MLBで今季よりピッチクロックが導入されましたね!
「聞いたことはあるけど、どんなルールなの?」
「何のために導入されたの?」
「導入されてから試合はどう変わったの?」
そんな疑問にお答えします。
この記事を読めば、ピッチクロックのことをあなたも誰かに話したくなるかも!?
あなたの野球観戦がより面白いものになるように説明していきます!!
MLBで今季よりピッチクロックが導入されましたね!
「聞いたことはあるけど、どんなルールなの?」
「何のために導入されたの?」
「導入されてから試合はどう変わったの?」
そんな疑問にお答えします。
この記事を読めば、ピッチクロックのことをあなたも誰かに話したくなるかも!?
あなたの野球観戦がより面白いものになるように説明していきます!!
簡単に言うと「ピッチャーの投球間隔に時間制限をかけること」です!
アメリカではピッチタイマー(Pitch Timer)とも呼ばれているようですね。
ピッチクロックは今季から導入されたルールの1つで、ほかには
「ベースのサイズ拡大」
「極端な守備シフトの禁止」
といったものもあります。
シチュエーションによって以下の秒数です。
この制限時間内に投球できないと、ペナルティーとして1ボールが宣告されます。
・ランナーなし:15秒以内
・ランナーあり:20秒以内
・バッターが交代するとき:30秒以内
サインが決まらない、ランナーを牽制するなどでプレートを外すケースについては以下の通りです。
・1人のバッターに対して2回まで(ランナーが盗塁に成功したときにはリセット)
・3回目で牽制をしてランナーがセーフであればボークで1進塁
ピッチャーはランナーへの牽制回数を気にしつつ、バッターに投球する時間をカウントしないといけないので
今まで以上に神経を使うことになりそうですね……。
「ピッチクロック」という名称から制限がかかるのはピッチャーだけ
と思われるかもしれませんが、実はバッターにも影響があります!
以下のルールに違反すると1ストライクが宣告されるので、バッターも気が抜けません。
・ピッチャーの制限時間がくる8秒前までに構える
・タイムをかけてバッターボックスから外れるのは1打席1回まで
キャッチャーも制限時間の9秒前までにボックスに入らなければなりません。
(越えた場合は1ボール)
これはピッチャーとのコミュニケーションが求められるキャッチャーにも厳しいルールですね……。
ピッチクロック導入の目的は「試合時間の短縮」です。
スピーディーに試合を運ばせることによって、これまでの長時間の試合に飽きたファンが離れていくことを防ぐMLBのねらいがありそうですね。
2022年の平均試合時間は3時間を越えていました!
ちなみに野球以外のアメリカ「4大スポーツ」である
・アメフト
・バスケ
・アイスホッケー
これらの試合時間は2時間30分程度と言われているので、野球は30分ほど長いことが分かりますね。
試合時間の制限がないのが野球だけ、といったルールの違いによる影響も大きいでしょう。
2022年にマイナーリーグで試験的にピッチクロックが導入され、2021年と比べ平均時間26分縮小したという結果が出ています。
上記の通り野球は他の人気スポーツより30分ほど長いので、その差を埋めるのに効果的な対策と言えそうですね!
実際にMLBの試合で導入されてからどういう成果・事例が出ているかを見ていきましょう。
開幕戦15試合での比較になりますが、
昨年:平均3時間16分
今年:2時間45分
という結果でした!
上記のマイナーリーグでの結果とほとんど同じ、30分近い短縮に成功していますね。
シーズンを通してどれくらい短縮されるか注目です。
公式戦での第一号は鈴木誠也選手の同僚、カブスのストローマン投手(WBCプエルトリコ代表)でした。
※動画の2:48あたり
ちなみに3/30の開幕戦では全体で15件の違反(ピッチャー8件、バッター5件、キャッチャー1件)が出たそうです。
やや否定的なツイートが見られています。
「じっくり見たい」
「ここぞというときに時間をかけることは必要」
などの意見が多い印象。
そんな中で、ヤンキース・コルテス投手はあれこれ工夫している模様。
こういったエンターテイナーがいるのもMLBならではです!
最後にピッチクロックのおさらいをしておきましょう。
ポイントは以下の通りです。
【ピッチャー】
・制限時間を越えた場合1ボール宣告
-ランナーなし:15秒以内
-ランナーあり:20秒以内
-打者が交代するとき:30秒以内
・ランナーがいるときにプレートを外すのは2回まで
【バッター】
・ピッチャーの制限時間8秒前までに構えなければ1ストライク宣告
・タイムをかけてバッターボックスから外れるのは1打席1回まで
【キャッチャー】
・制限時間の9秒前までにボックスに入らなければ1ボール
ルールに対して賛否両論ありますが、これからメジャーリーガーがどのように対応していくかも注目ですね!
限られた時間の中でどのようにかけ引きをしていくか、というところが野球観戦の醍醐味になっていくかも!?
日本ではまだ導入についての発表はありませんが、いずれは取り入れられていくのではないでしょうか。
今後も国内外の動向を追っていきましょう!
この記事が気に入ったら
フォローしてね!