3月場所は、横綱不在の1大関でスタートしました。今場所の取り組みの結果次第では横綱昇進が見えてくる貴景勝。ですが、初日から黒星を喫し、良いスタートが切れませんでした。現在、6日目まで終え、3勝3敗。横綱昇進は厳しい状態。そこで今回は、貴景勝が横綱昇進できる条件と6日目までの取り組み結果を見ていきます。
目次
- 1. 3月場所
- 2. 貴景勝の横綱昇進条件
- 2.1. 貴景勝3月場所休場
- 3. まとめ
3月場所
3月場所は、12日にエディオンアリーナ大阪で初日を迎えました。貴景勝の三月場所は、横綱不在で最高位。綱取りに向けてアピールする大事な場所です。初場所で優勝した勢いを活かして、3月場所で良い結果を残せれば令和初の日本人横綱を見えてきます。貴景勝は、横綱昇進の期待を背負い3月場所の土俵でどんな取り組みを見せてくれるか楽しみです。
初日vs翔猿
初日は、ここ最近勝てていない翔猿。立ち合いで良い当たりを見せ押し込むも、翔猿が素早く横に回りはたき込まれて、負けてしまいました。貴景勝は、はたき込みで敗戦。翔猿相手に3連敗してしまい、幸先の良いスタートを切ることができませんでした。
2日目vs玉鷲
横綱昇進に向けて負けられない2日目は、ベテランの玉鷲との対戦。この日の貴景勝は、立ち合いから強い押し相撲を見せ、玉鷲に何もさせないまま押し出して勝利。貴景勝が押し出しで勝利し、なんとか連敗は免れました。
3日目vs正代
1勝1敗で迎える3日目は、元大関の正代。負けられない戦いが続く貴景勝は、立ち合いから低く当たり持ち味の押し相撲で相手を押し上げ、正代は、何もできないまま土俵の外に押し出されてしまいました。押し出しで貴景勝が勝利。ですが、取り組み後に足を引きずって歩いていました。もしかしたら、この取り組みで怪我をしてしまったかもしれません。今後の取り組みに影響が出ないことを願っています。
4日目vs阿炎
4日目の対戦相手の阿炎は、通算成績で負け越している苦手な相手です。立ち合い、低い姿勢で押しに行こうとするも、阿炎が上手くかわし、はたき込み。貴景勝は、土俵内に踏ん張ることができず、外に出てしまい黒星。貴景勝は、はたき込みで、負けてしまい2勝2敗。痛めた足の影響もあるかもしれませんが、ここから勝ち星を増やしてなんとか踏ん張って欲しいです。
5日目vs竜電
何としても連敗を避けたい貴景勝の5日目は、平幕の竜電。立ち合いから、貴景勝のペースで取り組みを進め、竜電は何もできないまま土俵の外に押し出されてしまいました。貴景勝が押し出しで勝利。なんとか連敗を逃れました。3勝2敗でギリギリ勝ち星が先行しているものの、油断できない状況が続きます。ここから、なんとか踏ん張って勝ち星を増やして欲しいです。
6日目vs御嶽海
連勝を狙いたい貴景勝は、元大関の平幕御嶽海と対戦。序盤、貴景勝が低い姿勢から得意の押し相撲で御嶽海を圧倒。一時、御嶽海が倒れそうになるも、そこから立て直し御嶽海のペースに持ち込まれ、最後は土俵の外に押し出され3敗目。貴景勝は、押し出しで敗北。横綱昇進はかなり厳しくなりました。歴代で3敗してから横綱昇進を果たした力士は3人だけです。4敗した力士で昇進できた事はありません。ここからは、負けが許されない取り組みが続きます。
貴景勝の横綱昇進条件
大相撲で横綱に昇進できる条件は、大関で2場所連続優勝かそれに近い成績を残す事です。2場所連続優勝するとかなりの確率で昇進できます。貴景勝は、初場所で優勝しており、今場所で優勝すると横綱昇進が濃厚です。ですが、6日目を終えた時点で3勝3敗。かなり厳しい成績ですが、ここから最終日まで勝ち続ける事で優勝できる可能性があります。
貴景勝3月場所休場
3月18日に貴景勝は、3月場所の休場を発表。休場したことにより、貴景勝の横綱昇進は無くなりました。横綱・大関不在の春場所は昭和以降では初。貴景勝は、3日目に左膝を痛め、テーピングを巻くなどして相撲に取り組んでいましたが、半月板損傷と診断され身体が限界を迎えた為、休場を決意。今場所での横綱昇進は無くなりましたが、まだ昇進のチャンスが巡ってくると思います。そのチャンスが来た時に、貴景勝の強さを活かした相撲で、横綱昇進を掴み取って欲しいです。
まとめ
今場所、怪我で休場したことにより、横綱昇進が白紙になってしまった貴景勝。貴景勝は、横綱に上がる為に、どんな状況からでも勝ち切る練習をしてきました。ですが、今場所は初日から黒星スタート。そして、3日目に膝を怪我してしまい、その後悪化。半月板損傷の診断を受け休場してしまいました。今回は、貴景勝の小さい頃からの夢である横綱昇進は叶いませんでしたが、まだチャンスは残されています。しっかりと怪我を治し、完全復活した状態で夏場所を迎え、貴景勝の強さを活かした取り組みで横綱昇進を目指してほしいです。これから貴景勝がどんな相撲で横綱昇進を果たすのか、楽しみにしながら観戦していこうと思います。