菊池雄星投手が無傷の3連勝が話題になっています! 今まではメジャーへの適応に苦しんできた菊池投手……。本記事では、菊池投手のこれまでの活躍と、今年の活躍の理由を解説していきます。
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目次
- 1. 菊池雄星投手とは
- 1.1. 元・西武のエース!
- 1.2. 惜しくも沢村賞は取れず……
- 1.3. 西武を優勝に導く
- 2. メジャーで苦しんだ菊池投手
- 2.1. メジャー初年度から2年連続防御率5点台
- 2.2. 2021年は不運もあり、マリナーズを退団
- 2.3. 新天地トロントへ
- 3. 今年の菊池投手の活躍! 何が変わった?
- 3.1. 何が変わった?
- 3.2. 四球や大崩れが減少した
- 3.3. 投球スタイルの変更
- 3.4. チームの雰囲気が良い
- 3.5. 菊池投手のこれからに期待
菊池雄星投手とは
菊池投手は平均球速が150kmを超える、世界的に見ても稀な左投手です。高校時代は名門・花巻東高校に所属。3年春の甲子園では準優勝。ドラフトの際は6球団が競合して抽選となり、埼玉西武ライオンズに入団となりました。
元・西武のエース!
西武時代の菊池投手は20代前半の頃から先発ローテーションに定着し、21歳のときに9勝を上げ注目されたもののなかなか一皮むけない時期もありました。しかし2016年に自身初の二桁勝利を上げると、日本最終年まで3年連続二桁勝利! 日本での通算防御率は2.77と西武のエースとして活躍しました。
惜しくも沢村賞は取れず……
2017年は特に飛躍のシーズンとなり、菊池投手は不動のエースとして君臨。26登板で16勝6敗防御率1.97をマークして、シーズンのNo1投手のタイトルである沢村賞の受賞候補となりました。しかし、惜しくも落選。この年は読売ジャイアンツの菅野投手が17勝5敗、防御率1.59を残して沢村賞を獲得。この年は両リーグの傑出した投手同士の沢村賞レースとなったため、球界の関心を集めました。
西武を優勝に導く
翌2018年はタイトルを獲得できなかったものの、1年を通してエースとして西武を牽引。チームを10年ぶりのリーグ優勝に導きました。
メジャーで苦しんだ菊池投手
2018年オフにポスティングシステムを行使した菊池投手。3年契約+1年契約延長オプション付きで、シアトル・マリナーズに入団します。
メジャー初年度から2年連続防御率5点台
菊池投手はメジャーで苦しみます。完封勝利を含め1年を通して投げきったものの、32試合登板で6勝11敗、防御率5.46。2020年はコロナ禍で短縮シーズンとなりましたが、その中でも負け越し防御率は5.17。メジャーの洗礼を浴び、非常に苦しい2年を送りました。
2021年は不運もあり、マリナーズを退団
2021年は前半戦6勝4敗防御率3.48と好調で、夏にはオールスターに選出。しかしコロナ関連で欠場となり、その後は先発ローテーションが5人に変わったことも影響しパフォーマンスを落としました。そのためメジャーでの自己最多となる7勝を上げたものの、9敗と負け越し。また菊池投手は2021年オフに3年契約を満了し、1年の契約延長オプションを破棄せずFAとなりました。
新天地トロントへ
FAとなった菊池投手が選んだ移籍先は、カナダのトロント・ブルージェイズでした。ブルージェイズは、強豪がひしめき合うア・リーグ東地区。そんなブルージェイズに、先発ローテーションの5番手として入団しました。迎えた2022年、菊池投手は前半から負けが先行します。その後負傷や監督交代も相まって、後半戦は中継ぎに配置転換……。しかし中継ぎ転向後、最後の4試合は無失点と光明も見えていました。
今年の菊池投手の活躍! 何が変わった?
2023年の菊池投手はオープン戦から好調を維持しています。4/26時点で公式戦4試合に登板し、3勝0敗で防御率3.80。2戦目のロサンゼルス・エンゼルス戦に6失点したため防御率は良くないものの、それ以外は非常に好調です。
何が変わった?
菊池投手は真面目で責任感の強い人柄であると知られています。そのことから、うまくいかないと負の連鎖にはまっていた模様です。しかしチームメイトのもり立てもあってか、今では先発ローテーションの勝ち頭に成長しました!
四球や大崩れが減少した
菊池投手は今シーズン、ホームランは打たれているもののエンゼルス戦以外は大きく崩れることはありません。その理由の一つが、四球の減少でしょう。今シーズンは開幕4試合で5四球。前年の開幕4試合での13四球から、大幅に改善! そのため余計なランナーを背負うことなく、バッターとの勝負に集中できているのだと思われます。
投球スタイルの変更
今までの菊池投手は、ストレート主体投球スタイル。しかし2023年は球種の織り交ぜ方を変え、チェンジアップを10%増やしました。またそのチェンジアップやスライダーの平均球速も上がっており、前年からのスタイル変更・アップデートがうまく行っている模様です。
チームの雰囲気が良い
これは菊池投手の変化点ではありませんが、ブルージェイズのチーム仲が良好なことも好調の要因だと思われます。直近では菊池投手が好投した際に、ウラジミール・ゲレーロjr選手とベンチでセレブレーションする姿がカメラに捉えられました。
菊池投手のこれからに期待
ア・リーグ東地区は非常に強豪揃い。現状ブルージェイズは勝率が6割を超えているものの、地区3位止まりの状態です。しかしチームに恵まれているため、二桁勝利や世界一を獲得できることを期待しましょう。