will support the wired high-speed transfer, and the two standard ones (15 & 15 15 Plus) still support USB 2.0 same as Lightning.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) November 17, 2022
同氏はまた、Appleが「iPhone 15」モデルにおける「Made for iPhone(MFi)」プログラム認定の充電器を開発しており、認証されていないケーブルは、充電とデータ転送速度が制限されるとしています。ただしこの動きにはEUが先んじてAppleに警告を出しているようで、最終的にどうなるかはわかりません。
AppleがUSB-Cを制限すれば、iPhoneはEU諸国での販売ブロックに引っかかるだろう
「統一された充電器の要件を満たさないデバイスは、EU市場で承認されない」とブルトン氏は述べた。欧州委員会は3月にAppleにこのことを注意したと伝えられており、EU議会の域内市場委員会の委員長を務める緑の政治家アンナ・カヴァッツィーニ氏は、AppleがEUの規制を回避しようとしていると非難した。
— 出典:Apple insider
iPhone以外のApple製アクセサリもUSB-C一本化へ
「iPhone 15」がUSB-Cに移行することにより、いくつかのAppleのアクセサリーも同様にUSB-Cに移行すると予想されています。テックメディア「MacRumors」によれば、これはEarPods、AirPodsの充電ケース、MagSafeバッテリーパック、Magic Mouse、Magic Trackpad、Magic Keyboardなどが含まれるとのこと。
USB-Cポートを搭載した「iPhone 15」シリーズは、例年通りであれば今年9月に発表される見込み。同シリーズは他にも、カメラや搭載チップなどが一新されると噂されています。