敗北続く中日 攻守ともに不調の木村捕手はまさかの”2回で途中交代”!?

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開幕から波に乗れない中日ドラゴンズは9日、DeNAとの2戦目に挑みました。初回からDeNAの猛打を受け6失点。その後も得点は奪えず失点を重ねて0-8の完封負けを喫しました。これで中日は開幕から3カード連続の負け越し。攻守ともに多くの課題が残る戦いとなりました。そしてこの試合では2回で捕手が交代するという異例の場面も。

目次

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開幕から負けが続く中日ドラゴンズ 開幕から3カード連続の負け越し

DeNAに2連敗で3カード連続の負け越し

 中日ドラゴンズは9日、敵地横浜スタジアムでDeNAとの2戦目に挑みました。DeNAとの1戦目は降雨のため試合が中止に。実質1戦目となった8日の試合、中日は5回に先制点を奪うもすぐさま同点に追いつかれ、最終的に1-3で敗北を喫しました。
 なんとしても連続の負け越しは避けたい中日でしたが、2戦目となる9日の試合も敗北。それも初回から6失点を浴び、攻撃でも得点を奪えず完封負けとなってしまいました。これで中日は開幕から3カード連続の負け越し。順位も最下位が続いています。

 この日の中日の先発は福谷浩司選手。福谷選手は初回からDeNA打線につかまり、2本のタイムリーツーベース、ソト選手から2ランホームランを打たれるなど6点を失いました。福谷選手は結局初回で降板。その後中日は得点を奪えず、6回にはDeNA林選手の犠牲フライで1点、8回にも佐野選手にダメ押しのソロホームランを打たれるなど失点を積み重ねました。
 攻撃でもチームの安打数は5と振るわず。開幕から波に乗れない投手陣ですが打線も援護できておらず、攻守ともに歯車が噛み合っていない様子です。


中日を率いる立浪監督「早く点を取らないと」

 2022年から中日ドラゴンズを率いている立浪監督。この日の福谷投手に関して「前回が良かったので期待して送り出したけど、あれだけ真ん中に入るとね。2点くらいで止められればチャンスはあった。初回の攻撃でチャンスをつぶして、そういう流れになったというのはある」とし、打線については「クリーンアップが打たなければ点が入らない。それはどこのチームも同じだと思う。当然良くなることを期待してやっていく」とコメント。
 そして4度目の零封負けに対しては「ピッチャーも先に点を取られてはいけないというのがプレッシャーになっている。早く点を取らないとチーム状況は変わってこない」と焦りを見せました。

中日 木下捕手が異例の”2回で交代”!?

異例の2回で捕手交代 その背景とは

 今回の試合で話題となったのが、中日ドラゴンズ捕手の木下選手が2回で途中交代した場面。木下選手はこの試合7番・捕手で先発出場。初回から6点を奪われ打撃でも無得点の終わった中日、木下選手自身も初回からリードミス、打撃でもチャンスの場面で凡退するなど攻守ともに自身の役割を果たせませんでした。
 初回、4点を失った後の二死二塁の場面。DeNA 8番戸柱選手に対してカウント3-2から甘く入ったスライダーをスタンドまで運ばれ2点を失いました。このリードに対し解説の高木氏は「それ(戸柱選手との勝負)を選択させたベンチもどうかと思いますけど、次打者が投手なら『4点に抑えておこう』と(木下選手が)わからなきゃいけないですよ」とコメント。
 攻撃では2回無死二塁の場面で初球を遊ゴロ。二塁走者は動けず、チャンスの場面で得点につなげることができませんでした。高木氏は「初球だったら右方向に強い打球でヒットを打ちにいき、それが失敗したとしても進塁できるということを、キャッチャーの脳を持っているのだったらなぜそうしなかったのか」と辛口に評価。
 攻守で結果を残せなかった木下選手は2回で加藤匠馬選手に途中交代となりました。


2015年ドラフト3位の木下拓也選手 その経歴は?

 今回の試合で結果を残せなかった木下選手ですが、その経歴や昨シーズンまでの成績はどうだったのでしょうか。
 木下選手は2015年にドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。当時木下選手は、巨人から『ポスト阿部』と称賛されドラフト上位候補にリストアップされるなど注目を集めていました。
 2016年はわずか9試合の出場、2018・19年は故障が続くなど大きな結果は残せませんでしたが、2020年以降は中日の正捕手として安定。2020年は両リーグトップとなる盗塁阻止率.455を記録、月間最優秀バッテリー賞および年間最優秀バッテリー賞を受賞するなどの活躍を見せました。2022年、チームとしては最下位に甘んじるも中日の捕手としては谷繁選手以来10年ぶりとなる規定打席到達。

チームとしても個人としても今後の活躍に期待!!

 今シーズン負けが続く中日ドラゴンズですが、打線強化のために、アリスティデス・アキーノ選手、ソイロ・アルモンテ選手、オルランド・カリステ選手の3人を補強、投手陣も先発ではWBC日本代表の高橋宏斗選手、中継ぎではラ抑えのイデル・マルティネス選手、セットアッパーのジャリエル・ロドリゲス選手が揃って残留するなど盤石の布陣!
 木下選手も徐々に安定した活躍を見せ、今年は中日の正捕手としてチームを支えます。打者としてはここまで本塁打はなく打率も.241とまずまずの成績ですが、捕手としてだけでなく打者としてもチームを押し上げてくれることに期待!!

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