2007年に発売された「初代iPhone」の販売台数はわずか600万台です。当然のことながら未開封の初代iPhoneが存在するとしたら、それはかなりレアな品物です。一体、初代iPhoneは今のiPhoneとどのように違うのでしょうか?
海外テック系YouTuberの「Marques Brownlee」が、未開封の初代iPhoneを入手し開封しています。
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激レア「初代iPhone」の開封レビュー
未開封の初代iPhoneは希少価値が高いため、オークションなどで高額で取引されています。「Marques Brownlee」は約540万円で初代iPhoneの未開封を手に入れました。そして、落札されたiPhoneは厳重な箱に梱包され「Marques Brownlee」の元に届きました。
未開封の初代iPhoneを購入する際に注意しなければならないことは、本当に未開封のモノなのかということです。時々、開封済みのモノを未開封のように偽装して出品されることがあるようです。「Marques Brownlee」が利用したオークションは事前にX線で中身を確認していますが、それが未開封という証拠にはなりません。
「Marques Brownlee」は、元の所有者がiPhoneのシリアル番号をAppleに登録していないことを確認しました。つまり、元の所有者は使用もアクティベートもしていないということです。ただ、それは開封をしていない証拠にはなりません。本当に約540万円で購入したiPhoneは未開封なのでしょうか?
木の箱の中からは透明の箱が出てきました。その中に初代iPhoneが入っています。
iPhoneはビニールに包まれています。16年前のビニールということもあり、少し茶色に変色しています。このビニールの劣化から「Marques Brownlee」は未開封のiPhoneだと確信しました。
慎重にカッターでビニールを切り、中身を取り出します。
箱を開けると初代iPhoneが姿を現します。昔のiPhoneは、ディスプレイが上向きに入っています。(現在は背面が上向きです)
梱包もしっかりしており、新品・未開封で間違いなさそうです。
ディスプレイの保護フィルムも貼ったままになっています。
箱の中には本体以外に「iPhoneと書かれたマイクロファイバー」「Appleマークのステッカー」「iPhoneの操作方法が記載されているマニュアル」が入っています。
また「USBタイプAの充電器」「30ピンのスタンド」「USBタイプAと30ピンのケーブル」「イヤホン」が同梱されています。「SIMピン」は付属されていないとのことです。
当然、バッテリーは完全に放電してしまっているため、充電をする必要があります。そして、充電をすれば問題無く起動することができました。
しかし、初代iPhoneを利用するためには、iTunesに接続する必要があります。「Marques Brownlee」は古いバージョンのiTunesと接続しアクティベートを試みましたが上手く出来なかったようです。
「Marques Brownlee」はiPhoneを開封してしまったことによって「もう約540万円の価値はない」と述べますが、初代iPhoneを開封出来たことに満足しているようです。