皆さん、音楽はお好きですか?嫌いな人はいないですよね。
映画に欠かせないものといえば音楽。映像に合わせて音楽が流れ始めると、より迫力や臨場感が増し、心も身体も踊りがしてしまいそうになります。
そして、映画を観終わった後に余韻に浸るために流れた音楽のタイトル名を調べダウンロードして、それを聴きながら帰路に着く……。
『家に帰るまでが遠足です。』とはよく言いますが、私はそこまでが映画という作品そのものだと思っています。
今、大ヒット公開中の映画「シング・フォー・ミー、ライル」は今回ご紹介する中の1つ、「グレイテスト・ショーマン」の音楽スタッフたちが携わっています。
それを含めて、魅力あふれるダンスシーンがたっぷりの映画を3つご紹介します!
目次
- 1. 刑務所内で組まれるダンスチーム「スウィング・キッズ」
- 1.1. 異色のダンスチームのメンバー
- 1.2. 緊張感溢れるダンスシーン
- 2. アカペラ青春ミュージカル映画「ピッチ・パーフェクト」
- 2.1. 個性が光るメンバー
- 2.2. 女性チームならではの美しいダンスシーン
- 3. ミュージカルの王様「グレイテスト・ショーマン」
- 3.1. 涙なしでは観られない感動のダンスシーン
- 4. まとめ
刑務所内で組まれるダンスチーム「スウィング・キッズ」
この映画は2018年に韓国で公開されたタップダンスがとても魅力的な映画です。
舞台は朝鮮戦争中の捕虜収容所。
対外的イメージアップの為に、人種や身分の異なった者たちがダンスチームを結成するお話となっています。
「戦争系の映画はちょっと……。」という方にもおすすめできる作品となっています。
現に、私も戦争系の映画は避けがちになってしまうのですがすごく楽しめました。
異色のダンスチームのメンバー
ダンスチームのメンバーは、トラブルメーカーのロ・ギス、リーダーのジャクソン・紅一点のヤン・パンネ、生き別れの妻を探すカン・ビョンサム、栄養失調のシャオパンの5人。
主人公であるロ・ギスのダンスの上手さには圧巻の連続。
後で調べてみると韓国の有名なアイドルのD.O.という方だったようで納得しました。
それにしても本当にタップダンスが上手い。いや、タップダンスだけでなく演技力や表現力といったものにとても長けています。アイドルとは思わせません。
監督も彼にはぞっこんのようで、そんな監督おすすめのダンスシーンはロギスがヤンパンネと一緒にデヴィットボウイの「Modern Love」で踊るシーン。
ぜひ、注目してみてみてください。
緊張感溢れるダンスシーン
タップダンスが題材となっている作品なので、音楽もセリフもなくタップダンスのみで表現を行うシーンが盛り沢山です。
地面の上で砂の擦れる音、体育館でカツカツと鳴り響く心地の良い音で表現される登場人物たちのセリフはとても心に響きます。
はじめに、突然登場してダンスを披露してくれるシャオパンのシーンが、私はとても印象的です。
ふくよかな愛らしいボディを奮って、見た目では想像がつかないほど、情熱的なダンスをみせてくれます。
そしてなんといっても、ラストにチーム全員で踊るダンスシーン。
フラグが立ちまくりの中で魅せるダンスシーンは緊張感や感動で訳のわからない気持ちになります。
無事に踊り終わってくれ!お願い!そう願わずにはいられません。
全てが終わった後に流れる、ジャクソンとロ・ギスの秘密のダンスシーンはセリフも音楽も何もないシーンとなっています。
それでも、感動せずにはいられません。
アカペラ青春ミュージカル映画「ピッチ・パーフェクト」
ピッチパーフェクトとは、シリーズ1〜3まで続く女性アカペラグループの物語です。
大学内で活躍する彼女たちのチーム名はバーデンべラーズ。
新入生のベッカに才能を見出したクロエから入部を勧められ、アカペラの魅力に取り憑かれていきます。
そこにはめちゃくちゃに個性豊かなメンバー達がいて、翻弄されるベッカですが彼女らと共に本気で全国大会優勝を目指していくという青春ミュージカルコメディです。
コメディということもあり、笑いはしっかりかっさらって行きます。オーブリーの見事な噴水には苦笑いがでてしまいました。
個性が光るメンバー
とにかく、驚くのは彼女たちの歌唱力です。
これが実際に女優さんたちが歌っているそうなのでとても驚かされますよね。
主役を演じたアナ・ケンドリックは、小さい頃からブロードウェイで活躍していたそうで、納得の歌唱力です。
愛らしいボディがトレードマークの太っちょエイミーは、ダンスの面でもかなりど迫力。
この役を演じ切ったレベル・ウィルソンは今回で大ブレイクしたそうで、「キャット」や「ワタシが私を見つけるまで」といった数多くの作品でまたもや楽しい雰囲気の役作りに励んでいるそうです。
その他のメンバーたちもかなり個性がギラギラ輝いています。
誰一人として記憶から抜け落ちることがなさそうです。
女性チームならではの美しいダンスシーン
劇中でベッカが行う「Cups(When I’m Gone)」という、カップを使ったシーンはただそれだけなのにとても魅力的です。彼女の歌声とその淡麗な容姿のなせる技ですね。
シリーズ2では「Flashlight」のダンスシーンが印象に残っています。
まず、ダンスの振り付けが非常にキャッチーでリズミカル。手でパチパチとなる音がとても耳に心地の良いです。
このダンスはバーデンべラーズが前年の失敗から立ち直り、再び栄光を取り戻すために挑む世界大会で披露したもので、物語をより一層盛り上げていくシーンとなっています。
ミュージカルの王様「グレイテスト・ショーマン」
最後は、ミュージカル映画の頂点とも言える、「グレイテスト・ショーマン」です。
実在サーカスの創業者であるP.Tバーナムを描いた作品となっています。
差別や偏見を乗り越えながら、大衆を魅了するショーを生み出していく姿を描いたミュージカル映画です。
貧しい家庭に生まれたバーナムは美術品や標本などの珍しい品物を集め、それを見世物として展示するショーを開催。
しかし、変わり者と言われ、バーナム自身も差別の対象となってしまいます。
それからバーナムは社会的地位の高い彼女との出会い、結婚を経て差別や偏見に立ち向かうことを決意。
様々な人種や障がいを持つ人々を出演者として起用し、大衆を魅了するショーを作り出すことに成功します。
そんな彼らが織りなすダンスシーンはもちろん感動的な物ばかりで、涙なしでは観られません。
涙なしでは観られない感動のダンスシーン
バーナムと出演者たちが初めて成功を収めるシーンは、軽快なリズムとステップが印象的で、役者たちの歌唱力とダンススキルが光っています。
主人公のバーナムを演じるヒュー・ジャックマンはX-MENのローガンのイメージがとても強いですよね。毛むくじゃらでムキムキの熊のような男というイメージ。
この作品でもそのパワフルな動きを最大限に活かしたダンスとキレのあるステップがとても魅力的となっています。
その中でも私が一番好きなのはバーナムのサーカス団が、大金持ちのエリンゴールド家に招かれたパーティーの場面で展開される、架空の国「ネバーランド」をテーマにしたダンスシーンです。
幻想的な雰囲気が漂い、アクロバティックなダンスシーンが見どころ。
曲「The Other Side」のリズムに合わせて、軽快なステップでダンスを踊ります。
この曲はバーナムとフィリップ・カーライルの2人がサーカスと舞台の世界をつなぐというテーマが込められた曲で、2人がどのように友情を育んでいくのかを表現。
フィリップは、手すりや壁に身を乗り出して大胆なアクロバットを披露し、バーナムはリズミカルにステップを踏んで応えます。
ふたりの気持ちが通じ合っているのを感じ、とても目頭が熱くなるシーンです。
まとめ
今回ご紹介した映画、みなさんはいくつか観たことがあったでしょうか?
「スウィング・キッズ」「ピッチ・パーフェクト」はNetflix配信中。
「グレイテスト・ショーマン」はディズニープラスで配信中です。
ダンスシーンや音楽シーンというのはいつの時代も私たちの胸を熱くし、高揚させてくれますね。
一番最初にお伝えした通り、「グレイテスト・ショーマン」のスタッフが贈る、最新作の映画を最後にご紹介します。
「シング・フォー・ミー、ライル」は、大泉洋さんが吹き替えを担当するワニのライルが少年と出会い、いつしか歌うことをやめていた歌を通して心を通わせていくストーリーです。
こちらも期待せずにはいられませんね。
ぜひ劇場に足をお運びください!