MLBアスレチックス所属の藤浪晋太郎投手が先発から中継ぎに配置転換されることが発表されました。今シーズンポスティングシステムを利用して夢だったMLBへの挑戦権を得た藤浪投手。先発ローテーションの一角として期待されましたがまさかの開幕4連敗を喫してしまいました。今回の配置転換はその成績不振を受けた措置となります。この記事では藤浪投手の経歴や今シーズンの成績、「先発ローテに復帰する可能性はあるのか?」について紹介していきます。
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目次
- 1. 藤浪投手ってどんな選手?
- 1.1. 中学時代から世界で活躍する逸材!
- 1.2. 夏の甲子園でその名を全国に轟かせる!
- 1.3. オールスターゲームや侍JAPANに選出! 球界を代表する投手に!
- 1.4. あこがれ続けた世界最高峰の舞台MLBに挑戦!
- 2. 藤浪投手の今シーズンの成績は? 先発には復帰できないの?
- 2.1. 制球難に苦しみまさかの開幕4連敗……
- 2.2. 「悔しい」「結果が出せないので仕方ない」
- 2.3. 「自信を取り戻してもらいたい!」と期待!
- 3. 藤浪投手はMLBに生き残れるのか?
藤浪投手ってどんな選手?
ここでは藤浪投手がMLB挑戦に至るまでの経歴をご紹介していきます。まさに波乱万丈の野球人生です!
中学時代から世界で活躍する逸材!
藤浪投手は1994年4月12日、大阪府堺市南区に生を受けます。元高校球児のお父さんの影響で幼少期から巨人戦を観戦。巨人ファンとなります。
野球を始めたのは小学1年生の時。中学時代は「大阪泉北ボーイズ」で投手としてプレーし、3年次には日本代表に選出され世界大会出場を果たしました。球速はこの時すでに最速142キロ、中学校卒業時の身長は192センチ! まさに恵まれた体格を持った逸材です!
夏の甲子園でその名を全国に轟かせる!
名門大阪桐蔭高校に進学した藤浪投手は1年夏からベンチ入り、2年夏にはエースに成長します。3年春からは埼玉西武ライオンズで活躍している森友哉捕手とバッテリーを組み、史上7校目の春夏連覇を達成! 夏の甲子園準決勝、決勝2日連続で完封という圧倒的成績を残した藤浪投手の名は全国に知れ渡りました。
プロ野球ドラフト会議では4球団が競合。契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円で阪神タイガースに入団を果たすことになります。
オールスターゲームや侍JAPANに選出! 球界を代表する投手に!
阪神タイガースに入団した藤浪投手はルーキーイヤーから大活躍! 監督推薦でオールスターに選出、セリーグでは江夏豊投手以来46年振りとなる高卒新人10勝を挙げます! 翌年以降も順調に勝ち星を積み重ね、2015年には最多奪三振のタイトルと共に3年連続2桁勝利を記録。これは平成の怪物松坂大輔投手以来14年振りの快挙でした。
その後は肩の炎症や制球難によって勝ち星に恵まれない苦しいシーズンが続きます.。しかし2021年から2年連続開幕投手を任せられるなど復活の気配を見せています!
あこがれ続けた世界最高峰の舞台MLBに挑戦!
2023年1月14日、藤浪投手はポスティングシステムを利用をしてアスレチックスに移籍することが発表されました。年俸は325万ドル(約4億1600万円)+最高140万ドル(約1億8000万円)出来高の1年契約。長年の夢だったMLB挑戦の夢が叶った瞬間でした。
藤浪投手の今シーズンの成績は? 先発には復帰できないの?
世界最高峰の舞台MLBへの挑戦権を得た藤浪投手。果たしてどのような成績を収めたのでしょうか?
制球難に苦しみまさかの開幕4連敗……
4月1日、本拠地で行われたエンゼルス戦でメジャー初のマウンドに上がった藤浪投手。10年振りの対決として注目を浴びた大谷翔平選手を一ゴロの抑えるなど2回まで完璧な立ち上がり。しかし3回先頭バッターに与えた四球を機にに突如として崩れます。打者9人の猛攻を許して一挙6失点。この回限りでマウンドを降り敗戦投手となりました。
その後も制球難から崩れる投球が続いて開幕4連敗。中継ぎへの配置転換が発表されました。
「悔しい」「結果が出せないので仕方ない」
先発から中継ぎへの配置転換が発表された翌日、藤浪投手は日米報道陣のインタビューに応じました。「もちろん先発したいので悔しいと言いますか、結果を出せていないので仕方ないかなとも思います。」と悔しい心境を吐露。「しっかり自分の課題と向き合って、良い期間にできたらいいかなとも思います。短いイニングならより思い切っていけると思いますし。」と気持ちは前を向いています!
「自信を取り戻してもらいたい!」と期待!
配置転換についてアスレチックスのコッツェイ監督は次のように語っています。「ストライクを投げて直球の制球を取り戻すこと。先発ローテーションに復帰できないというわけではないが、まずは短期間そういう方針でやって評価していく。」。中継ぎへの配置転換は一時的な処置のようですね! また「リリーフで出てきたら直球にしてもスプリットにしても、この2球種は圧倒的なものになると思う。自信を取り戻してもらいたい。」ともコメント。藤浪投手へはまだまだ期待しているようですね!
藤浪投手はMLBに生き残れるのか?
大阪桐蔭高校を甲子園春夏連覇に導き、ドラフト1位で阪神タイガースに入団。高卒1年目から3年連続2桁投手を挙げた藤浪投手が持つポテンシャルの高さは誰もが認めるところ。いまや世界を席巻する大谷投手と「双璧」とも評された逸材がこのまま終わるはずはありません! シーズン途中の戦力外もあり得る厳しいMLBの世界。生き残りをかけて今まさに正念場を迎えている藤浪投手の今後に要注目です!