3月24日と28日に開催されるサッカーキリンチャレンジカップ2023。今回は日本代表に初選出された一人である角田涼太郎選手をご紹介します。プロフィールはもちろん、前回まで選ばれていた選手との比較や日本代表に定着できるのかまで解説していきますね。
目次
- 1. 角田涼太郎選手のプロフィール
- 2. 高校時代から注目選手だった!
- 3. 2022年のプレー集
- 4. 悔しい思いをしたこれまで
- 4.1. 日本代表で同じポジションは誰?
- 5. どんどん活躍してほしい!
角田涼太郎選手のプロフィール
角田涼太郎選手とはどのような選手かわからない方もいると思いますので詳しいプロフィールをご紹介します。
角田涼太郎(つのだりょうたろう)
ニックネーム:ツノ
生年月日:1999年6月27日
身長/体重:185cm/78kg
出身地:埼玉県
経歴:北浦和SSS(さいたま市立与野八幡小学校)-浦和レッズジュニアユース(さいたま市立与野西中学校)-前橋育英高校-筑波大学-横浜F・マリノス
プロになるまでの経過
2017年全国高校選手権優勝、同大会優秀選手
2016年度全国高校選手権準優勝代表歴
2023年〜:日本代表(今回のキリンチャレンジカップ2023は怪我のため辞退)
2021年:U-22日本代表
2019年:U-20日本代表
2018年:日本高校選抜
2018年:U-19日本代表
2017年:U-18日本代表
高校時代から注目選手だった!
今回A代表に初招集されましたが、これまでU世代ではずっと代表に選出されてきた逸材です。それに高校時代に優勝した全国高校選手権では優秀選手に選ばれていることから、日本国内では注目選手だったことは間違いありません。筑波大学時代も5つのチームからオファーが届いていたというから驚きです!
2022年のプレー集
横浜F・マリノスに加入したのは2021年の7月7日。大学4年のときにプロ契約を結んだ形になります。筑波大学の蹴球部は何人ものJ選手を輩出している名門大学のひとつ。三笘薫選手も筑波大学蹴球部出身だ。
高校時代から注目され、アンダー世代の日本代表にも選ばれている角田選手のプロ2年目のプレー集がこちらです。
非常に落ち着いていてロングフィードのうまさ、スルーパスの精度などDFとして欲しい武器がたくさんあります。また高身長であることから、空中戦でもなかなか負けることはないでしょう。左利きという点からも左サイドにボールを展開しやすいので監督としても重宝しやすいですね。
悔しい思いをしたこれまで
経歴をみれば華やかしく見えますが、本人は「悔しい思いをたくさんした」とブログで綴っています。
中学時代は浦和レッズジュニアユースに所属していましたが、試合にも出場できず、ユース昇格にも至りませんでした。結果としてはこれが功を奏し、前橋育英高校へ進学。全国高校選手権での準優勝・優勝そして優秀選手に選ばれるなどの功績を得ました。しかし、高校2年のときの選手権大会では決勝は有名な青森山田高校。スコアは0-5と大敗。のちに彼はブログでこのように書き記しています。
3歳から始めたサッカー人生の中で間違いなく1番と言っていい「屈辱」であった。
穴があったら入りたいとはこのことである。
「高校サッカー選手権準優勝」
文字だけ見ると華やかであるが、決勝戦での惨敗が全てであり、「悔しさ」ばかりが先行する大会となった。
しかし、この大会がそれまで日の目を見なかった自分の人生を変えてくれたことは間違いがなかった。
このように悔しい思いをたくさんしてきたからこそ、そこから這い上がって上へ上へと登りつめいてく。そのような強さが角田選手にはあるように感じますよね。
日本代表で同じポジションは誰?
同じDFであれば日本代表にもたくさんいます。今回選ばれたメンバーはこちら。
板倉滉:ボルシアMG(ドイツ)
町田浩樹:ユニオンサンジロワーズ(ベルギー)
瀬古歩夢:グラスホッパー(スイス)
菅原由勢:AZ(オランダ)
橋岡大樹:シンシトロイデン(ベルギー)
伊藤洋樹:シュツットガルト(ドイツ)
半田陸:ガンバ大阪(日本)
藤井陽也:名古屋グランパス(日本)
バングーナガンデ佳史扶(FC東京)
現在は9人のDFが招集されていますが、その中でも被るポジションは板倉選手、瀬古選手、町田選手でしょう。また、ここ数年の代表選手は海外勢が9割を占めています。
Jリーグで活躍しているとはいえ海外で切磋琢磨しているメンバーからスタメンを獲ることは容易ではありません。Jリーグは歴史が30年とまだ発展途上。海外にチームは歴史も古く外国人は日本人と違って体格も良いですよね。そのような観点からもアピールをどんどんしていく必要があります。
しかし、先ほど書いたように角田選手は中学時代からの苦労人です。どうやったらスタメンがとれるのかをよく理解していることでしょう。
どんどん活躍してほしい!
今年で24歳になる角田涼太郎選手。これまで積み上げてきた技術やメンタル面を武器にして、今回の代表招集を機に一気に代表常連メンバーになってほしいですね!
※今回は怪我のため離脱してしまいました。次回のメンバー選出に期待します!