皆さんGWは何をして過ごしますか? 自宅でのんびりして疲れを癒すのもいいですが、せっかくなら気分転換に京都旅行でもいかがでしょう? 偉人たちの息吹きが残る街。はんなりとした京言葉。古都の雰囲気に浸りながら食べる和スイーツ。京都には色んな楽しみ方があります。そうと決まれば、まずは映画で京都気分になりましょう!
目次
- 1. 1:一人前の京女へ! 『舞妓はレディ』
- 1.1. 舞台となった京都の花街 そのモデルはコチラ
- 1.2. 舞妓になるには、まず「はんなり」
- 1.3. 舞妓必須3単語とは?
- 2. 2:扉の向こうは戦乱の世だった! 『本能寺ホテル』
- 2.1. 京都の和菓子は食べてみる価値あり!
- 2.2. 本能寺ホテルはありませんが、ホテル本能寺は実在します!
- 3. 3:長い夢のような京都の一夜 『夜は短し歩けよ乙女』
- 3.1. 幻のお酒「ニセ電気ブラン」
- 3.2. 先斗町の夜は朧な夢の世界
- 4. GWは京都で雅な時を過ごしませんか?
1:一人前の京女へ! 『舞妓はレディ』
2014年公開。上白石萌音さん主演。
舞妓になる事を夢見て九州から出てきた女の子の、苦悩と成長を描いた作品です。
邦画には珍しいミュージカル映画で、花街の幽玄な雰囲気と、京都らしい柔らかな音楽がベストマッチ。
2018年には舞台化もされ、ファンに根強い人気を誇っています。
舞台となった京都の花街 そのモデルはコチラ
物語の舞台は、架空の花街「下八軒」
京都には5つの花街が存在しており、そのうちの1つ「上七軒」がモデルとなっています。
先斗町や宮川町など、他の花街とは雰囲気の少し異なるエリアで、よりディープな京都の夜を楽しみたい方にオススメです。
舞妓になるには、まず「はんなり」
京都の文化を表すのに最も多様される日本語「はんなり」
この言葉は関西弁の一種で、お上品、華やか、といった意味があります。
映画では主人公の春子が、はんなりという概念を身に付けるために厳しい修行に励むのですが、京都人の私からしても何が正解なのか未だに分かりません。
実際に働かれている舞妓さんです。
写真からでも感じます。確かなはんなりを。
舞妓必須3単語とは?
主人公の春子は鹿児島育ち。そして上白石萌音さんも同じく鹿児島出身です。
なのでコテコテの鹿児島弁を話すのですが、何を言っているのかさっぱりなレベル。
舞妓さんになるならば京言葉をマスターしない事には始まらないわけで、方言の矯正という非常に難しい課題に挑みます。
そこで出てくるのが舞妓必須3単語。
春子に京言葉を教え込む言語学者の京野 法嗣。
彼が劇中歌「京都盆地に雨が降る」に乗せて、舞妓必須3単語なるものをを教えてくれます。
「おおきに」「すんまへん」「おたのもうします」
この3つさえマスターすればなんとかなるみたいです。
2:扉の向こうは戦乱の世だった! 『本能寺ホテル』
2017年公開。綾瀬はるかさん主演。
明智の謀反によって、天下統一を目前にした織田信長が命を落とした「本能寺の変」
それが起きた1582年6月21日の前日に、主人公の繭子はタイムトラベルしてしまいます。
現在と過去の京都を舞台に、太平の世を目指した信長の信念を通じて、人生の生き方について考えさせてくれる1本です。
京都の和菓子は食べてみる価値あり!
映画で繭子が立ち寄った和菓子屋さん。そこで売られていた金平糖は、織田信長が愛した味をそのままに造られているという商品でした。
京都には老舗の和菓子屋も多く、古都ならではの雅な雰囲気の中でゆっくりと頂く甘味は段違いに美味しいです!
ぜひ京都旅行の際は和スイーツで素敵なティータイムを。
本能寺ホテルはありませんが、ホテル本能寺は実在します!
実は京都には、「ホテル本能寺」というホテルは実在するんです!
最上階のお部屋は旅行シーズンだと1泊4万円近くすることもある高級ホテルですが、観光地へのアクセスは抜群。
八坂神社や京都タワーも徒歩圏内です!
3:長い夢のような京都の一夜 『夜は短し歩けよ乙女』
2017年公開。森見登美彦さんの小説を原作としたアニメーション映画。
好奇心の赴くままに生きる黒髪の乙女と、彼女に惚れたこじらせ大学生の恋物語。
不可思議で不条理な京都の夜を、面白おかしく描いたファンタジーです。
京都人にとっての夜の遊び場、木屋町、先斗町のリアルな賑いがとてもうまく表現されています。
幻のお酒「ニセ電気ブラン」
作中で黒髪の乙女が飲んでいた「ニセ電気ブラン」
電気ブランというお酒自体は、明治15年から続く浅草の神谷バーが生み出したブランデーベースのカクテルです。
本物とは趣の異なる「ニセ電気ブラン」ですが、黒髪の乙女が感動したのも無理はないくらいに、芳醇で口当たりのよい上質なカクテルとなっています。
その「ニセ電気ブラン」が実際に飲めるお店が京都にあるんです!
京都市役所駅すぐ横の「バーノスタルジア」
ここは森見登美彦さんの著作「有頂天家族」のモデルとなっており、店内には森見さんのサインなども飾られている、ファン必見のバーですよ。
先斗町の夜は朧な夢の世界
京都のメインストリート、河原町通を八坂神社の方面へ向かって進むと左手に見えてくる細長い小路。
そこが京都人の遊び場「先斗町」です。
そこでの一夜はまるで映画の世界そのもの。酔いが回ってくると、石畳に反射する淡い光のせいで、夢か現かさえ分からなくなってしまう、そんな不思議な空間なんです。
GWは京都で雅な時を過ごしませんか?
舞妓さんに会いに行くもよし、歴史を肌で感じるもよし。そして夜はほろ酔い気分で街を練り歩く。
そんな体験が出来るのは京都ならではです!
GWの予定がまだお決まりで無い方。ぜひ今年は京都で特別なひと時を過ごしてみませんか?