メジャーリーグの大谷選手の打撃フォームが変化したと話題になっています。野球ファンならその効果は気になるのではありませんか?今回は、その変化の解説と今後の動向について解説していきます。
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目次
- 1. 大谷選手4月の成績
- 2. 大谷選手の打撃フォームの変化について
- 2.1. 大谷選手の従来の打撃フォーム
- 2.2. 大谷選手の変化した打撃フォーム
- 3. 大谷選手の変更した打撃フォームの効果について
- 4. 今後の大谷選手の活躍に期待
大谷選手4月の成績
28試合に出場。109打数32安打の打率2割9分4厘、7本塁打、18打点、5盗塁。
7本塁打は、46発でMVPに輝いた21年(8本)に続く数字となっています。ですが21年の打率は2割8分3厘だっただめ、打率は今季の方が高い結果となりました。また、5盗塁は過去最高の数字となっています。大谷選手は、打撃において好調をキープしていますね。その要因は、「打撃フォームの変化」が鍵を握っているのかも知れません。
4月26日のアスレチック戦では、いつもとは違うフォームで打撃をする姿が見られました。新しい打撃フォームについて詳しく解説していきます。
大谷選手の打撃フォームの変化について
4月26日のアスレチック戦で、大谷選手は打撃フォームを変化させていました。意図的なフォームの変化だと思われます。どんな狙いがあって「前足を上げるフォーム」にしたのか。従来の打撃フォームと照らし合わせながら、新しい打撃フォームについて解説します。
大谷選手の従来の打撃フォーム
大谷選手の打撃フォームの特徴を以下にまとめました。
- アッパースイング
- 頭を動かさない
- 前足を上げない
大谷選手のスイングの1番の特徴は、「ホームランを意識したスイング」です。下からすくい上げるような、打ち方をしています。本来はボールを上から叩くことによって重力逆らわず、素早いスイングが可能。しかし、大谷選手は、下半身をうまく上半身と連動させることで、下からのスイングでも爆発的なスイングが可能なのです。
頭を動かさないと、体をしっかりと固定することができるため、体を残してその場で回るスイングになります。このフォームは難易度が高く、体が強くないと振れないスイングです。
本記事で注目すべきは、前足を上げずにバットを振っているフォーム。つま先を立てて、しっかりと固定し、バットを振っていますね。変化した打撃フォームについて解説します。
大谷選手の変化した打撃フォーム
変化したのは、前足を浮かしたフォームになったことです。4月26日のアスレチック戦では、相手投手のメディーナ投手に対して、2打席凡退。第3打席に、足を上げる構えでの打撃を披露しました。しかし、結果は空振り三振。
なぜ、大谷選手は前足を上げる構えを取ったのか。
考えられるのは以下の2つです。
- タイミングをはかる
- 長打を狙う
相手も一流の選手なので、タイミングをずらされたり、研究されることは良くあります。タイミングの合わないピッチャーに対して、前足を上げてタイミングを合わせたとも考えられるでしょう。
どんな理由にしても変化を恐れず、いつもと違うフォームでスイングした大谷選手は、やはり超一流の選手。さて、変化したフォームの効果はあるのでしょうか。
大谷選手の変更した打撃フォームの効果について
今回の大谷選手のフォームは、一時的に変えたものだと思われます。
その理由は以下の通りです。
- 研究対策
- ピッチャーへの対応
打ち方の癖や手を出しやすい球をとことん研究される世界なので、対策されないように、自ら変化を加える作業も大事。他の選手でいうと、イチロー選手は毎年フォームを変えていましたし、トラウト選手も今年は変えているようです。
このように、フォームを変化させることで、結果に結びつきます。対戦相手のピッチャーは毎試合違うので、打者も研究することも多いはずです。その中の1つとして、大谷選手はフォームを変化させる選択を取ったのでしょう。
やはり、対応力の高い選手だけが残っていく厳しい世界なのです。
大谷選手自身が新しいフォームについてコメント
試合後囲み取材でこのバッティングフォームについて聞かれ翔平さんは「レッグキック」と答えていました。足を高く上げ重心移動をして下半身からより大きな力を得る事で長打を狙ったかと思われます。
以前にも、大谷選手がフォームを変えた試合がありました。それはWBCのチェコ戦のことです。遅い球を投げる投手に対して、足を上げるフォームで対応していました。相手に対応するために、自分のフォームを変えて適応させていく姿は流石としか言いようがないです。
今後の大谷選手の活躍に期待
フォームの変化は、現状に満足していない大谷選手の現れではないでしょうか?今や世界を代表するスター選手まで上り詰めた「日本の誇り」は、まだまだ成長途中とも言えます。
WBCでも大活躍だった大谷選手は、今年はより一層期待されるシーズンです。そんな中で、シーズン序盤に魅せた打撃フォームの変化は、多くのファンを魅了させています。変化を恐れることなく、結果のために試行錯誤している大谷選手の今後にとても期待ですね。