スコットランド1部リーグ「スコティッシュ・プレミアシップ」のセルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧選手は今季ここまで公式戦43試合・29得点の活躍で、チームの攻撃を牽引しています。リーグ連覇がほぼ確実で、国内3冠の可能性もあるセルティックにおいて、古橋選手はMF旗手怜央選手らとともに年間最優秀選手の候補に複数メディアや解説者から挙げられています。そんななかでチームメイトや複数メディアが古橋選手を大絶賛。同僚も舌を巻く、ゴールだけじゃない古橋選手の凄みとは?
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目次
- 1. 古橋選手の今季のプレーぶりを振り返る
- 1.1. 得点ランキングで首位を快走
- 1.2. 古橋選手は3冠達成と得点王獲得に意気込み
- 2. 複数メディアから絶賛が集まる
- 3. チームメイトが語る古橋選手の凄み
- 3.1. サッカー専門紙も古橋選手の献身性を称賛
- 4. シーズン最優秀選手に選ばれれば中村俊輔氏に続く日本人2人目の快挙
古橋選手の今季のプレーぶりを振り返る
セルティック移籍2年目の今季、古橋選手は公式戦44試合に出場して29得点・5アシストをマーク(5月2日時点)。すでに連覇を達成したスコティッシュリーグカップでは、レンジャーズとの決勝戦で2ゴールを挙げて2-1の勝利に貢献しています。
得点ランキングで首位を快走
リーグ戦でも絶好調です。33節終了時点で古橋選手が挙げたリーグ戦23ゴールは、なんと得点ランキングトップの数字。元スコットランド代表FWアリー・マッコイスト氏からも「今この国で最高のフィニッシャー」と称されています。
以下はスコットランド1部リーグの得点ランキング(33節時点)※上位5人
1位/23得点
古橋亨梧(セルティック) 23試合出場
2位/21得点
ローレンス・シャンクランド(ハーツ) 32試合出場
3位/20得点
ケビン・ファン・フェーン(マザーウェル) 33試合出場
4位タイ/16得点
ボヤン・ミオフスキー(アバディーン) 33試合出場
ルイス・ロープス(アバディーン) 32試合出場
古橋選手は3冠達成と得点王獲得に意気込み
古橋選手はスコットランドメディア「Football Scotland」で「3冠はシーズン終了時に全員が欲しい結果。でも僕たちは目の前の試合に向き合うことしかできない。シーズン終了時にそれが達成できていれば良いですね」と意気込み。
また自身の得点王については「僕がクラブの歴史の大きな瞬間の一部になることができたら、とても嬉しい」と話し、「でも、それが実現するかは分からない。そこを目指しているけど、僕が考えているのは次の試合に向けて最高の準備をすることだけ」と意識しすぎないことも強調しています。過度な重圧にならないようにメディアへの発言をコントロールできるのも古橋選手が安定して成績を残せる要因かもしれません。
複数メディアから絶賛が集まる
そんな大活躍を続ける古橋選手にはスコットランドの地元メディアから絶賛の声が相次ぎ、年間最優秀選手に挙げるメディアも少なくありません。
セルティックの専門メディア「THE CELTIC STAR」は「プレーすれば、ゴールはほぼ保証されている。トップクラスのストライカーであり、謙虚さと無私無欲の精神を持ち合わせた最高のチームメイトだ」と称賛。
セルティック専門サイトの記者は最優秀選手に挙げる
セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』の記者は、シーズンベストプレーヤーとして古橋選手の名前を挙げています。キャメロン・カーター=ヴィッカーズ選手、ジョタ選手とともに候補としながらも「議論の余地がない。私にとってはキョウゴが明らかな有力候補。今季のセルティックが優勝に近づけているのは彼のおかげ。コンスタントに得点を挙げる点で彼の右に出る者はいない」と賛辞を贈りました。
チームメイトが語る古橋選手の凄み
そして古橋選手について得点以外の面でも舌を巻くチームメイトがグレッグ・テイラー選手です。このスコットランド代表DFは同国の新聞『THE SCOTSMAN』を通じて以下のようにコメント。
「このチームからは複数のシーズンベストプレーヤー候補者がいる。みんながチーム内でそれぞれの役割をこなしているからね。全員がチームのために尽力しなければ成功できないと分かっているんだ。
キョウゴを見てくれ。守備のために自陣のゴールまで走って戻る。そういうプレーは見過ごせないよ。本当に素晴らしい選手であり、素晴らしい人間なんだ。とにかく熱心で、いてくれて本当に頼もしいよ。一緒にプレーできるだけでも喜びさ」
サッカー専門紙も古橋選手の献身性を称賛
その献身性はいまやスコットランド中のサッカーファンが知るところ。スコットランドのサッカー専門誌「Soccer World」も、古橋選手のキャラクターとプレースタイルを称え、ヨーロッパの5大リーグ以外でプレーする中で最高のプレーヤーの1人に挙げています。
同誌は「オフ・ザ・ボールの走りやキレのあるフィニッシュだけでなく、常に相手にプレッシャーをかけている。謙虚で、ゴールを決めることを義務としており、献身的な姿勢だからこそ彼は功績を手にできている」と報じました。
シーズン最優秀選手に選ばれれば中村俊輔氏に続く日本人2人目の快挙
スコットランド1部のスコティッシュ・プレミアシップも残り5節と佳境を迎えています。古橋選手は得点王に輝き、チームをリーグ制覇と3冠に導くことができるでしょうか。そしてシーズン最優秀選手に選ばれれば、中村俊輔氏に続く日本人選手2人目の受賞となります。輝かしい表彰のニュースを日本に届けてほしいですね。