近年は川崎フロンターレと覇権争いをしている横浜F・マリノス。22年は最後に逃げ切り無事に優勝しました。果たして連覇は可能なのか?展望を見ていきましょう!
目次
- 1. 概要
- 2. 昨年の成績
- 3. 今期の戦力
- 4. 注目選手
- 4.1. 角田選手
- 4.2. 渡辺選手
- 4.3. マルコスジュニオール選手
- 4.4. マリノスをDAZNで応援しよう!
概要
まずはマリノスの基本情報です。
基本情報
・ホームタウン:横浜・横須賀・大和
・リーグ優勝回数:5回
・チームカラー:青赤白(トリコロール)
歴史
歴代2位となる5回のリーグ優勝を誇るJリーグ創設当時から存在するオリジナル10の一つ。リーグカップと天皇杯も獲得しており国内のすべてのタイトルを獲得しています。1972年に創設された日産自動車サッカー部を前身とする形で立ち上げ。1999年に同じ横浜を拠点とする横浜フリューゲルスを吸収し、今の横浜F・マリノスという形になりました。
名門として歴史を築いただけあり、過去には多くの名選手が在籍。アジアの壁と呼ばれた井原選手や日本代表の絶対的な守護神川口選手、日本屈指のレフティー中村俊輔選手、圧倒的な身体能力の久保竜彦選手などが在籍。近年だとロシアワールドカップで活躍した韋駄天の前田大然選手を輩出。監督としても日本代表を率いた岡田監督や元オーストラリア代表監督のアンジェポステコグルー監督など実力者が活躍。
マリノスにとって転機となったのが2014年。マンチェスターシティを運営するシティフットボールグループが日産自動車と「グローバルサッカーパートナーシップ」締結しました。これによりシティの情報網を活用でき、無名ですが、能力の高い外国籍選手や知見を得ることができ、近年の躍進に繋がっています。
特に大きな成果としてはこれまでの堅守を強みとしたサッカーから国内屈指の攻撃力を持つアタッキングフットボールを確立したポステコグルー監督の招聘でしょう。その活躍を認められスコットランドの名門セルティックへ引き抜かれた後も、彼の残したサッカー哲学を引き継いだマスカット監督のもと無事に昨年優勝を遂げています。
昨年の成績
そんなマリノスの展望を見るうえで昨年の成績を確認しておきましょう。
基本データ
順位 1位
勝ち点68(20勝 8分 6敗)
得点:70 失点:35
チームのスタイル
マリノスといえばアタッキングフットボール。攻守の切り替えが激しく、インテンシティの高いサッカーが魅力。サイドバックが中盤に入るポジショニングや両ウイングの個人能力の高さ、選手が後退してもゲームの質が落ちない層の厚さがポイントです。
シーズン70点はリーグトップ。一方で22年の違いはこれまで攻撃力の代償として弱点になっていた守備力が向上しており、こちらもリーグトップタイの35失点。攻守のバランスが取れたチームになったのが2022年の優勝の要因と言えるでしょう。
今期の戦力
では今期に関してはどうでしょうか?気になるのが昨年堅守を支えたGKの高丘選手とリーグMVPの岩田選手の移籍です。マリノスの攻撃的なサッカーを実現するうえで重要なのがボールを支配し、試合を支配すること。そのためマリノスのGKに求められるのはかなりの高水準。セービングはもちろんのこと、足元の技術が求められプレッシャーを受けても確実にマイボールとしてつなぐことや、ハイラインの裏のスペースを処理することが求められます。これを完璧にこなした高丘選手の移籍は大きなマイナス。
同様にハイラインを支え、本職はサイドバックながらCB、時にはボランチも務めるポリバレントな能力を発揮した岩田選手の移籍も激痛。ケガも少なく、最後の最後まで粘り強く戦える岩田選手は精神的にも大きい存在です。
守備陣だけでなく、攻撃面でも仲川選手、レオセアラ選手が退団。彼らは先発で出ることこそ少なかったですが、中々点が取れないタイミングで流れを変えるジョーカーとして非常に大きな影響力を持っていました。彼らの穴を埋めつつ着実に強化しているライバルに差をつけられるかが連覇への大きなポイントに。
注目選手
そんなマリノスの連覇に向けてポイントとなるのはどんな選手でしょう?今季注目の選手をご紹介。
角田選手
誕生日:1999/06/27
ポジション:DF
センターバック、サイドバックを対応できる期待の若手。ケガがちな畠中選手、マリノスのサッカーに適応中の新加入エドゥアルド選手とDFラインが不安定な中、昨シーズンの守備を支えた選手。対人能力に優れるだけでなく、鋭い縦パスを出し攻撃にも貢献できる近代的なCBです。
渡辺選手
誕生日:1998/10/18
ポジション:MF
これまでは途中出場やカップ戦がメインでしたが、22年からはレギュラーとして出場機会をつかみます。豊富な運動量と狭いスペースでもゲームを作れる能力は魅力。今期、渡辺選手がさらに成長しアシストや得点など試合を決める働きができればマリノスの連覇も近づくことでしょう。
マルコスジュニオール選手
誕生日:1993/01/19
ポジション:MF
19年の優勝時には仲川選手とともに得点王を獲得したトリコロールの10番。守備ブロックを無力化するラストパス、自ら決めに行ける攻撃力、さらには献身的な守備で後ろを支えることができます。22年シーズンはケガで出遅れている間に新加入の西村選手がブレイク。出場機会が激減しました。ACLもあるタイトなスケジュールの中、マルコス選手の復活が一つのカギ。
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