多くのiPhoneに顔認証システムのFace IDを採用しているAppleですが、Touch IDを再導入することを視野に入れ、画面下指紋センサー技術の開発を続けているとの新たな噂が浮上しています。
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Apple初の「全画面iPhone」に画面下Touch ID搭載の噂
2017年に「iPhone X」でFace IDがデビューして以来、SEシリーズ以外でTouch ID搭載を搭載したiPhoneは登場していません。これまでのリークでは、Appleが生体認証としてFace IDを推進しているとされてきました。
しかし、テックメディア「MacRumors」は、Appleが2013年以降、下Touch ID技術の開発に取り組んでいると指摘。実際Appleはここ数年間で、いくつかの関連する特許を取得しています。
今週Appleは、短波長赤外線技術と光学的イメージシステムを組み合わせたディスプレイ下Touch IDに関する特許を取得しました。「MacRumors」によれば、このシステムでは指紋以外にも、静脈パターン、血中酸素濃度、脈拍、手袋などの有無も判断できる可能性があるそうです。
Touch IDの復活について、著名アナリストのミンチー・クオ氏は以前、Appleが2023年後半に「画面下指紋認証スキャナーを搭載したiPhone」を少なくとも1機種発売すると予測していました。しかしその後、クオ氏はリークを撤回し、Appleが2023年または2024年に画面下Touch IDを搭載したiPhoneモデルを発売する可能性は低いと述べています。
ただし韓国のリーカー「yeux1122」氏の今回のリークによれば、業界関係者は現在、Appleが2~3年後に画面下Touch IDをデビューさせると考えているとのこと。これが正しければ、遅れはしているものの、AppleがまだTouch ID復活を計画しているということになります。
なお、ディスプレイ業界に詳しいロス・ヤング氏は、早ければ2026年のiPhoneに画面下Face IDが搭載されるとしていました。
Under panel Face ID is now expected to be pushed at least a year to 2025 or later due to sensor issues.
— Ross Young (@DSCCRoss) March 9, 2023
「MacRumors」は、これらのリークの時期が被っていることから、初の全画面iPhoneに画面下Touch IDが搭載される可能性もあることを示唆しています。Touch IDの復活はまだ確実ではありませんが、復活した場合には大幅な進化も期待できそうです。