WBC日本代表で先発ピッチャーとして活躍を見せた佐々木朗希投手。プロ野球シーズン開幕後も、順調な仕上がりを見せ、開幕3連勝と波に乗っており、どこまで勝ち星を増やしていけるかとても楽しみですね。そこで今回は、佐々木朗希投手が勝ち星を上げた試合の解説と投手としての凄さを解説していきます。
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目次
- 1. 開幕3連勝!
- 1.1. 4月6日 日本ハム戦
- 1.2. 4月14日 オリックス戦
- 1.3. 4月21日 ソフトバンク戦
- 1.4. 4月28日 オリックス戦
- 2. 佐々木朗希投手の凄さ
- 3. まとめ
開幕3連勝!
佐々木朗希投手は、WBC後調整期間を経て、4月6日に今季初先発。そこから勝ち星を積み上げ開幕3連勝を果たし、20イニング無失点をマーク。4月28日の4試合目の登板で初失点。そこで勝ち星をあげられなかったものの、自己最速の165キロをマークするなど絶好調。165キロは、日本人投手の中では最速タイの記録。今後この記録を上回れるか期待が集まります。
4月6日 日本ハム戦
WBCで登板後、調整を経て4月6日の日本ハム戦で今シーズン初先発で登板。日本ハム打線を1安打で抑え、勝利投手に輝きました。佐々木朗希投手は、初回ランナーを許すも後続を三振などで抑え、順調なスタート。5回には、5番・6番・7番打者のアウトを全て三振に抑える完璧なピッチング。6回まで毎回奪三振を奪い11奪三振無四球無失点で抑える見事なピッチングを披露。日本ハム打線を完璧に抑え込み、初勝利を記録しました。
4月14日 オリックス戦
この試合は、WBC日本代表で共に戦った山本由伸投手との対決。立ち上がりから順調なピッチングを見せ、初回は3者連続三振。その後も4回まで毎回奪三振を奪い、10奪三振。そして、5回までランナーを許すことなく、パーフェクトピッチング。6回にフォアボールとヒットでランナーを出してしまい、完全試合を逃すも、無失点で切り抜け、ピンチを防ぎました。7回にも、ランナーを出すも後続を内野ゴロに抑え、この回で降板。佐々木朗希投手は、この試合7回を投げ被安打1、11奪三振の好投で2勝目をマーク。
4月21日 ソフトバンク戦
佐々木朗希投手は、この試合は、序盤変化球を中心に組み立てていきました。ですが、初回に柳田選手にヒットを打たれ、三塁にランナーを出すも、4番をピッチャーゴロに抑え、無失点。その後は、ランナーを出すも要所を抑える安定したピッチングを見せ、無失点で切り抜けました。7回には、レギュラーシーズン自己最速タイの164キロで三振を奪うなど、試合の後半まで集中を切らすことなく、7回を投げ切り、勝利投手に。開幕3連勝に加え、3試合を無失点で抑えた佐々木朗希投手は、開幕から20イニング連続無失点の記録をマーク。
4月28日 オリックス戦
4連勝を目指した佐々木朗希投手は、初回に森友哉選手に変化球を救われ、先制点を献上。開幕からの連続無失点イニングは20でストップしてしまいました。4回にも追加点を奪われ、3失点。その後は、打線が同点に追いつく活躍を見せ3-3の同点に。そして5回には、日本人投手最速タイに並ぶ165キロをマーク。その後も、3度165キロをマークし、この試合だけで4球165キロの直球を投じました。その後、佐々木朗希投手は、7回まで投げ8安打3失点8奪三振。チームは、延長線で逆転した為、白星はつかず開幕4連勝とはなりませんでした。
佐々木朗希投手の凄さ
佐々木朗希投手の凄さは、直球の速さと変化球の質です。速い球を投げるためには、下半身の安定や、リリースポイントなど様々な要素が必要。佐々木朗希投手は、下半身の安定性が優れており、プロ1年目から徹底しているストレッチで股関節の可動域が広がり、速い球を投げることができています。ですが、試合の後半になり、スタミナが切れ始めるとフォームにばらつきが出るなど課題は山積みです。今後、スタミナをつけバランスの良い体を作っていく事で日本人最速記録を更新できる日が来るかもしれません。また、質の良い変化球を投げられるのも佐々木朗希投手の特徴の一つです。打者の手元で鋭く落ちるフォークボールに加え、変化量の大きいスライダーが投げられます。特に、スライダーは、WBC合宿期間中にダルビッシュ有投手に指導してもらい、新しい感覚でのスライダーを習得。実戦で披露した際も、順調な仕上がりを見せていました。今後、スピードのある直球に加え、三振を奪えるフォークボール、曲がりの切れ味が鋭いスライダーで、どこまで勝利を積み上げていけるか楽しみですね。
まとめ
WBC日本代表として、世界一に貢献するピッチングを見せてくれた佐々木朗希投手。リーグ開幕戦後も、3連勝といいスタートを切りました。4試合目の登板では、日本人最速タイ記録の165キロをマークするなどここまで順調な仕上がりを見せてくれています。ここから、長いシーズンで、モチベーションを維持し続け、先発ローテーションの一角として勝ち星を積み重ねていき、自身初のタイトル獲得に向けて、頑張って欲しいです。今後、佐々木朗希投手がどんな成長を見せてくれるか楽しみですね。