5月15日(日本時間16日)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、敵地のオリオールズ戦で今シーズン9回目のマウンドに上がりました。ここ3登板、白星が遠のいていた大谷選手でしたが、試合は5-9で勝利。5勝目をあげています。チームの連敗も「2」で止め、貯金消滅の危機から救いました。打席でも4安打1ホーマー3打点の活躍。ホームランの規格外な飛距離も注目を集めています。
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目次
- 1. 大谷翔平選手が今季5勝目!
- 2. あわやサイクルヒット!自身を助けるバッティング
- 3. 味方の援護も!エンゼルス4回表の猛攻
- 4. どこまで飛んだ?大谷選手の第9号特大ホームランの詳細
- 5. 大谷選手の活躍に目が離せない!
大谷翔平選手が今季5勝目!
現地時刻5月15日、オリオールズ戦で「3番・ピッチャー」で先発した大谷選手。
しかし、決して楽なマウンドではありませんでした。
1点リードの2回裏にはオリオールズの7番打者アダム・フレージャー選手に2ランホームランを打たれるなど、7回を投げて98球、4安打5失点の投球。
被安打は少ないものの、自己ワーストタイとなる計3本の被本塁打をあびてしまい、苦しいピッチングが続きました。
3回以降、首のあたりを気にするそぶりがあったようですが、試合後インタビューで大谷選手は以下のようにコメントを残しています。
「3回くらいからは(違和感が)ありましたけど、そんなに著しくパフォーマンスが落ちるとは思っていないですし、そこまでチームに対して迷惑がかかる状態ではないと思ったので投げましたし、結果的に7回まで行けたのは連戦中と考えればよかったかなと思います」
あわやサイクルヒット!自身を助けるバッティング
マウンド上では苦しんだ一方、打席では自身のピッチングを援護します。
2打席目にシングルヒット、3打席目に本塁打、4打席目に3ベースヒットと、5回表で早くもサイクルヒットまであと2ベース1本と迫った大谷選手。
5打席目は凡退、6打席目はシングルヒットと、惜しくもサイクルヒットは逃したものの、5打数4安打1本塁打3打点の活躍ぶり。
先発投手が1試合で5回出塁したのは1964年9月のメル・ストットルマイヤー(ニューヨーク・ヤンキース)以来、59年ぶりの快挙。
エンゼルス打線も計17安打と爆発を見せ、見事5勝目を手にしました。
一方で、試合後のインタビューでは笑顔は見られず、自身の投球内容に納得していない様子。その向上心の高さに脱帽すると同時に、次回以降の投球にますます期待したいところです。
二刀流ならではのバッティングについては、以下のようなコメントを残しています。
「何事も経験かなと思う。こういう試合で、自分で打っていい点差にできたというのは良かった。ピッチングはピッチングで、いろいろと勉強になることがたくさんあるので、まだまだよくなれると思えばプラスになると思う」
味方の援護も!エンゼルス4回表の猛攻
3-4と1点ビハインドで迎えた4回表。
大谷選手の今日の相棒でもある、この回先頭8番・捕手、チャド・ウォーラク選手が同点ホームランを放ちます。
続く9番ザック・ネト選手はショートゴロで1アウトとなるも、3巡目となった1番テーラー・ウォード選手がライト前ヒットで出塁。さらには2番マイク・トラウト選手がセンター前ヒットを放ち、1死一、二塁で打席には大谷を迎えます。
ここで初球の甘く入ったカーブをフルスイングした大谷選手は右中間スタンドへ特大アーチ。本人も打った瞬間にそれと確信する今季9本目の勝ち越し3ランは、二刀流として出場した試合では今季初ホームランとなりました。
その後も勢いづいたエンゼルス打線は、4番ハンター・レンフロー選手の四球と5番マット・タイス選手のタイムリーヒットでさらに追加点を挙げ、この回一挙5得点のビッグイニング。投手として奮闘する大谷選手を援護します。
どこまで飛んだ?大谷選手の第9号特大ホームランの詳細
4回表、大谷選手はオリオールズの先発ピッチャー、グレイソン・ロドリゲス選手から第9号となるスリーランホームランを放ちました。
その飛距離はなんと約139m。打球速度は驚異の184km/h。
あと少しで場外ホームランという当たりで球場を沸かせます。
現地映像では、あまりの打球の勢いに着弾を予想できなかったのか、スタンドにいたオリオールズファンが大慌てで逃げ惑う場面も映し出されました。
このイニングの攻撃でチームは逆転に成功。
ピッチングにも影響があったのか、4回以降は4イニングを1失点に抑える力投を見せました。
大谷選手の活躍に目が離せない!
今回の登板で、投手としての成績は5勝1敗、防御率3.23。
打者としては打率.303、本塁打9、打点29となった大谷選手。
元祖二刀流、ベーブ・ルース氏の生誕地でもあるボルティモアで勝利をあげた大谷翔平選手。
5つの三振を奪った大谷選手は、MLB史上で4人目となる400投球回数での500奪三振という偉業も成し遂げました。
今シーズンも二刀流として、ファンの期待に応える活躍を見せています。
今後もオールスターやシーズンMVPに向けて、大谷選手の活躍から目が離せません!