現在はプレビュー版として公開されている、マイクロソフト「Bing」のチャット機能。これまでAI機能を使うには「順番待ちリスト」に登録する必要がある状態でしたが、現在は待ち時間がほぼなくなっているという報告が登場しています。
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GPT-4搭載「Bing」チャット機能の順番待ちがほぼゼロに
マイクロソフトの検索エンジン「Bing」のAIチャットは、AIに質問を送ると、インターネット上の情報から回答を出してくれるサービスです。マイクロソフトは先日、このチャットにOpenAIの最新の大規模言語モデル「GPT-4」を搭載していることを明かし、再び話題となりました。
このBingのチャット機能を使うには、順番待ちリストに登録する必要があります。しかしテックメディア「Windows Central」によれば、現在新しいBingにサインアップしようとすると、すぐにロックが解除されるとのこと。
これについて大手メディア「The Verge」も複数のマイクロソフトアカウントでテストしたところ、電子メールによる確認ですぐにアクセスが許可されたそうです。
新しいBingへのアクセスを試したい場合は、bing.com/newにアクセスして「待ち行列に参加」ボタンを押し、Microsoftアカウントでサインインしてください。すぐにアクセスできるようになるはずです。
筆者の環境でも、すでに2つのマイクロソフトアカウントで、Bingのチャット機能にアクセスできるようになっています。
実質的には一般公開ともいえるような大盤振る舞いですが、これについて「順番待ちを完全に削除したのか、それともバグなのか」と「The Verge」がマイクロソフトに問い合わせたところ、以下のような返答が返ってきたとのこと。
このプレビュー期間中、我々は様々なテストを実施しており、一部のユーザーには新しいBingへのアクセスが加速されるかもしれません。引き続きプレビュー期間中ですので、Bing.comでサインアップしてください
明言はしていませんが、回答を見る限り今回の変更は意図的なもののようです。ただし、まだプレビュー期間であることは変わらず、一般公開ではないことは明らかにしています。
なお、この順番待ちリストの仕様変更は、同社がBingのチャット機能をGPT-4で稼働させていたことを明かした翌日に行われました。「The Verge」は、マイクロソフトがイベント開催などのタイミングで解除を行っていることがあると指摘しており、今回のものも一時的におこなわれた可能性もあります。
いつまでこの順番待ちのスキップが行われるのかは不明ですが、早く使いたい方はこのチャンスに登録しておくのも手でしょう。順番待ちリストへの登録はこちら。