「恋人に言いたいことが言えない」「恋人に強い言い方をしてしまう」
そんなことはありませんか?筆者も言いたいことが言えないタイプです。でも、恋人同士なら言いたいことを言い合える関係になりたいですよね。
そんな人必見!お悩みを解決する「アサーション」というテクニックをご紹介します!
目次
- 1. アサーションってどんなテクニック?
- 1.1. アサーションを使って話すとどうなるの?
- 1.2. アサーションは相手の話を聴くのも大切です!
- 1.3. アサーションでは自己表現の方法が3つある
- 2. アサーティブな話し方をするにはどうしたらいい?
- 2.1. 「私は〜」を主語にして自己表現する
- 2.2. 恋人に肯定的な言葉をかけよう
- 2.3. DESC法を使って話し合おう
- 3. アサーションを使って言いたいことを言い合える関係になろう
アサーションってどんなテクニック?
では、アサーションとはなんでしょうか?アサーションは人間関係やコミュニケーションを円滑にするテクニックです。恋愛はもちろん、仕事や友人など他の人間関係でも使えます。ぜひ、読んで参考にしてくださいね。
アサーションを使って話すとどうなるの?
アサーションを使えば、自分も相手も大切にした自己表現が可能です。アサーションは自分だけでなく相手の主張も受け入れるので、相手を思いやった話し方ができます。自分の意見だけ主張する人より、相手の主張を聞いて話す人のほうが、話す相手は大切にされていると思いますよね。
アサーションは相手のことも尊重するので、相手を思い通りに動かすというテクニックではありません。勘違いしないようにしましょう。
アサーションは相手の話を聴くのも大切です!
アサーションは話し方だけでなく、相手の話を聴くということが大切です。自分ばかり話していると、相手を尊重できません。相手の話を聴き相手の気持ちや考え、欲求を理解し受け止めてあげることが大切です。相手に「自分の話を聞いてくれている」と思ってもらえるよう、相手の話を聴くようにしましょう。
なかには、「相手の話を聴くなら相手の言うことをきかなきゃいけない」と思う人もいると思います。ですが、相手の話を聴くことと同意することは別です。アサーションでは相手を尊重することが大切ですが、同じくらい自分のことも尊重することが大切。相手の言うことが納得できなければ、話を聴いた後に「あなたは〜と思うんだね。でも、私は〜だと思う」と伝えましょう。あなたにも話を聴いてもらい、受け止めてもらう権利があります。
アサーションでは自己表現の方法が3つある
アサーションでは自己表現の方法が3つに分かれています。
・自己表現が苦手な非主張タイプ
・相手の気持ちを考えるのが苦手な攻撃タイプ
・自分も相手も大切にするアサーティブタイプ
恋人とうまく話せない人は、非主張タイプと攻撃タイプのどちらかでしょう。
非主張タイプは相手との衝突を避けたいため、「私が〜」と主張することが苦手です。一方、攻撃タイプは「あなたが〜」と表現し相手を責めるので、思いやった話し方ができません。
非主張タイプの人は不満を自分の中にためこむので、ある日不満が爆発して別れを切り出してしまうことがあります。攻撃タイプは相手への配慮が足りないため、相手に不満がたまっていることに気づきません。そのため、いきなり別れを切り出されてショックを受けるでしょう。
そのようなことを避けるためにも、アサーションタイプになることが大切です。自分がどちらのタイプか考えてみてくださいね。
アサーティブな話し方をするにはどうしたらいい?
アサーションの考え方はわかっても、実際にどう話せばいいかわからないですよね。ここでは、アサーティブな話し方をするにはどうしたらいいか説明します!
「私は〜」を主語にして自己表現する
話すときに「私は〜」を主語にして自己表現するようにしましょう。
非主張タイプは自分主張が苦手なため、「私」という主語で話すことが苦手です。攻撃タイプは自己主張ができるけど攻撃してしまうので、「あなた」から始まる話し方が多いでしょう。「私が」を主語にすることで非主張タイプは自己主張でき、攻撃タイプは攻撃を避けた話し方ができます。
相手に話すときは「私は〜だけど、あなたはどう思っている?」と自己主張をしつつ、相手の意見を聞いてみてくださいね。
恋人に肯定的な言葉をかけよう
肯定的な言葉をかけることも大切です。アサーティブな話し方をするカップルは日常で肯定的な言葉を多くかけることがわかっています。また、肯定的な言葉をかけるカップルの方が長続きするという研究結果も出ているのです。
「ありがとう」「お疲れさま」「大丈夫?」「ゆっくり休んでね」など感謝やねぎらいの言葉を日頃からかけるようにしましょう。
なかには、「まずは否定的な言葉を減らした方がいいんじゃない?と」思う方もいると思います。ですが、否定的な言葉を減らすより、肯定的な言葉を増やした方が恋人は気付きやすいのです。恋人がその事実に気付けば、恋人の態度も変わってきます。恋人に肯定的な言葉をかけて、いい関係に変えていきましょう。
DESC法を使って話し合おう
時には恋人と話し合うこともあります。でも、非主張対応は自分の意見を言えないし、攻撃タイプはだんだんとヒートアップしちゃいますよね。そんなときはDESC法を使って話すようにしましょう。DESC法を使えば、自分の気持ちを伝えられつつ相手の話を聴くことができます。DESC法は次のような手順で話すことが大切です。
現状を客観的に伝える(Describe)→自分の主観的な気持ちを伝える(Express)→妥協案や解決案を提案(Specify)→選択する(Choose)
事前にこの手順で話す内容を考えて伝えるようにしてください。
ただし、相手にも断る権利があるのは忘れないようにしましょう。相手が妥協案や解決案を断ってもいいのです。その場合は、相手の主張も踏まえてから再度DESC法で話し、おたがいの妥協案を見つけるようにしましょう。
アサーションを使って言いたいことを言い合える関係になろう
アサーションを使えば、自分の主張もしつつ相手の主張も受け入れられるので、おたがい言いたいことを言い合える関係になれます。言いたいことが言い合える関係は、恋人が長く付き合い続ける上でも大切なことですよね。今回、お話ししたことを参考にして、恋人とうまく話せるよう頑張ってみてください!