かっこよく年を取るのは男の理想です。それを体現したかのような、最強のイケメンおじさんことマッツ・ミケルセン。デンマーク出身の彼は「北欧の宝」とも称されている、俗に言う国宝級イケメンというやつですね。そんな多くの女性を虜にしたマッツ・ミケルセン。彼の魅力を堪能できる映画を紹介します!
目次
- 1. 1:仕事なんて、飲まなきゃやってられない! 『アナザーラウンド』
- 1.1. 1:酒が好きなら一度はする妄想
- 1.2. 2:酒を飲んだ効果は?
- 1.3. 3:もはや無敵! 同僚たちも酒パワーを発揮
- 1.4. 4:でもやっぱり酒は怖い
- 2. 2:隠し事は出来ない世界 『カオスウォーキング』
- 2.1. 1:心の声=ノイズ
- 2.2. 2:ノイズの抑制ができる唯一の人物
- 2.3. 3:溢れ出す悪のカリスマ
- 3. また日本に来て欲しい!
1:仕事なんて、飲まなきゃやってられない! 『アナザーラウンド』
2021年公開。
酒が入った状態のほうが、仕事の効率が上がるのでは? というテーマに基づき、実証実験を行う教師たち。セクシーなほろ酔いマッツが見られます。
1:酒が好きなら一度はする妄想
マッツ演じる社会科教師のマーティンは生徒からの評判がすこぶる悪く、保護者からも「あなたのせいでうちの子の成績が伸びない」とクレームを入れられていました。
そんな環境にマーティンのストレスは増していく日々。
ある日心配した同僚が、とある提案を持ち掛けてきます。それは「酔っぱらいながら仕事をすること」でした。
酔いマッツ。
この一見すると解雇処分まっしぐらな行為は、ノルウェー人の哲学者が提唱した理論に基づいているんです。
「血中アルコール濃度を一定の数値に保つことで、普段よりも仕事のパフォーマンスが向上する」といったぶっ飛んだ内容ではあるのですが、男たちはこれに飛びつきます。
翌日から、早速酒のボトルを鞄に忍ばせて通勤するマーティンたちでした。
2:酒を飲んだ効果は?
では実際に酔っ払いが仕事をしてみてどうだったか? というのが気になりますよね。
結果として、理論は間違いではありませんでした。
呂律が回らず、ヒックヒック言いながら授業を進めるマーティンでしたが、リミッターが外れたせいで変に面白い内容に。普段はスマホばかりいじって話を聞かない生徒でさえも、マーティンの言葉にのめり込むようになりました。
3:もはや無敵! 同僚たちも酒パワーを発揮
マーティンに提案を持ちかけた同僚たちも、同じように酔った状態で仕事に臨みます。
サッカーのコーチは指導に熱が入り、その結果チームはどんどん強く。それまで活躍出来ていなかった引っ込み思案な男の子が、試合でゴールを決められるまでに成長しました。
その様子を見て、マーティンたちは「君は最高のコーチだ!」と沸き立ちます。
おじさん4人組が子どものようにはしゃぐシーンが見られるのも本作の魅力です!
4:でもやっぱり酒は怖い
酒の依存性は恐ろしいものです。マーティンたちは、自分の人生を明るくしてくれた酒にどんどん溺れてゆき、もはや朝から晩までずっと酔っている状態に。
以前は家族想いだったマーティンでしたが、酒のせいで妻や子どもに敵意を向けるようになります。
食卓に並んだ料理を薙ぎ払って妻を怒鳴りつける彼の姿には、もう優しかった父親の面影を見つけられませんでした。
酒は飲んでも飲まれるな、と昔から言いますが、この映画はそれを改めて意識させてくれました。
2:隠し事は出来ない世界 『カオスウォーキング』
2021年公開。
頭の中で考えている事が、全て心の声として周りに聞こえてしまう。そんな世界に住む人間たちの物語です。
本作でマッツ・ミケルセンは、舞台となる惑星「ニューワールド」の支配を企む権力者、プレンティスを演じます。
1:心の声=ノイズ
環境汚染によって住めなくなった地球を捨て、新たな惑星ニューワールドへと移住してきた人類。
しかしどういうわけか、ニューワールドでは心の声が周囲の人間に聞こえてしまうのでした。
それは「ノイズ」と呼ばれ、声だけでなく、考えている事も映像として可視化されてしまうので、この星では一切の隠し事が出来ないのです。
主人公のトッド役は、最年少スパイダーマンのトム・ホランド。少し前まではあどけない少年だったトムは、すっかり大人っぽくなりましたね。その鍛え抜かれた肉体美も披露してくれます。
2:ノイズの抑制ができる唯一の人物
人間は頭を空っぽにすることができません。思考を悟られないようにすればするほど、却って心の声がダダ漏れになってしまうものです。
しかしトッドたちが住む街のリーダー、プレンティスだけは、このノイズを抑え込む事が出来る人物なのでした。
こちらの考えは筒抜けなのに、相手の思考は全く読めない、という理不尽さを振りかざしながら、彼は力による支配を進めていきます。
3:溢れ出す悪のカリスマ
マッツ・ミケルセンは決して悪人面では無いのに、闇の深いキャラクターがとても似合う俳優さんです。
サイコキラーのレクター博士(ハンニバル)や、悪の魔法使いグリンデルバルド(ファンタスティックビースト ダンブルドアの秘密)など、どの役にも共通するのは圧倒的カリスマ性。
本作のプレンティスも例に漏れず、逆らうことを許さない力を武器に大勢の民を統率して、自らの野望を達成しようと目論むのでした。
本作の鍵を握るプレンティス。冷酷さを秘めた眼差しにゾクッとさせられます。
また日本に来て欲しい!
実は今年の大阪コミコンに、マッツ・ミケルセンがゲストとして登場していたんです!
ツーショットを撮ったファンからは、「片言の日本語で話しかけてくれた」「渋いタバコの臭いがした」など、様々なエピソードが報告されています。
ファンの皆様、またマッツが日本に来てくれる日を楽しみに待ちましょう!