J1リーグも4試合が終わり、無敗を守り続けているアルビレックス新潟。好調なチームの攻撃を支えている選手が伊藤涼太郎選手です。現在2ゴール2アシストとチームの得点を演出する中心選手として活躍。そんな伊藤涼太郎選手の今季の活躍ぶりとこれまでの実績を紹介していきます。
目次
- 1. 伊藤涼太郎選手のプロフィール
- 1.1. 高校時代
- 1.2. 浦和レッズ入団
- 1.3. 複数クラブを転々
- 1.4. アルビレックス新潟移籍
- 2. 伊藤涼太郎選手の特徴
- 2.1. 守備への意識
- 3. まとめ
伊藤涼太郎選手のプロフィール
伊藤涼太郎選手は、1998年2月6日生まれの現在25歳。現在は、アルビレックス新潟に在籍しており、ポジションは、MFとFW。作陽高校から浦和レッズに入団。その後期限付き移籍などでチームを渡り歩くも思ったような成績を残せませんでした。昨シーズンからアルビレックス新潟に移籍。J2のリーグ戦全試合出場しチームのJ1昇格に貢献しました。
高校時代
中学生時代は、セレッソ大阪U-15に所属していたがU-18に昇格できず、岡山県の名門、作陽高校に入学。高校3年間で自分に足りない技術を鍛え直し、レベルアップ。高校三年生時には、浦和レッズの練習に参加。練習試合に出場し、1ゴール1アシストの活躍。その後、スカウトから獲得オファーを受け、浦和レッズに入団しました。
浦和レッズ入団
2016年に浦和レッズに入団。開幕戦でベンチ入りを果たすと、第9節に途中交代で出場し、プロデビュー。ですが、その後は、激しいポジション争いで試合に出場できないまま、シーズン終了。翌年は、移籍した選手も加わり、更にポジション争いが激しくなり、試合に出場することはほとんどありませんでした。カップ戦でようやくスタメン出場を果たすも、途中交代。
上手く結果を残すことができず、シーズン後半には、水戸ホーリーホックに期限付き移籍をしました。
複数クラブを転々
2017年9月に水戸ホーリーホックに育成型期限移籍で加入。この年は、6試合だけの出場に留まるが、2年目は出場した試合で結果を残し、34試合に出場し、チーム2位の9得点を記録。2019年からは、大分トリニータに移籍。リーグ戦の出場は4試合と出場数が減少。その後、2020年から再び浦和レッズに復帰。なかなか出場機会に恵まれず、2021年には2度目の育成型期限付き移籍で水戸ホーリーホックに加入。20試合で4得点をマークするなど存在感を示し、シーズンを終えました。
アルビレックス新潟移籍
伊藤涼太郎選手は、2022年に完全移籍でアルビレックス新潟に加入。シーズン経過していくと共に戦術に馴染み、力を発揮し、スタメンに定着。シーズンを通して、結果を出し続け、プロキャリアで初のシーズン全試合に出場。9ゴール11アシストの記録を残し、チームのJ1昇格に貢献。今シーズンは、開幕からスタメンを勝ち取り、4試合を終えて2ゴールを挙げる活躍を見せており、今後どんな活躍を見せてくれるか楽しみです。
伊藤涼太郎選手の特徴
伊藤涼太郎選手は、足元の技術と正確なシュート力が魅力な選手です。隙があれば前を向きドリブルで相手選手を置き去り、強烈なシュートで得点を奪えるなど多彩な攻撃を披露し、チームの得点に貢献。伊藤涼太郎選手は、昨シーズンJ2で戦っていながら常にJ1でも自分のスタイルが通用するか考えながらプレーしていたそうです。一つ一つのプレーがJ1でも通用するのか問いかけながらプレーした結果、チームの中心選手に成長。今や、チームに欠かせない存在。今シーズン、序盤の4試合は良いスタートを切れましたが、今後必ずJ1の壁に当たる日が来ると思います。その時に、伊藤涼太郎選手がどんなプレーでチームを引っ張っていけるのか、真価が問われるシーズンです。
守備への意識
伊藤涼太郎選手は、水戸ホーリーホックへの移籍時に守備への意識が変わったそうです。今までは、あまり守備に関与せずに自分の受けたい場所でボールを要求するスタイルでした。このスタイルでは、今後通用しないと思い、積極的に守備に加わり、相手選手に激しいプレスを仕掛けたり、ボール奪取し前に繋いでいくなど、大きくプレースタイルを変更。今までの、ボールを要求するスタイルからボールを奪い味方に繋ぎ、そこから自分の欲しいスペースに走り込むという、献身的なサッカーをするようになりました。その結果、プレースタイルの幅が広がり、試合で活躍できる技術やメンタルを手に入れ、今シーズンの躍進に繋がっています。
まとめ
高校時代に突出した才能でプロ入りを果たしたもののなかなか芽が出ずに苦しんでいた伊藤涼太郎選手。結果が出ずに移籍を繰り返しているうちにこのままではキャリアを続けられないと思い、気持ちを入れ替え、練習や試合に貪欲に取り組むようになりました。その結果、今はチームに欠かせない選手へと成長。日本代表候補選手としてメディアに取り上げられる選手になりました。ここからの、活躍次第では日本の中心選手になり得るポテンシャルを持っています。これから伊藤涼太郎選手がJ1リーグでどんな活躍を見せてくれるか楽しみです。