ドコモ回線を利用している格安SIMは多数存在します。そのため、繋がるエリアは同じであることがほとんどです。しかし「通信速度」にはバラツキがあるとされています。
そこで、ドコモ回線を利用している人気格安SIMの中から「IIJmio」「OCNモバイルONE」「NUROモバイル」「日本通信」「yuモバイル」の通信速度を徹底比較してみます。
*Category:
「IIJmio」「OCNモバイルONE」「NUROモバイル」「日本通信」「yuモバイル」の通信速度を検証
同じドコモ回線を利用している格安SIMの中で、通信が安定しているのはどこなのでしょうか?
今回の検証では「10時台」「12時台」「15時台」「18時台」のインターネットの速度を比較してみます。また、ドコモが運営しているahamoとも比較をしてみて、MNOとMVNOの通信品質にどのような違いがあるのかも確認してみましょう。
検証環境
- 検証は平日に実施しています。
- 端末はPixel7Proを使用しています。
- 回線の種類は4G回線を使用しています。
- 測定アプリは「Speedtest」を使用しています。
- 検証場所は関東です。
- NUROモバイルはNEOプランで検証しています。
※今回の検証はあくまでも一例です。場所や時間により、結果が大きく異なる場合があります。
10時台のインターネット速度
画像の左からahamo、OCNモバイルONE、NUROモバイルです。
画像の左から日本通信、IIJmio、yuモバイルです。
10時台であれば各通信会社、安定した速度が出ています。これくらいの速度が出ていれば、ストレスなく使用できるでしょう。
12時台のインターネット速度
回線が最も混み合う平日の12時台だと、各社バラツキが出てきます。OCNモバイルONEは午前中と変わらず高速ですが、NUROモバイルはかなり通信速度を落としています。
また日本通信、IIJmioも大幅に通信速度を落とす結果となりました。yuモバイルは、高速通信ができているように見えますが「応答速度」を表すPing値が99と高めになっています。(一般的に40~60が普通といわれています)
OCNモバイルONEとIIJmioの通信速度を比較したところ、同じ時間帯において、OCNモバイルONEの速度がIIJmioの約200倍という結果になりました。
15時台のインターネット速度
ピークが終わると、NUROモバイルの通信速度も復活し、ahamo同等の速度が出ています。また、OCNモバイルONEも安定した速度が出ています。
ダウンロードが1Mbps前後と低速だった日本通信、IIJmioも回復しています。
たった数時間でここまで通信速度が変わることに驚きです。
18時台のインターネット速度
OCNモバイルONEとNUROモバイルは、帰宅ラッシュである18時台でも比較的安定して通信ができているようです。
IIJmioは、通信が速いときと遅いときの差が激しい印象があります。
ただ、帰宅ラッシュ時は昼間のような1Mbps前後の低速にはならないようです。
検証結果
同じドコモ回線を利用している格安SIMでも、通信速度にバラツキがあることが分かりました。
今回の検証では、OCNモバイルONEの通信が最も安定し快適に使えるという結果になりました。一方、日本通信やIIJmioは1Mbps前後に通信速度が低下することがあり、安定した通信とはいえませんでした。そのため、格安SIMで快適な通信をしたい方はOCNモバイルONEがオススメです。
YouTubeチャンネル「カオナシガジェット」では通信速度の検証や、通信会社のお得なキャンペーンを解説しています。お得にかつ快適に通信会社を契約したいと思っている方は是非チャンネル登録をよろしくお願いします。